私の公約に「最期まで自分らしく過ごせる佐倉市」を掲げていますので、昨年の敬老会出席者から
「自分が病気になったら判断が出来なくなる前に自分の意思を家族にも医師にも伝えておきたいが、どうしたらいいか?」と質問を頂きました。
「今は、将来の治療方針を患者・家族と話し合う「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」と呼ばれる取り組みが始まっていて、事前指示書
というものを用意している医療機関もある事をお伝えしました。
厚生労働省が2013年に実施した意識調査では、判断ができなくなる場合に備え治療方針を
書面に残すことに賛成した割合は約7割。しかし実際に「家族と詳しく話し合っている」のは2.8%と、
家族との共有は、まだまだ進んでいない状況です。
千葉県医師会では、「私のリビングウィル」として
○自分自身がある状態になった時に、受けたいあるいは受けたくない治療や処 置等
判断能力の回復が見込めない状態になっても本人の価値 観を尊重した医療やケアを実施するために、
事前意思表明書を作成しています。
元気な時に自分らしい最期を迎えるための意思表示をすることについて考えることは、
結果として、いつまでも自分らしく生きることを考えることに繋がりますので、一度お目通し頂き、
ご家族と考えを共有してみて下さい。
北海道の夕張市の医療再建に取り組んだ医師の村上智彦先生は、 普段は遠く離れたところに住んでいて、
年老いた親の面倒は一切看ないし、「忙しい」と言ってろくに見舞いにも来なかったくせに、
いよいよ容体が危うくなった段階で突然出てきて、「聞いていない!」「説明しろ!」
「しかるべき医療機関に移して出来るだけの医療を!」などと大声で騒ぎ立てる「自称親思い」の人のことを
「カリフォルニアの親戚」と定義しています。
私が中学生の頃、祖母の胃がん手術と抗がん剤治療について、親戚達の意見が様々であった状況を 今でもはっきりと覚えています。
そうならないためにも、そして自分の意思をはっきりとさせておくことは、一番身近な家族を守ることになると思います。
千葉県医師会HPに「私のリビングウィル」http://www.chiba.med.or.jp/personnel/nursing/download/mylivingwill_h28.pdf
と千葉県医師会作成「私のリビングウィル」の記載ガイドライン http://www.chiba.med.or.jp/personnel/nursing/download/mylivingwill_guide_h28.pdf
が掲載されていますので、是非一度ご覧ください。