中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

最新精神栄養学 うつを食事で改善する!?

2012年09月18日 | 情報
9月5日に掲載した「うつに追い討ちをかける食事、心の防波堤になる食事」の続編です。
NHKの9月12日(水)「あさいち」で放映されました。
うつ病になると、不足しがちになると判明した栄養素が紹介されました。
特にビタミンB群の一つである「葉酸」に注目とのことでした。

以下、NHKのHPよりの転載です。
最新精神栄養学 うつを食事で改善する!?
専門家ゲスト:功刀浩さん(国立精神・神経医療研究センター神経研究所 疾病研究第三部 部長)、
今泉博文さん(国立精神・神経医療研究センター病院 栄養管理室長)

日本人の20人にひとりがかかるといわれる「うつ病」。
これまでの治療の主流は「薬と休養」でしたが、今、新たな治療法として「食事」が注目されています。
今回は、食事療法により、症状が改善した現場をリポート、
うつになると不足しがちな栄養素や、予防に効果的と考えられる食事法など、最新の精神栄養学に基づいた、
うつを改善する食事の力をご紹介しました。
今回紹介した、うつ病に対する「食事療法」は、血液検査などの結果に基づき、薬も併用しながら、
専門の医師の判断によって行われるものです。
※医療機関で治療中の方は、くれぐれも勝手に薬の服用を中断したりしないで下さい。

●VTR中に紹介された、うつ予防に効果的と考えられる「ネバネバ食」
内容は、納豆、オクラ(電子レンジで45~50秒加熱)、山芋です。
ご飯とともに食べると、食後の血糖値の上がり具合をゆるやかにする効果があります。
ネバネバ食を実験した場所
徳島大学 医学部栄養学科
徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 教授 武田英二さん
同学部 助教 奥村仙示さん・・・「ネバネバ食」開発責任者
住所:徳島県徳島市蔵本町3丁目18-15
ホームページ:http://www.tokushima-u.ac.jp/med/faculty/introduction/dietetics/

●うつに関係の深い栄養素
うつ病になると、不足しがちになると判明した栄養素です。

<ビタミン・ミネラル類>
・ビタミンB1、B2、B6、B12
・葉酸
・鉄
・亜鉛
<脂肪酸類>
・ドコサヘキサエン酸(DHA)
・エイコサペンタエン酸(EPA)
<アミノ酸類>
・トリプトファン
・メチオニン
・フェニルアラニン
・チロシン

●VTRでご紹介した医療機関
VTR中の有泉さん・林さんが治療を受けた医療機関
国立精神・神経医療研究センター病院
(主治医:精神科外来医長 吉田寿美子さん 栄養指導:栄養管理室長 今泉博文さん)
住所:東京都小平市小川東町4-1-1 
電話:042-346-2190(予約センター)
ホームページ:http://www.ncnp.go.jp/hospital/index.html
※予約時に、医師の指名はできません。

VTR中で、女性たちが受けた栄養学の検査
今回の栄養学の検査は、文部科学省の脳科学研究戦略推進プログラムの一環で、功刀さんが主導して行っているものです。
うつ病の治療と予防に役立つ栄養素の研究のために行われています。
研究にご協力したいと思われる方は、以下のメールアドレスまで、お問い合わせ下さい。
(検査を受ける際は、小平市の現地に赴く必要があります)
メールアドレス:eiyo@ncnp.go.jp
国立精神・神経医療研究センター神経研究所 疾病研究第三部
住所:東京都小平市小川東町4-1-1

●著書
<功刀浩さん>
・『精神疾患の脳科学講義』(金剛出版)

【武田英二さんの著書】
・『脳からストレスを消す食事』(ちくま新書)

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