中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

統合失調症の新薬候補発見(続編)

2021年04月19日 | 情報

前回のブログのタイトルを(参考)「統合失調症の新薬候補発見」としました。
以下、小職のブログ名をなぜ、「メンタルヘルス対策」ではなく、
「中小企業のうつ病対策」としているのと関連していますので説明します。

まず、厚生労働省の「℮-ヘルスネット」によると、「メンタルヘルス」とは、
「精神面における健康のこと。」と定義されています。

さらに、補足説明では、「日本語では精神(的)健康、心(こころ)の健康と称されることが多い。
精神疾患からの回復だけではなく、社会・職場・家庭等の環境に適応できているか、
いきいきと仕事ができているかといったポジティブな部分も含めた意味合いで使われることが少なくない。」
とあります。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-086.html

また、同じく厚生労働省の「みんなのメンタルヘルス」では、主な病名だけでも
依存症、うつ病、強迫性障害、摂食障害、双極性障害(躁うつ病)、てんかん、統合失調症、
認知症、パーソナリティー障害、発達障害、パニック障害・不安障害、PTSDが表記されています。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/index.html

ところが、精神科専門医、精神医学の専門家、弁護士等、専門家の皆さんの「メンタルヘルス対策」を
拝聴して、または拝読していると、しばらく経ってから気が付くことがあります。
それは、殆どの専門家が語るのは、「うつ病」のことであり、結果「うつ病対策」を説明しているのですね。

当然に、それぞれの疾病の症状や治療方法は、異なります。
ですから、通常ですと「メンタルヘルス対策」といえば、上述の全ての疾病について説明しなければなりません。

このようなことから、小職のブログでは、「メンタルヘルス対策」ではなく、
あえて「うつ病対策」と趣旨を明確にしています。
従って、前日のブログのタイトル「統合失調症の新薬候補発見」を(参考)としたのです。

このことは、従来より説明させていただいているのですが、今回、再び確認させていただきました。

皆様も、「メンタルヘルス対策」と「うつ病対策」とを意識的に区分して、取り組まれるようにしてください。

 

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