熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

コロナウイルス危機、ネットショッピングに頼るしかない

2020年04月14日 | 政治・経済・社会
   時事が、”「小売店崩壊」に危機感 人手不足、感染リスクも 従業員、心身に負担・新型コロナ”と言う記事を配信した。
   スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの小売店は社会インフラとして営業を続けている。人手不足による過重労働に加え、感染リスクにもさらされる従業員は、心身の負担に耐えながら勤務している。専門家は「このままでは小売店崩壊につながる。生活を支える従業員を守らないといけない」と訴える。と言うのである。
  
   政府の要請で、恣意的に多くの経済活動を休止状態に追い込んでいるのだから、ボトルネックとなったスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの小売店に、一気に、シワ寄せが行くのは必然であろう。
   コロナに感染してICUに入って「生きるか死ぬか」だったと言うボリス・ジョンソン首相のイギリスは勿論、死者2万人を超えたイタリアを筆頭にしてヨーロッパも、そして、最悪のアメリカも、長いロックアウトにも拘わらず、未だに、終息の気配さえ見通せない。
   こんな状態で、押っ取り刀をやっと振り上げた日本であるから、この先、どうなるのか、不安が極に達するのは、当然であろう。

   一方では、コロナウイルス震源地の中国で、瀋陽市内のおかゆ専門店が「米国の感染状況を熱烈に祝う。日本での感染が順調に長続きしますように」との赤い横断幕を店頭に掲げた。日本に対しては「小日本」という蔑称を使った。と言う信じられないような記事を、大々的に写真を掲げて地元紙が報じたというから、世の中は恐ろしい。
   尤も、メディ情報に振り回される危険もあろうが、とにかく、テレビも新聞もインターネットも、コロナ、コロナで、嫌でも影響されてしまうのも仕方なかろう。
   そう思って、気を引き締めて、無理に、哲学や歴史など堅い本を引っ張り出して読んでいる。

   ところで、この2ヶ月くらい、スーパーもコンビニも殆ど行かないのだが、たまに行くと、結構混んでいて、日頃と変らない。
   しかし、不要不急の外出が大半であるから、外出することはなく、庭周りのガーデニングか近所の散歩くらいで済ませている。
   仕方ない外出は、新年度の役員引き継ぎ業務があるので、自治会館へ何度か出かけること。

   ホームセンターに行きたいのだが、それも諦めて、ネットショッピングに切り替えた。
   毎年、トマトのプランター栽培をしているので、少なくとも、トマト苗と培養土くらいは、新しく調達しなければならない。
   これまで、機材関係は十分にあるので買う必要はなく、薬品や肥料などは、ネットで調達しているので、その延長である。

   さて、トマト苗は、いつものように、タキイへ、インターネットでオーダーを入れた。
   培養土だが、行きつけのホームセンターでは、結構安くて選択肢が多いのだが、インターネットでは探しづらいうえに、結構高い。
   ホームセンター系統の通販を当たったが、価格は店舗販売並みだが、送料関係費が非常に高くて使用に耐えない。
   結局、直売なら、2000円以上の買い物ならば、送料無料となるアマゾンを使うことにした。
   品質の差もあろうが、ホームセンターの価格より2~3倍はするのだが、それ程値が張る商品でもないので、よしとした。
   楽天も送料無料にしているので、この方が安かったかも知れないが、同時に、鹿沼土やじょうろなども購入するので、アマゾンのように1店舗で買えるのとは違って、商品によっては店舗が分かれると送料が嵩むので止めたのである。

   また、娘夫婦もテレワークと車通勤で、殆ど、店に立ち寄ることも少なくなったので、我々の買い物は、近くのスーパーかコンビニなど行動範囲は限られてしまい、ほかの必要な買い物は、殆ど、ネットショッピングに切り替えてしまった。
   これで買えないものも結構あるのだが、当分諦めて、時期が来たら、リアル・ショッピングに切り替える以外に、仕方がないと思っている。

   これは、私だけの経験かも知れないが、このコロナウイルス騒ぎで、今まで店で買っていたものまで、ネットショッピングへと傾斜傾向が定着してしまうと、益々、リアル店舗の凋落トレンドが加速してしまうのではないかと危惧している。
   これらは、一寸した小売りビジネスの転換の一例だが、今回のコロナウイルスの危機を契機に、多くの産業が、雪崩を打ってビジネスモデルの大変革に迫られることは、間違いないと思っている。
   厳しいが、これも、歴史の必然であるトインビーが説いた「挑戦と応戦」、
   これを突破して、競争に打ち勝って前進する以外に生きる道はない。
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