熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

遅まきながら花木に薬剤散布

2024年04月15日 | ガーデニング
  わが庭の花木は、暖かさに呼応するように、一気に芽吹き始め、蕾も膨らみ始めた。
   まだ、病虫害の兆候が現われていないので、サボっていたのだが、重い腰を上げて、薬剤散布を行った。
   以前は、冬の寒い時期に、硫黄合剤を2度散布して、病虫害が出てくれば、ピンポイントで薬品を散布すると言うことで乗り切ってきたのだが、去年から普通の薬剤散布に切り替えた。

   今回も、昨年3月に倣って、住友のベニカを主体に、殺虫剤と殺菌剤の混用を意図して、GFオルトランとGFベントレートに展着剤ダインを加えてタンクで混合して、5ℓの溶剤を作って散布を始めた。
   硫黄合剤に時のように、散布後の葉に白っぽい跡が残らないところが良い。
   歳の所為もあって小忠実に薬剤散布が出来ないので、バラも椿も同じ薬剤を使っていて、その後、バラにはバラ用の薬剤を使ってフォローしているのである。
   タンクを使って、何度か庭全体に薬剤散布を続けていたが、木にもそれぞれ個性があるし、病虫害も木によって違ってくるので、何種類かのスプレイ式の薬剤を用意する方が便利なのである。

   薬剤散布で大変なのは、バラ。
   もう30年も前になるが、イギリスから帰ったときには、千葉の庭には花木がまだ少なくて、広い空間があったので、京成バラ園に行って、苗木を買ったり勉強したりして、バラの栽培を始めた。ガイドブック通りに丹念に育てたので、見事なバラの花が咲いた。
   気を良くして、その後、イングリッシュローズにも興味を持って栽培を始めて、フレンチローズにも手を広げるなど、珍しいバラも含めて、ドンドン広がっていった。
   しかし、バラ栽培にも慣れてくると、病虫害の処理など億劫になり始めて、少しずつレージーになって、1本枯れ2本枯れ、ドンドン消えて行ってしまった。
   このブログの「わが庭の歳時記」で、以前の記事では、咲き続けるバラの写真が掲載されていて、懐かしい限りである。

   それに比べて、並行して栽培を始めた椿の方は、至って手間暇のかからない花木で、バラのような華やかさや豪華さはないが、手を広げて行くと、結構奥が深くて楽しませてくれる。
   特に注意しなければならない病虫害は、チャドクガで、気付かなければ、一気に葉が落ちてしまうが、初期段階で薬剤散布すれば、間単に駆除出来る。
   私のような熱心ではない似非ガーディナーにとっては格好の花木なのである。

   さあ、これから、初夏、そして、梅雨にかけて、一気に木々が萌える。
   病虫害との闘いが始まるのだが、緑が一番美しく輝き、椿が翌春の花芽をつける。
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