熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

イングリッシュ・ブレックファスト

2024年04月04日 | 海外生活と旅
   今朝、久しぶりに、家族でロイヤルホストに出かけて朝食を取った。
   出張や旅行など外出するときには、朝食をレストランや気の利いた喫茶店などで取っていたが、最近では殆どそんな機会はなかった。

   とにかく、ファミレスなので、朝食メニューは結構揃っていて、その中に、イングリッシュ・ブレックファストがあったので、懐かしくなってこれをオーダーした。
   もう随分時間が経ったので記憶は薄れているのだが、ロンドンに5年間住んでいて、それに、その後何回もイギリスに行っているので、あっちこっちで、イングリッシュ・ブレックファストにはお世話になっている。

   外国旅行をしていると、大概のホテルは、比較的シンプルなコンチネンタル・ブレックファストで、似たり寄ったりなのだが、イングリッシュ・ブレックファストは、全く違っていて、桁違いに多種多様でボリュームがあるのである。
   私など、朝食後精力的に動き回っていたので、適当なレストランを見つけてゆっくりと昼食を取ることがままならなかったし、とにかく、米国流のファストフードなら別だが、ヨーロッパでは真面なレストランに入れば短時間で済むわけがないので、どこで昼食を取っても良いようにしておく必要があり、そんなこともあって、イギリスでは、タップリとしたイングリッシュ・ブレックファストを重宝していた。
   イギリスの色々なところで色々なイングリッシュ・ブレックファストを経験していたが、このブログの「欧州紀行(文化三昧ミラノ・ロンドン旅)」の「28 イングリッシュ・ブレックファスト」で、私の所属していたジェントルマン・クラブRACの例を紹介しているので、少し引用しながら説明してみたい。
   自分のクラブなので、宮殿のような建物のRACをロンドンでの定宿にしていたので、存分に典型的なブレックファストを賞味してきたということであろうか。

   朝起きて、メンバーズ・ダイニングに行く(当然スーツ着用)と、ウエイトレスがおもむろに席に案内してくれ、私は、バーカウンターにあるFTやTHE TIMESを持ち込み、席に座る。オーダーを取りに来るので、多少メインは変わるが、何時も迷わず、フル・ブレックファストをオーダーする。
   メニューには、イングリッシュ・ブレックファスト等と野暮な表示はなく、THE CLUBHOUSE BREAKFASTである。
   CONTINENNTAL BREAKFASTに次のものが追加される。
   まず、第一は、私の何時も注文するもので、
   たまご2個(ポーチ、フライ、スクランブルか、ボイル何れか)、アイルシャーのベイコン、カンバーランドのソーセイジ、ブラックプディング、ロースト・トマト、グリル・きのこ、そして、刻んだキャベツとジャガイモと肉の炒め物(Bubble and Squeak)である。
   他の選択として、マン島のニシンの燻製、スモークサーモン、フィンナンのタラ、ブルックランドの朝食オムレツ、或いは、メイプル・シロップのパンケーキ、と言ったところ。
   私は、魚料理を注文することもあるが、大体新鮮ではなく塩辛いので、やめることが多い。
   それに、ジュースとブラックかホワイトのトースト、それに、コーヒー。このトーストは、3角形で薄く焼け焦げ状態で、たっぷり、バターとジャムを塗って食べると頂けるが、豊かなフランスパンとは大分違う。
   安いか高いか、これが、12.5ポンド、約2.500円であった。
   口絵写真は、その時サーブされた最初の皿である。

   さて、ロイヤルホストのイングリッシュ・ブレックファストのプレートは、下記の写真の通り。
   イングリッシュブレックファスト English breakfast
   1,230円(税込1,353円)
   フライエッグにグリルトマト、ベーコン、ベイクドビーンズ、ソーセージを盛り合わせた英国スタイルのモーニングプレートです。と言うことである。
   イングリッシュ・ティの場合もそうで、日本でサーブされているイギリスものは、実際とはかなり違うのだが、
   まあ、日本だから、こんな所であろうかと思いながら、懐かしく頂いた。
   
コメント
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