熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭の歳時記~春の草花の球根を植える

2011年12月16日 | わが庭の歳時記
   秋植え球根を10月くらいから植えるのが普通のようだが、私は、大体、年末が押し詰まった頃にならないと腰が上がらない。
   年賀状の場合にも、クリスマス前後のぎりぎりになってしまうので、元旦に届いているのかどうか心もとないけれど、元々、なまくらな性分なのである。

   ところで、球根だが、正月前後に植え付けても、少し遅れるかも知れないが、シーズンになれば、間違いなしに咲く。
   園芸店の球根も、大半、売れ残りなので、元気はなく、芽が出ていたりするのだが、尤も、発芽しないものもたまにはあるけれど、半額になっていたりするので、コストパーフォーマンスはそれ程変わらない。

   昨年は、フリージャなど色々な球根を植えたが、今年は、チューリップとヒヤシンスとユリに絞った。
   チューリップは、庭への直植えとプランターと両方に分けたが、ヒヤシンスとユリは、鉢植えにした。
   庭の土が盛り上がって、古い球根が発芽し始めているのだが、いつも、メクラ滅法空間のあるところを掘って、新しい球根を植えて来たので、どこに古い球根があるのか分からないし、それに、スコップで、折角出た芽や球根を切ってしまうことが多いので、春先になってから、鉢の苗を移植しようと思っている。
   尤も、庭の球根は、生育が十分ではないので、必ずしも、まともな綺麗な花が咲く訳ではないが、私のように、綺麗なガーデンを作る心算がなくて、庭植えの椿などの花木や牡丹や芍薬と言った、まずまず手入れが不十分でも咲いてくれる花々とが醸し出す、春の雰囲気が味わえればよいので、不恰好にでも庭のあっちこっちに草花が咲いておれば良いのである。
   
   ユリは、まず、今春咲いた鉢をそのままにしてあったので、鉢を空けて、球根が出来ておれば、新しい鉢に植え替えるのであるが、比較的、植え替えて花が咲きそうな球根は少ない。
   アマリリスは、ほっておいても、毎年、律儀に咲き続けているのだが、大体、どんな草花も、咲き切らせてしまうので、自然な球根の肥培は難しいようであり、何年か待たなければならない。
   オランダのチューリップ畑を見れば良く分かるが、花が咲くと数日で花弁をすべて切り落として、その後時間をかけて球根を育てて出荷するので、畑一面に極彩色の絨毯のように広がるチューリップ畑を見ることが出来るのは、ほんの数日、一瞬の間だけである。
   観光客は、キューケンホフの花公園に集まっているのだが、一寸離れた周りには、一面にチューリップやヒヤシンスなどの球根畑が広がっていて、最盛期のこの光景の素晴らしさは格別であるのだが、いつ行っても、誰も居らず私一人で、涼風に吹かれて楽しんでいた。
   あの頃、随分、写真を撮ったのだが、ネガは、大きな収納箱の中に眠っているので、探すのが大変で、見られないのが残念である。

   園芸店では、newと言う文字が、チューリップの球根袋に書かれているのがあるのだが、今でも、どんどん、オランダなどで新種が作出されているのであろう。
   キューケンホフに行くと、新種の花が展示されていて、それを見るのが楽しみであったが、トルコ原産の小さな花が、いつの間にか、多種多様に、豪華になっているのだが、まさに、チューリップは悪魔の花で、人類史上最初のインフレーションの引き金を引いたのであるから、どこまでも魅力的なのである。

   さて、庭の花木も、春の準備を始めている。
   椿などは、秋から咲いているのだが、やはり春の木で、3月頃から最盛期を迎える多くの花は、たわわに蕾を付けていて、先が色づき始めたものもある。
   梅の木は、葉が殆ど散って、蕾が肥大し始めている。
   牡丹は、花芽がはっきりと色づいて大分大きくなって来ている。
   牡丹は非常に育て易いのだが、問題は、バラである。
   まだ、イングリッシュローズやフロリパンダなどが咲いているのだが、これを最後に切り花を終えて、来月には、剪定に入ろうと思う。
   昨夏、次女に孫が生まれたので、長女の孫の時のように、歩く前にバラをすべて切れと言う命令が下りるので、庭植えは、来春が最後の見納めと言うことになるのだが、フェンスなどのつるバラをどうディフェンドしようかと思っている。
   

   
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