新宿御苑は、今は、新緑が萌えて一番美しい季節。
花らしい花は、サツキ一色だが、フランス庭園のバラ園だけは、色とりどりのバラが咲き乱れていて実に華やかである。
やや、盛りを過ぎたかなあと思える感じなのだが、まだ、咲き始めたばかりの綺麗なバラもあって、見ごたえがある。
尤も、バラの名前をチェックした訳ではないのだが、お馴染みの古いバラが多くて、最近のイングリッシュローズやフレントローズは、なさそうである。
この口絵写真は、バラ園越しに新宿の高層ビル群を遠望したものだが、都会の真ん中に、このような広い緑地があることは、非常に、環境上良いことで、土曜日でもあったので、殆どは都内の人たちだと思うのだが、沢山の人々が、広大な芝生の上で、思い思いに場所を占めて、涼風に吹かれながら、穏やかな午後のひと時を憩っていた。
外人客も結構覆いのだが、欧米なら、もう少し裸に近い軽装で憩っている筈なのだが、ここは、入場料を取っての公園であるし、日本なので勝手が違うのであろう。
とにかく、イギリス庭園の広大な芝生の広場は、非常に綺麗に手入れされた上質な芝生で敷き詰められていて、直に寝そべっても非常に気持ちが良いのであろう。
いずれにしても、入場者の大半は、芝生の上で憩っている人たちで、池の周りの新緑を愛でたり、苑内の散策を楽しむ人は少なく、人の群れているのは、バラ園の周りくらいである。
私は、アメリカの大学院の同窓会を兼ねたグローバルフォーラムに参加していて、午前中のフォーラムの後、晩餐会まで時間が空いたので、久しぶりに、新宿を訪れたのである。
時間が十分にあったので、緑陰の椅子に居を占めて、本を読むことにした。
アメリカ国家情報会議のレポート「2030年世界はこう変わる GROBAL TRENDS 2030」で非常に簡潔で面白く、丁度、フォーラムのトピックスとも関係があり、世界各地から同窓生が集まって来ているので、意見を聞いてみようと思いながら読んでいた。
私は、この新宿御苑と雰囲気が良く似たロンドン郊外のキューガーデンの傍に住んでいて、多忙な合間の休日などに時間が空くと、ここで、花の写真を撮ったり、本を持ち込んで読んでいたのだが、緑陰での徒然なるままの読書は、また、別な趣があって、中々、楽しい時間つぶしなのである。
キューガーデンは、世界最高の学術的な目的を持った博物的植物園なので、新宿御苑ほど、整備されていないので美しくはないのだが、野性的な雰囲気があって、池畔などには、色々な種類の野鳥が沢山棲息していたり渡って来ており、また、土手道すれすれに滔々と流れていくテムズ川を見ていると、イギリスと日本の自然に対する違いを感じて、興味深かったのを覚えている。
京都の古寺の庭園など、非常に美しく、この新宿御苑の日本庭園なども、その延長線上で良く手入れされていて非常に美しいのだが、イギリス時代に、あったこっちの公園を訪れたが、イギリスの公式な庭園は、規模が桁違いに大きくて、吃驚する。
しかし、やはり、自然を愛してその自然をそのままの姿で最も美しく愛でようとする日本と、ギリシャローマ風のやや崩れた歴史的な自然風景を擬古的に作り出そうと、自然を力ずくで抑え込んで作り上げたイングリッシュ庭園とは、趣が違っていて、その国民性の差が面白い。
さて、新宿御苑のバラ園だが、二つの並んだ方形の花壇に、びっしりと色とりどりのバラが植えられていて、周りを廻りながら、バラを鑑賞する。
バラ花壇の両側に、プラタナス並木が続いていて、今、新緑に萌えて美しい。
秋には黄色に色づいて落葉し、厳しい冬を迎えるのだが、その前に、また、バラ花壇は、秋バラが咲き乱れて極彩色の世界を展開する。
今日のバラ花壇のスナップショットをいくらか紹介しておきたい。
花らしい花は、サツキ一色だが、フランス庭園のバラ園だけは、色とりどりのバラが咲き乱れていて実に華やかである。
やや、盛りを過ぎたかなあと思える感じなのだが、まだ、咲き始めたばかりの綺麗なバラもあって、見ごたえがある。
尤も、バラの名前をチェックした訳ではないのだが、お馴染みの古いバラが多くて、最近のイングリッシュローズやフレントローズは、なさそうである。
この口絵写真は、バラ園越しに新宿の高層ビル群を遠望したものだが、都会の真ん中に、このような広い緑地があることは、非常に、環境上良いことで、土曜日でもあったので、殆どは都内の人たちだと思うのだが、沢山の人々が、広大な芝生の上で、思い思いに場所を占めて、涼風に吹かれながら、穏やかな午後のひと時を憩っていた。
外人客も結構覆いのだが、欧米なら、もう少し裸に近い軽装で憩っている筈なのだが、ここは、入場料を取っての公園であるし、日本なので勝手が違うのであろう。
とにかく、イギリス庭園の広大な芝生の広場は、非常に綺麗に手入れされた上質な芝生で敷き詰められていて、直に寝そべっても非常に気持ちが良いのであろう。
いずれにしても、入場者の大半は、芝生の上で憩っている人たちで、池の周りの新緑を愛でたり、苑内の散策を楽しむ人は少なく、人の群れているのは、バラ園の周りくらいである。
私は、アメリカの大学院の同窓会を兼ねたグローバルフォーラムに参加していて、午前中のフォーラムの後、晩餐会まで時間が空いたので、久しぶりに、新宿を訪れたのである。
時間が十分にあったので、緑陰の椅子に居を占めて、本を読むことにした。
アメリカ国家情報会議のレポート「2030年世界はこう変わる GROBAL TRENDS 2030」で非常に簡潔で面白く、丁度、フォーラムのトピックスとも関係があり、世界各地から同窓生が集まって来ているので、意見を聞いてみようと思いながら読んでいた。
私は、この新宿御苑と雰囲気が良く似たロンドン郊外のキューガーデンの傍に住んでいて、多忙な合間の休日などに時間が空くと、ここで、花の写真を撮ったり、本を持ち込んで読んでいたのだが、緑陰での徒然なるままの読書は、また、別な趣があって、中々、楽しい時間つぶしなのである。
キューガーデンは、世界最高の学術的な目的を持った博物的植物園なので、新宿御苑ほど、整備されていないので美しくはないのだが、野性的な雰囲気があって、池畔などには、色々な種類の野鳥が沢山棲息していたり渡って来ており、また、土手道すれすれに滔々と流れていくテムズ川を見ていると、イギリスと日本の自然に対する違いを感じて、興味深かったのを覚えている。
京都の古寺の庭園など、非常に美しく、この新宿御苑の日本庭園なども、その延長線上で良く手入れされていて非常に美しいのだが、イギリス時代に、あったこっちの公園を訪れたが、イギリスの公式な庭園は、規模が桁違いに大きくて、吃驚する。
しかし、やはり、自然を愛してその自然をそのままの姿で最も美しく愛でようとする日本と、ギリシャローマ風のやや崩れた歴史的な自然風景を擬古的に作り出そうと、自然を力ずくで抑え込んで作り上げたイングリッシュ庭園とは、趣が違っていて、その国民性の差が面白い。
さて、新宿御苑のバラ園だが、二つの並んだ方形の花壇に、びっしりと色とりどりのバラが植えられていて、周りを廻りながら、バラを鑑賞する。
バラ花壇の両側に、プラタナス並木が続いていて、今、新緑に萌えて美しい。
秋には黄色に色づいて落葉し、厳しい冬を迎えるのだが、その前に、また、バラ花壇は、秋バラが咲き乱れて極彩色の世界を展開する。
今日のバラ花壇のスナップショットをいくらか紹介しておきたい。