「ぐうたら ・フォト日記」

「ぐうたら」を生活信条とする、ぐうたらなフォト日記です。時々『写真の無い・フォト日記』にもなります。

ひたすらウォーカー

2006年06月02日 | フォト日記
右上の写真は寅さんの後姿ではなく、小泉八雲の後姿です。松江と言うと小泉八雲か宍道湖の夕日が有名らしいのですが、僕はさしたる目的も無く来てしまったので、言われて初めて「あ!、そうか?、では小泉八雲と宍道湖の夕日を見よう!」と単純に思ってしまいました。

インターネットを調べると、松江城、小泉八雲記念館、武家屋敷の3館共通券というのが900円で効率よく回れそうです。夕日は撮影ポイントのガイドがあって「6月2日の19時18分にどこどこの場所が一番良い!」と書いてありました。
午前中松江城周辺を歩き、午後は一畑電車で出雲大社へ行き、JRの出雲市駅から乃木という駅で降りると夕日の時刻に間に合いそうです。

と言う訳で、すべての時間を確かめ、朝食もばっちり食べて、松江城に向かいました。(ただ一つの欠点は朝寝坊)途中バス停がいくつかあって、松江ウォーカーと言う言葉が目に付きました。

「そう言えば、一日乗車券があったな・・・?」、見るとそれが松江ウォーカーで400円と書いてあります。おまけに行くところをすべて網羅しています。(バスで回るほうが楽だな・・・)と言う思いがよぎったのですが、もう歩き始めたので「えい、歩ったってすぐだ!」と「ひたすらウォーカー」を決め込みました。

お堀沿いに歩いて行くとまず武家屋敷があります。時計を見ると10時20分くらいになっていました。「3館は無理かな・・・」と言うことで、ここだけの券を買いました。まあ昔の武家屋敷です。次に小泉八雲記念館に行ったのですが、どう言う訳か僕は小泉八雲の生家(?)と勘違いしていたらしく、小泉八雲旧居に入ってしまいました。(自分でもこの辺の思考関係が良く分かりません、ただ入り口に間違えないようにと、何やらごちゃごちゃ書いてありました)

またまた若年性アルツハイマーの兆候が出てしまったようです。しかしこの旧居の庭がすばらしかったのです。縁側に座り込んで説明のアナウンスを何回も聞き、フィルム1本を瞬く間に撮ってしまいました。あとで説明を読むと、「規模こそ小さいが高い評価を得ている庭である」と書いてありました。僕の審美眼は間違っていなかったのです。アルツハイマーと芸術家の嗅覚は紙一重なのでしょう(と思っておこう!)

僕はラフカディオ・ハーンという本名は知っていても、小泉八雲についてほとんど知らないことに気付きました。そこで新版「日本の面影」という文庫本を買って読むことにしたのですが、果たして読みきれるかな・・・。
この後、出雲そばの昼食、温泉駅まで歩き、またまた「足湯」につかり休憩、一畑電車で出雲大社(神社より、昔の大社駅が保存されていてこれが素晴らしかった。)

JR出雲市駅で50分待ちの間に銀行、夕日はあきらめ松江駅で明日の切符を買い夕食(カツライス¥750)、夕日に未練があったので宍道湖方向に逆行して歩いて行ったのですが、曇り空なので、松江大橋を渡り、お菓子屋でお土産(小さなものを幾つか)を買いホテルに戻りました。「疲れた~!」絶対、「松江ウォーカー」をお勧めします!

松江駅に着いたらまず買ってしまえば良いのですね!? 、でも「ひたすらウォーカー」のおかげで松江周辺の土地勘が付きました。次のクラス会ツアーは松江にするかな・・・?
コメント (1)
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