旅は始まっていました。

スペイン出発まではまだ２日あります。でも仕事は今日で一段落させようと最後の追い込みです。（と言ってもあまり仕事は無いのですが・・・？）

昼飯を食べようと、事務所の二人と港近くのレストランに行く事にしたのですが、何やら雲行きが変です。湿った風が吹いてきたので、遠出は止めて近くのファミレスに入りました。

ロールキャベツとコロッケの「今日のランチ」を食べ、外に出ると案の定雨が降っています。ひどくならないうちに帰ろうと早足で道路を渡り、雨を避けて市役所のロビーを通りながら行くと、「クラッシックな感じだな・・・？」と友達が言いました。

なるほど僕が子供の頃に出来た建物です。雨に降られて歩く薄暗いロビーは、何となくノスタルジックな感じがして、「旅してる見たいだな！」と思いました。

事務所に帰ると電話があって、前の仕事に変更が出たようです。電話で話すのももどかしいので、出かけてゆくことにしました。電車で３つです。
ところが駅に行くと何やら人だかりがして、駅員が大きな声で喋っています。
川崎駅で人身事故があってＪＲ根岸線はストップしていました。

「ありゃー！」、仕方無しに振り替え切符で地下鉄に乗り横浜駅で地下を延々と歩き乗り換え、２０分もあれば着くところを４０分掛かってしまいました。長い道中です。

打ち合わせが終わると電車は動いていたので、その足で実家の兄に旅行の日程と連絡先を知らせに行き、ついでに蕎麦をご馳走になり、さあ帰って仕事をしようと駅に向うと、何やら見た顔が前から歩いてきます。

小学校から一緒のクラスだったＫ嬢（もう嬢では無いな・・・ゴメン！？）、久しぶりなのでお茶を飲みながら四方山話（英語ではChat！）時間は６時半になっていました。

と言う訳で、あっちへ行ったり、こっちへ来たり、もう旅は始まっているかのようです。

コンパでした！

夏休みももう終わりですが、今日は英会話クラスのコンパでした。先生も御一緒して年齢差５０歳（？）、ギャルからシニアまで１０人が集まりました。
場所は若者の町、渋谷駅の交番前に集まり道玄坂上の居酒屋へと、ぞろぞろと繰り出しました。

基本的に先生との会話は英語です。僕は久しぶりの英語なので、どうも調子が出ません。（久しぶりでなければ出るのか・・・？）これではイカンと、居酒屋では先生の前に座って、なるべくしゃべるようにしたのですが・・・、これ以上は書かないほうが良いかな！？

遅れてきた高校生のＫ君が、お土産に下駄を持ってきました。先生は早速履き始めます。もともとサンダル履きだったのです。
ひとしきり下駄を中心に盛り上がりました！

このあとも、四方山話（英語でなんていうの・・・？、chat！）に花が咲き、わいわいがやがやと席替え２回、３時間あまりが瞬く間に過ぎました。その様子は写真からご推察ください。

かくして楽しかったコンパも終わり、下駄履きの先生と道玄坂を下り、駅前広場の一本締めで閉会となりました。

幹事のＯ君ご苦労様でした！
皆さん、今後ともよろしくお願いいたします。

花火その後！

先週鶴見川で撮ったカラーネガを、ＣＤＲＯＭ化してＣＲＴで眺めていると、花火写真の難しさが良く分かりました。

打ち上げ花火と言うものは見ていると、大体同じ高さで同じような位置に上がるのです。それを１０秒間くらい露光して何発か一つの画面に収めると同じところに色々な色の花火が重なるため、白色に近い色になってしまいます。

それを防ぐためには、シャッターを開けたまま黒い紙でレンズをふさぎ、画面を若干ずらして露光しなければ、画面いっぱいにばらついた花火を撮ることが出来ません。

花火写真は職人の世界なのです。

と言うわけで職人の世界にチャレンジしてみました。ただしデジタル化した職人の世界です！

３年前の僕

９月のスペイン行きの下調べをしていて、ふと以前書いていたフォト日記を読み返してみました。１０年前から一週間に一度くらい書いていたのですが、サーバーが一杯になって、２００４年からの分しか残っていません。

２００４年の今日は何をやっていたのだろうと見返してみると、仕事の愚痴と物忘れ、身体の不調・・・、いまも何ら変わっていないような気がします。
川口のマンションの測定が始まった年です。３年前なのですがもうずいぶん昔の事に思えます。

でも思えば今回のスペイン行きもこの仕事の延長に過ぎないのです。何がきっかけで、人生が変わってゆくか分かりませんね？

１０年ぶりのスペインです。学会での発表は一緒に行く人のせいで（？）無くなってしまったのですが、一生懸命やってこようと思います。（何をやってくるのだろう？）

花火は難し！？

今日は久しぶりに写真家としての仕事です。
芝居のチラシ用に花火の写真が欲しいという依頼なのですが、例によってギャラは「一杯おごるから！」と言う友達仕事です、でも、「チケット一枚よりは良いか！？」と言うことで、昨日から準備を始めました。

花火は難しいのです。普段撮るスナップは「機材はなるべく軽く！」と言う基本方針で撮っているのですが、花火となると三脚とレリーズ（シャッターを開放で使う道具）が必要になります。

三脚はある程度実用に耐えるものがあるのですが、もう２０年くらい使った事がありません。カメラも一眼レフはこのところ殆ど使っていません。（それでも写真家か！？）

昔の完全マニュアルの信頼できる機材があればそれを使うのですが、これも１０年以上使っていません。だいたいカラーフィルムで撮るのも、去年同じ劇団の集合写真を撮ったのが１０年ぶりくらいでした。

「はて、どうするか・・・？」、と考えながらホームページを見ると、花火モードがある手ぶれ防止機能つきのデジカメが出ています。「これ良いじゃん！」
でもそんなの使うのなら、「ホームページの写真を適当に集めて合成すれば出来ちゃうじゃん！」と言う現代日本の常識とも思える発想（？）に行き着き、結局は伝統的アナログ手法に頼ることにしました。

昨日はミノルタのα-SweetⅡという、このブログでも以前紹介したカメラを使うつもりで準備をしました。レリーズはその前に使っていたα7700用の専用レリーズ（￥４５００もした！？）がそのまま使えました。（と言うことはデジタルのαシリーズでも使えるのかな？）
でも撮りかけのモノクロフィルムが入っていて、シャッターが本当に切れているか確認できません。音で判断するする限り正常に動作しているのですが・・・、しかし、万が一？

と言うことを考え、今日になって予備機としてα7700（これは２０年前のカメラ？）を使う事にして、電池を買ってきました。「動くかな・・・？」と思ってスイッチを入れてみるとちゃんと動作します。シャッターも開放で動作している事が確認できました。（でも使い方を忘れていました！）

それではと、結局こっちを使う事にして、７時近くになって鶴見川の花火大会に出かけて行きました。道を１回間違え、会場近くに着いて場所を探し、三脚をセットして時計を見ると開始１分前、すぐに花火が始まりました。

とりあえず１本撮って、フィルムを交換したのですが、闇の中なのでうまく出来ません。懐中電灯は持っていても、久しぶりに使ったカメラで、しかも殆ど使った事のない三脚に固定したカメラのフィルム交換は、花火を撮るよりも難しい事が分かりました。

何よりも目が見えないのは非常なハンディキャップです。結局３本目のフィルム交換の途中で花火大会はフィナーレを迎えてしまいました。（チクショウ！）

「こりゃもう一度行かないと駄目だな！」と言うのが今日の結論です。（「部屋を暗くしてリハーサルをやるさ！」）

頭で基本的なことは分かっているつもりでも、身体が動かなくなる事が分かったのは収穫です！（ポジティブ思考だな！）

暑いゾウ！

毎日気温が４０度を超えたというニュースが流れています。僕はなるべく外に出ない方が良いと思い、夏休みにしたのですが、お客さんからのリクエストが多く、何だかんだ仕事に出ていました。

横浜の野毛山動物園でキリンの赤ちゃんが生まれたと聞いていたので、久しぶりに動物の写真でも撮りに行こうかと思っていたのですが、この暑さでは動物も表に出ていないかも知れませんね！？

それにしても英語ブログの反応がないな・・・？

大久野島

８月１５日、お盆で終戦記念日です。テレビでは特集で戦争の悲惨さを訴える反面、軍隊の保有の是非を問う討論会をやっています。

表でドカンドカン音がするので覗いて見ると花火が上がっていました。「終戦記念日に花火大会は無いだろう？」と思いながら写真を探していると、上の写真が出てきました。何故か気になる写真で２・３日前から探していたのです。

大久野島（おおくのしま）という瀬戸内海に浮かぶ小さな島で、もう１５年ほど前に撮った写真です。広島での仕事の帰りに思いついて立ち寄ったのですが、毒ガス工場の跡が国民休暇村になっていて、野生化したウサギがあちこちに居ました。

テレビの中で声高に軍隊保有を訴える人を見ていると、この船着場の風景が出征兵士を送る風景のように思えてきます。

時代の流れとはこんなものなのでしょうか？、僕は戦争を知らない世代ですが、親は空襲をくぐり抜けて来た世代です。人間はもっと自分の目で戦争の歴史を知るべきだと思います。

プレ夏休み！

世の中は昨日から本格的な夏休みなのですが、僕は今日休んだだけで、明日も仕事に行かなければなりません。

そこで仕事が済めば次からは休めるのですが、果たしてどうなる事か・・・、と言うことで、今日は来るべき夏休みに備え（？）写真の整理です。

写真家としての活動を再開しようと、古い写真を探しているのですが、目的の写真は見つかりません。整理が悪いのです。

でも、忘れていた写真に出会う事もあります。上の写真は２０年以上前に、山口県は徳山市の動物園で撮った真夏の白クマです。こんな絵に描いたような（？）写真も撮っていました。
それにしても暑いですね！

真夏の夜の夢！

久しぶりにロシア語クラスでご一緒した人達との会食の日です。
何故か神楽坂のトルコ料理店で、「ベリーダンスを見ながら餅のように伸びるアイスを食べましょう！」と言う楽しそうな誘いなので、万難を排し昨日から気を入れて（？）準備しました。

ところが、今日になって夏休み前の駆け込みの仕事が終わらず、午後３時を過ぎても見通しが立ちません。
「ああ～今日はもう無理かな・・・！」と、一旦は諦めかけたのですが、「なにくそ！、べリーダンスを見に行くぞ！」と、驚異の追い上げの結果、６時に仕事を終わらせ、１０分遅れで「ソフラ」と言うトルコ料理店に駆け込みました。

もう一人来るはずだった早大生は都合で来られず、Ｓ先生、Ｉさんと３人、両手に花状態での会食です。もう１年以上ロシア語のクラスには行っていないのですが、今の上級クラスはまじめな人が多く、横の繋がりがないのだそうです。
と言うことで、昔のクラスで机を並べた僕たちにお誘いが掛かったのですが、僕はどういう人間と思われてるのでしょうか？

店内は満員状態です、久しぶりにワールドワイドな話題で盛り上がり、いよいよベリーダンスが始まりました。結構目まぐるしくターンをするので、正面で写真を撮ろうとすると、お尻ばかりが写ってしまいます。
そのうちに、お客さんが引っ張り出され、一緒に踊る趣向になってきました。「ありゃ、こんな事は計算外だな・・・」と、なるべく目立たないように（と言っても写真をバチバチ撮っているのは僕だけ？）していたのですが、４人目くらいに捕まってしまいました。

昔スペインのグラナダでフラメンコに付き合わされたことがあるのですが、その時は「ドジョウすくい」のリズムがぴったりでした。（これはウケました！）
今回もその線で行こうと思ったのですが、足腰に不安（情けない！）があるのと、トルコ音楽のリズムは「ドジョウすくい」には合わないようです。

と言うわけで、今年の夏は仕事に集中して、真夏の夜の夢に酔おうと思います。
明日は新宿でスペイン行きの準備と暑気払い、仕事を４時までに終わらせるぞ！

この後も、もう一度べリーダンスに付き合い、隣のテーブルのご婦人から、話しかけられたり、インターナショナルな夏の夜は更けて行くのでした。（ウッシッシ・・・！）

暑中見舞い！

暑い日が続いておりますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか？

暑中見舞いを兼ねて、写真展のお礼のはがきを出そうと思ったのですが、プリンタの調子が悪く、一枚一枚印刷していると秋が来てしまいそうです。

と言うわけで、ブログを通してのご挨拶となりました。

アメリカは面白かったです。最後にけち（？）が付きましたが・・・、何故か発表だけはうまく行きました。

今度は９月２日からマドリッドに行きます。１０年ぶりのスペインです。暑いでしょうね！

来年の写真展はどっちにするかな？