こんなご時勢なので、外食は控えてる。
でも腹は減る。
ある日の昼飯
カップラーメンも久しぶり。
旅は自粛だが、今や日本全国どこの有名ラーメンでもカップラーメンで食べれるし、温泉も入浴剤で旅気分だけは楽しめる。
この度は旨いラーメンに感動した
コンビニの湿った五目いなりに、パリパリ海苔おにぎりも美味しい。
そこでふと思った。
包み食い、とでもいうのかな。
何かを何かで包んで食べるという習慣。
早い話がおにぎり。
日本には風呂敷文化というものがある。
日本における風呂敷の歴史は古い。
起源は定かではないが、正倉院の所蔵物にそれらしきものがあるといわれているほど古い。
その時代から日本人は風呂敷と親しんできた。
身近に常に風呂敷があった。
何かを運ぶにしても、保存するにしても、風呂敷で解決することが多かった。
その千数百年の積み重ねが遺伝子となって、日本人の血の中に組み込まれている。
風呂敷の機能とは何か。
物を包むことである。
日本人は、たとえば裸のおにぎりを見ても、この遺伝子がムズムズする。
この裸のおにぎりはこのままではいかん、何とかしなければならぬ。
風呂敷の遺伝子がそうささやきかける。
そうして日本人は、おにぎりを海苔で包んで食べることになるのだ。
稲荷ずしは、やむにやまれぬ気持ちで酢飯を油揚げで包んだ。
まさに包み食いは、風呂敷が育てた日本独特の食文化ということになる。
ということで、タイトル通りおにぎりと風呂敷の関係が成立したのであった。