十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

心よりご冥福をお祈り申し上げます

2008-06-20 | 雑感
常盤町二丁目町会長さんだった関本英輝さんがなくなられた。享年71歳。
八名川小学校の開校90周年を祝う会の会長を引き受けてくださり、町をまとめてくださった。
最後のお仕事は、深川芭蕉通りの命名である。3月23日にその除幕式がおこなわれたところだ。


景観重点地区に選ばれた万年橋地域の委員会で、地域の特性を俳句調で表そうということになった。関本さんは、即座に、常盤の特徴を俳句調で5・7・5によんだ。
それが以下の句である。
本当に惜しい人を亡くしたという思いでいっぱいである。


夏の夜や隅田の川面に屋形船

都鳥川面にはゆるむれ幾多

涼しげに屋形の明かり芭蕉庵

我が町の櫻まつりに人集う

朝夕の安宅の川に都鳥

神明宮八郎右衛門で町おこし

こどもらにワンランク上の教育を

候補者が声をはりあげ政策競う

町会の融和を図る常盤町

屋形船暑さしのぎに生ビール



心よりご冥福をお祈り申し上げます。




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1 コメント

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Unknown (ぶー)
2008-06-24 23:20:19
難しいことはわかりませんが、関本さんが常盤という町を愛し、常盤と共に生きてこられたんだな…ということは、ここにあげられた俳句から痛いほど伝わってきました。句を見ながらまだまだやりたいことがあったのではないかと、個人的には存じあげないながらも故人の気持ちを察しようとすると胸が痛みました。

このブログにも俳句には『気づき』を表現して、と書かれていますが、関本さんの句のように、何も知らない人間に対して訴えてくるものがあれば、それはそれで十分俳句として成立するのではと思ってしまいました(多少人の生死に際して感情的になっているせいかもしれませんが)。

末筆ながら関本さんのご冥福をお祈りいたします。
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