十分間俳句

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五年生 社会科見学の俳句

2008-11-18 | ジュニア俳句

五年生の社会科見学は、JFEの製鉄所(昔の日本鋼管と川崎製鉄が合併して出来た会社らしい)と日産のエンジン工場の見学だった。


この見学の印象を17音(俳句)に作ろうというものだ。


季語が入れば、申し分ないが、入らなくてもよい。


見学の印象をしっかり捉えていれば、それが一番だ。


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寒くてもあっちこっちへ運ぱん車


冬になる工場熱くとまらない


アームロボ寒い時でもはだかんぼ


寒いけど高炉の前は真夏だよ


山のよう鉄の材料三種類


寒い日も音をならすよ運ぱん車


エコ工場100%をリサイクル


工場のくねくねまがるキリンロボ


冬の空無人運転えらそうに


インドからはるばる石炭冬の旅


工場は朝昼夜で五千人


冬の朝ブラジルからは鉄鉱石


火の鉄がブシュと音なるのびてゆく


あったかい転炉のそばははんそでで


目標をこえずざんぎょう寒い冬


圧延で鉄がのびてく鉄火巻


通よと音楽ならす運ぱん車


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他にもよい句があるが、ざっとこんな風である。一人が何句も作っている。


それだけ見学の印象が深いとということもあるが、リズミカルに表現すると、何を学んだか、印象に残ったかが鮮明になり、本人の記憶に長く留まる。


この方法は、様々な学習のまとめにも応用できるのではないか。


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