十分間俳句

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運動会の俳句

2022-06-02 | ジュニア俳句

先日、千葉市の小学校の5年生の俳句教室を行った。丁度、運動会が終わったばかりだというので、最初のテーマは運動会。
運動会は本来秋の季語だが、気にすることはない。
俳句は、基本的に季語と季語以外の言葉の関係を述べるものだ。
子どもたちに一番わかりやすいのは、競技名。
この学校ではソーラン節
ソーラン節+中七+運動会
または、
運動会+中七+ソーラン節
で一句出来上がる。
これなら、誰でもできる。できない
子には、そばに行ってどうだったの?
と聞けば何か言ってくれる。それを入れれば、全員できたことになる。
競技名は色々出てくる。徒競走でも応援合戦、開会式、競技ではないが、「砂いじり」もしていたことだ。
徒競走ゴール切って運動会
なども出てくる。
ここで季語を変えることを提案する。「徒競走と言えば、運動会と言わなくてもわかるよね」
代わりに今時の季語、例えば「夏の空」と入れる。
徒競走ゴールを切って夏の空
となる。

身につけているもの、校庭にあったもの、体の一部分、音、空や風、観客、などと組み合わせると無限に広がる。
運動会は子どもたちにとって印象的で、しかも共通体験。
短い時間をとって取り組んでみてください。
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