十分間俳句

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感想文のプレゼント

2013-01-04 | ジュニア俳句

末に、二砂小の先生から写真のようなかわいい感想文集が送られてきました。
先日、二砂小での俳句の授業のお礼です。
心がこもっているこういうものは、受け取る側にとってとても嬉しいものです。
これには、先生の手紙もそえられていて、心が伝わってきます。
最近は、メールを除けば礼状のようなものを書く機会がとても減りました。
私の母は、九十を過ぎていますが、よく手紙を書きます。
何かもらい物をしたり、手紙が来ると一両日中には返事を書いています。
逆に手紙を出して、十日も返事が来ないと、「どうしたのかしら」と心配そうな顔になります。
何十年か前は、そうしたことが当然のことだったのでしょう。
こうしたお礼文集を書かせるということには、相手に対する儀礼というものが当然ありますが、それだけでなく、「お礼を書く」「一筆書く」ということが大切だよという教育的な意義があるのだと思います。私もメールへの返事はすぐに書いても、いただきものや手紙への返事がどうしても遅くなります。反省しなくてはいけないと、この文集を読みながら思いました。
書かせる中身についても意図があります。ただ「ありがとう」ではなく、具体的に書かせる事によって、学んだ内容を定着させることができます。身近ではないゲストティチャーに対してだからこそ、字を丁寧にというようなことも無理なく意識づけることができます。
お礼の手紙をこうしたものとして受け取ったとき、先生方の意図と子どもたちの気持ちの双方を受け取り、温かい気持ちになります。

あけたら1ページ目に

「小山先生へ  はいくを教えてくれてありがとうございます。はいくを作りました。

  冬休みそりであそんだたのしいな  」

可愛い限りです。俳句に興味を持たなかったら自分からは作りません。二砂小に伺ってよかったなと心から思いました。


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