五時間目。四年生の子供が「十分間俳句」をするので、お願いしますと来た。にこにこして教室に向かう。
低学年の児童が作った俳句を黒板に書く。
夏休み花火をしたよきれいだな
「この句についてどう思うか」と聞く。
直ぐに十人ほどの手が挙がる。
「季語が二つ。重なっている。」
確かに、「夏休み」も「花火」も夏の季語。一つの俳句に季語は一つでよいことを今まで学んできているのだ。
「きれいだという言葉はつかわないほうがいい」
「2年生には、こういう言葉は『魔法の言葉』と教えたんだよ。ほかにこういう魔法の言葉はあるかな」
と問うと、さすがは四年生。どんどん出てくる。
2年生の子が、この俳句を「夏休み花火をしたよカラフルだ」とつくり変えたことを紹介して、「言葉を工夫してみよう。」
と訴えた。
「さあ、どんな題がいいかな。」
と質問すると、夕焼けの話が出てきた。昨日の夕焼けがとてもきれいだったというのだ。約3分の2の子ども達が夕焼けを見て、「きれいだつた」と言う。
担任の先生と話し合ったのは、「これは、俳句の成果だ」ということだ。もし、俳句をやっていなければ、この夕焼けのきれいさは心に留まらず、抜けてしまっただろうと言うことである。
「十分間俳句」は、子供の心を美しい自然に向ける。
これだけでも、続ける価値があると思う。
そして、出来た俳句をいくつか紹介する。
とんぼさんさくらのえだで一休み
こぶしの木台風ぶつかり真っ二つ
夏終わりわすれたわすれたランドセル
雷が光ったとたんドドドドドーン
しずくがね葉っぱから葉っぱへぽとんぽとん
低学年の児童が作った俳句を黒板に書く。
夏休み花火をしたよきれいだな
「この句についてどう思うか」と聞く。
直ぐに十人ほどの手が挙がる。
「季語が二つ。重なっている。」
確かに、「夏休み」も「花火」も夏の季語。一つの俳句に季語は一つでよいことを今まで学んできているのだ。
「きれいだという言葉はつかわないほうがいい」
「2年生には、こういう言葉は『魔法の言葉』と教えたんだよ。ほかにこういう魔法の言葉はあるかな」
と問うと、さすがは四年生。どんどん出てくる。
2年生の子が、この俳句を「夏休み花火をしたよカラフルだ」とつくり変えたことを紹介して、「言葉を工夫してみよう。」
と訴えた。
「さあ、どんな題がいいかな。」
と質問すると、夕焼けの話が出てきた。昨日の夕焼けがとてもきれいだったというのだ。約3分の2の子ども達が夕焼けを見て、「きれいだつた」と言う。
担任の先生と話し合ったのは、「これは、俳句の成果だ」ということだ。もし、俳句をやっていなければ、この夕焼けのきれいさは心に留まらず、抜けてしまっただろうと言うことである。
「十分間俳句」は、子供の心を美しい自然に向ける。
これだけでも、続ける価値があると思う。
そして、出来た俳句をいくつか紹介する。
学校を出たらまぶしい夕焼け空
おでん食べ夕焼け空が消えていく
秋夕焼けオレンジ赤に大変身
朱と赤がまざった夕焼け消えていく
学校から見える夕焼け美人だな
夕焼けさんはずかしいからまっ赤なの?
秋の空二色の夕日発見だ
夕焼けが空にかくれて消えていく
六時すぎ夕焼けまっ赤空見れば
その他にもこんな俳句が出来ました。おでん食べ夕焼け空が消えていく
秋夕焼けオレンジ赤に大変身
朱と赤がまざった夕焼け消えていく
学校から見える夕焼け美人だな
夕焼けさんはずかしいからまっ赤なの?
秋の空二色の夕日発見だ
夕焼けが空にかくれて消えていく
六時すぎ夕焼けまっ赤空見れば
とんぼさんさくらのえだで一休み
こぶしの木台風ぶつかり真っ二つ
夏終わりわすれたわすれたランドセル
雷が光ったとたんドドドドドーン
しずくがね葉っぱから葉っぱへぽとんぽとん