十分間俳句

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twitter俳句の効用

2010-02-17 | ジュニア俳句

今夜は空気が冷たい。
今年一番の寒さではないか。
やながわファミリーの成果報告会。新大橋在住の時代小説作家の牧秀彦さんにお話をしていただいた。
牧さんと時代小説との関わりのことや書いた本のさわりなど、非常に興味深いお話だった。

さて、今日は、 twitter俳句について書く。
アイデアマラソンの樋口健夫さんにtwitter俳句を勧められてから七十日を超えた。
一日も休みなく作り続けたから数だけで言えば、相当なものになった。
まさに10分間俳句の実践である。
質を問わなければ日に4句も5句も出来たりするし、いつでも俳句が出来るという自信につながった。
生活俳句の枠に閉じこもる傾向もあるが、これ自体を一つの俳句の種と考えれば「たくさんの種を拾った」と言える。
「樋口さんもやろうよ」
という私の挑発に彼も自分が勧めた責任をとってか、一番最初に乗ってきてきれた。
そして、若いT先生も乗って三人が常連のメンバーになった。
樋口さんは、一日に10も20も5・7・5を出してくる5・7・5まさに日記の様相である。
「確かに5・7・5になっているけれど、これじゃあ俳句じゃないよ」
と言うと、「いや、それでいいんだ。」と樋口俳句はなかなか手強く抵抗する。
季語をつけろと言うと、とってつけたように季語が入る。
反対にT先生は鋭い作品を作るのだが、なかなか句が出ない。
下手をすると、途中で挫折しかねない。
樋口さんが心配して、「T先生が危ないから、ここで励まさなければだめだ」とアイデアマラソンの経験から言う。
「この二人をどうすればよいか」
これは、子どもの指導と同じ話なのである。
この二人をうまく導くことが出来れば、子どももうまく導けるだろうと思った。
樋口さんとの話で、「よくなくてもけなすのはやめよう。良い句だけをほめよう」と言うことを基本原則とした。
樋口さんは、発想がとてもおもしろい。
確かに俳句っぽくはないが、それなりに気持ちが伝わってくる。
よいと思われる句をほめると、それに印をつけているらしい。
1年も2年も続けていけばもしかしたら抜群の俳句作者になるかもしれないと思った。
なにしろ、大量に作り続けているわけだから、気長に良い句を誉めながら彼自身の俳句観を確立してもらえばよいことに思い至った。
俳句っぽいのを作っても仕方ないということだ。
若いT先生には、樋口さんのまねを推奨した。
「よい作品を出さなければ」と言うプレッシャーが、俳句作りそのものを殺してしまいかねない。
なにしろ続ける事だ。
日記的に何でも感じたこと気がついたことを5・7・5で表すことを推奨した。
かのホップ・ステップ・ジャンプ俳句作法を紹介したりした。
どこかで、「こうすればできる」と彼自身、合点がいったのだろう。+40までいっている。

 冬乾燥渇いた喉に缶コーヒー

これが、彼の最新作である。
最近は、PTAの津野会長も参戦し、八名川句会の面々もゾクゾク参加。
津野さんの勢いが止まらない。
八名川が本当に俳句の町になるとしたら、彼の功績は勲一等に値するだろう。
現在のtwitter俳句人口は、8名にまで増えた。
おしゃべりも含めてわいわいがやがやと実に楽しい句会に成長している。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
twitter参加希望 (加藤誠則)
2010-02-18 04:30:36
どのようにアクセスすればいいか教えてください。この前の学校俳句指導者交流会での句会で、0点句は、わたしともう一人だけ。
勉強不足を痛感しました。宇多先生にご指導いただく幸運もありましたが。
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Unknown (津野 利行)
2010-02-18 10:39:15
勲一等の津野です。
取り上げていただきありがとうございます。

加藤さま、ごぶさたです。0点句バンザイ、私もですが、そこから学ぶことがたくさんあるように思います。是非ご一緒にやりましょう!
返信する
T-俳(ツイッター俳句) (樋口健夫)
2010-02-18 17:18:19
八名川小学校7年の樋口健夫です。
いつも丁寧なご指導ありがとうございます。今後ともがんばります。

小山先生
上記の加藤様のご加入の検討とご案内をお願いします。
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