十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

ぼくのたからものは?

2011-02-18 | ジュニア俳句

穴あき俳句の授業である。
八名川小学校の一年生。
日常的に、俳句に取り組んでいるとはいえ、一年生の授業は難しい。
春の雪からは、すでに数日たっている。
「春の雪」で書いてみる手もあると思ったが、「たからもの」だったらどうかと取り組んでみた。

「大事にしている宝物があるでしょう。それを教えてくれないかな?」
まず、最初に出たのは、「家族」だ。
次は友だち。いのちという答えも出た。
その次が「お金」。極めて現実的だ。
そのほかには、 ディーエス、ゲーム・・・・・いろいろ。
それに、季語をプラスする。

春が来た ぼくのディーエス  たからもの

こんな具合にするとどの子もできる。作り始めると、それに飽き足らない子ども達がどんどん勝手に作りはじめる。一人で五句も十句も作った子もいる。

その中からいくつかを紹介する。

はるがきたまぶしいたいようたからもの

はる一ばんおもちゃのゆびわたからもの

はるのひにくまのプリンがたからもの

はるのかぜきいろいぼうしたからもの

二月だぞねこのミーコはたからもの

はるがきたディーエス二だいたからもの

二月だぞ大きなさかなやきほうだい

はるのかぜみんなの先生宝もの

 

担任の先生かたからものという句が何句もあった。先生が子ども達にとてもすかれているということが分かる。教指の努力、保護者の支援があるからこういう状況ができる。
子ども達の教指への信頼を醸成することは、教育効果を上げる最良の道だと思った。

 

 


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