昨日、第七回きごさい全国俳句大会の表彰式が横浜にある神奈川近代文学館で行われた。
この大会は、俳人の長谷川櫂の主催する季語と歳時記の会と日本学校俳句研究会の共催によるもの。
今年度は、全国から約二万五千句が集まった。
会には、小林凜さんも参加され、NHKテレビの取材もあった。
私が個人的に面白かったのは、長谷川櫂さんが進行に当たった講評座談会である。
これまでは、選者がそれぞれに講評を述べていたが、今年は座談会形式にした。長谷川櫂さん、高田正子さん、学校俳句研究会の山本新さん、それに私小山である。
他の選者が選んだ句をもう一度見直すと、その良さやそれぞれの選者の感性の違いがわかっておもしろい。
甲乙付けがたいと、何故自分はこの句をとらなかったのだろうと思ったりする。
ばっと見たときの印象とじっくり見たときの印象はまた違うのだ。
私は、その時の選者の気分でも変わるという話をしたのだが、それは、時々によって俳句を見る視点が変わるということであるが、やはり、これまで生きてきた人生の違いが選句にも現れるということが一番大きいと思った。
それにしても選句は難しい。