4年振りに開催された桐生祇園祭り。
手前は四丁目鉾の素戔嗚尊。生人形師、松本喜三郎の手によって明治8年に完成したものです。左に見えているのは三丁目の翁鉾。文久2年に完成したそうです。桐生は京文化の影響が強いので、鉾と呼んでいます。隣の栃木県では、山車と呼んでいますね。
昔は道幅が狭く鉾がすれ違うことが難しかったので、円満に曳き違うために笛や太鼓の演奏で優劣を決め、負けた方が後戻りするという習わしでした。今は道路も広くなったけれど、昨夜も昔ながらに曳き違いが行われたので、タイムスリップした感がありました。タイムマシンがあったら行ってみたいのは、明治~昭和初期の時代の桐生。