車輪とビール

次の人生を模索する日々

峠道を走ってきた

2011-11-29 22:57:05 | 
 ディーラーさんに試乗しに行ってからというもの、今乗っている車と真剣に向き合ってみよう、というコンセプトの基、昨日、本日と峠道を流して参りました。
 峠道を走る、とは言っても、事故を起こして自分やら関係者各位に迷惑をかけるのは最低にして最悪の行為なのでガリガリ走りたいわけではございません。もうそういうことをやる年でもあるまいて。
 人気が少なく、ハンドルに対しての応答性やら、ちょっとした悪路での減衰性などを考えながら走れれば、峠にこだわらず、普通の道でも良いのです。結局人気が少なく、凸凹があり、コーナーのバリエーションから峠道になっちゃうんだけど。

 二日間そういった所を意識してドライブしてみましたが、ロールがやっぱ厳しいですな。車高が高いんだから当たり前ですが。後、路面が固めな所もちょっと苦手でしょうか。オンロードを気持ちよく走る狙いじゃないんだからこれも当たり前ですが。

 ラッシュのコーナーリングですが、ブレーキの感度も、制動力もぼちぼちに、ブレーキによるノーズダイブまでは別に問題無い。で、リリースさせながらステアリングをヌルッと入れるまでも悪くない。応答性はニブ目ですが、丁寧に運転して一度言うこと聞いてくれれば、意外に懐深くリクエストに答えてくれます。エンジントルクもそんなに無いので、トラクションがかかってる、何て大げさな気はしませんが、意外に立ち上がりにアクセルをすっと開けながらハンドルを戻していく時は実は気持ちが良いほど、ちょっとしたFRっぽさを出してくれます。振り返るとこの車は、立ち上がりの挙動が一番好きなポイントかもね。

 逆にちょっと雑にステアリングをガッと入れると、この車はタイヤがねじれるのか、ホイール周りの剛性が足りてないのか、何が原因かわからんけど変なアンダーが出て落ち着くまで時間がかかる感覚。サスペンションが硬ければ・・・とは違うでしょうね、あれは。複合コーナーで左右に切り返した際、共振っぽい状態はちょっと怖いんですよね。その変なアンダーが。グリップの性能を考えると余裕がある状態でも発生する現象なので、自分は「タイヤのねじれによってステアリングを曲げてもうまく機能していない、そして機能したときは少し反発してちょっとしたステアリング修正が求められる」、と睨んでいるんですけど、どうなんだろうな。どこかに乗用車のデータやら何やら転がってねぇかなぁ。技術系の雑誌でたまにタイヤの特集は組まれるけど、接地面のメカニズムやシミュレーション技術とかが主で、車両との組み合わせのデータや現象の解説てあんま見たこと無いかも。

 路面に車両のパワーを伝達する役割から、タイヤに注目するのは当然・・・てか大体の現象はタイヤが絡むんだから、タイヤに注目って何かヘボい気がします。これだけガチャガチャ綴っといて何ですが。
 ダンパーの役割と現象に今度は注目して考察してみたいと思います。運動方程式だけから考えるとダンパーって、ばね定数と消したい周波数からある程度めぼしがつきそうな感覚ですが、実際はタイヤの振動成分や、パワトレの周波数とかも絡んでくるのかなぁ。上下だけじゃなく、恐らく前後の減衰にも関わってきそうだし。運転してちょっと現象を考えてみて思うのですが、自動車って難しいな。だから面白いんだろうなぁ。仕事になると哀しいかな、話は一変しますけど。
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