函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

うまい話にご用心

2011年07月04日 02時06分10秒 | 暮らし
商品先物取引をめぐり、広島県警が捜査した事件。
資産運用コンサルタント会社の幹部らを詐欺容疑で逮捕したが・・・。
何を取り違えたのか、国営放送?ことNHK。

お昼のニュース番組で、既に死亡している同社社長が逮捕されたと報じた。
そして誤報に気づいて、3時間後の番組で訂正し、謝罪した。
「3月に死亡していたことが分かった」というが、報道を誤った理由は・・・。

取材上のことで詳細は答えられない、とするNHK広報部。
ここにも逃げる、隠すの景色が垣間見える・・・。
公共性の高いメディアとしては、シッカリして欲しいものである。

ところで商品先物取引については、警察官時代に捜査したことがある。
商品先物取引(さきものとりひき)とは、価格や数値が変動する各種商品。
これを将来の売買で、ある価格で取引を保証するものを言う・・・とする難解な業界。

商品も大豆、とうもろこし、原油、金、金融等など、数多ある・・・。
ただ、素人・庶民は、絶対に手を出してはいけない、商品である。
被害者は、公務員・会社社長・お金を貯めていた高齢者等などであった。

そして、業界用語を知れば知るほど、怖い世界と感じた次第・・・。
客殺し」「追証(おいしょう)」「向かい玉(ぎょく)」等などの手口が数多ある。
客と先物業者が直接売買をすると、客が損をすればするほど業者が儲かる仕組み。

そんな仕組みが罷り通り、合法的に金を巻き上げる現実がそこにある。
客は絶対に儲からないという方程式だが、何故か、いとも簡単に騙されてしまう。
金儲けをしたいとする欲望を巧みにつかれて、散財という悲劇に直面。

こんなフレーズを思い起こして欲しいものだ・・・「うまい話にご用心」。
国営放送?NHKには、「お昼のニュースにご用心」。
そして福島原発事故は、「安心させるうまい話(ニュース)にご用心」・・・である。
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汚染に思う

2011年07月03日 04時13分34秒 | オヤジのつぶやき
カツオの水揚げで、喜ぶに沸く被災地の港町。
私には、放射能の怖い現実を直視していない光景にしか見えない。

そして、埼玉県内のホームセンターで売られている市販の腐葉土。
この土からも、数値の高い放射線が検出されたようだ・・・。

市民が、ホームセンターにガイガーカウンター持参で買い物。
今回計測した数値が絶対値であるとは言えないと言うが、0.12μSV/h。
埼玉県が発表している値は、0.05~0.06μSV/hと開きはある。

しかし数値からすれば、「汚染された土」が出回っているのは間違いない。
こんな汚染土で家庭菜園?、放射に汚染された野菜を喜んで栽培・収穫とは・・・。
おまけに農水省も、汚染された汚泥を肥料にして全国に出荷する方針だとか。

また、事故直後に牛乳の表示が問題になった・・・。
放射能に汚染された牛乳を、他に混ぜて希釈化している牛乳。
これはその後どうなったのか、さっぱり報道がなくて分からない・・・。

そして福島の市民団体が、市内の6~16歳の男女10人の尿検査を実施。
その結果、全員から放射性物質のセシウムを検出した・・・これはヤバい。
体内被曝が、更に増えるのは必至の情勢・・・。

もう、こうなりゃ、「直ちに影響がない数字」云々は、どうでもいい話。
官僚や政治屋たちが、メディアと一緒に嘘の発表会をやればいい。
パニックを恐れての数字の操作・・・ずるいなぁ~。

このシッペ返しは絶対に大きい・・・。
体内被曝が増えると言うのに、国は何を考えているのだろうか。
そのうちに事実を知った国民は、パニックに陥り、怒り心頭・・・大混乱。

放射能の降るフクシマや東日本の町まちが、どうして頑張れると言うのだろうか?
ひどい結末を招かなければいいのだが・・・どうなる?どうする?ニッポン!
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国会の空転に思う

2011年07月02日 06時19分15秒 | 政治
8月末まで70日間の延長を決めた国会なのだが・・・。
首相が、自民党議員を政務官に引き抜いた人事に自民党等が反発。
延長を決めた22日から、審議は1週間以上も全く進んでいないとか。

せっかく70日間も会期を延長した国会が、この体たらく。
「開店休業中」、「学芸会の準備中」、「漫才の出しもの検討中」という状態。
国会空転の影響で延長国会の日程は、「破綻寸前」だとか。

自民党の戦術も、実に大人げないイジメそのものの感。
審議日程を遅らせれば、8月には民主党は立ち往生する・・・そんな底意である。
被災地や被災者をそっちのけにした、八百長だらけの駆け引きにほかならない。

来週から真面目に働くことを取り決める会談、それに臨む各党の国対委員長たちは・・・。
八百長会談を終えてホッと微笑むが、実に小憎たらしく見える。

はたまた、閣僚人事で抜てきされた目玉商品の原発事故担当相は・・・。
任務が曖昧なうえに、原子力の知識はアマチュア級で右往左往のようだ。
原子力政策全般を扱う経済産業相との役割分担も、整理されていない・・・。

事務局の体制も整っていないらしく、思いつきの急造人事そのもの。
所詮、首相の延命施策とも言われている・・・。

それにしても、どうして日本の政治は、こうなのだろうか?
政治の軽さを惜しみなくさらけ出す「政治ごっこ」そのものである。
恒例の漫才風景と、冷笑的に眺めざるを得ない・・・。

被災地不在のまま、重要法案審議を放棄して国会を空転させる。
おまけに、役立たず大臣の乱造・乱発で、屋上屋を重ねる夏模様。
政治屋自身の暮らしを守ることが、一番大事な政治にガックリ・・・。

いつも思うことだが、悔しく腹立たしい限りである・・・。
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夢の原子力

2011年07月01日 05時15分16秒 | オヤジのつぶやき
九州電力玄海原発の2、3号機の運転再開問題も賑やかである。
経済産業省は26日、同原発の安全対策などについて住民説明会を開催。
説明会は、佐賀市のケーブルテレビ局で約1時間半にわたって実施。

20~60代の男女、わずか7人が県民代表として参加・・・。
「説明番組」と称して、ケーブルテレビとインターネットで生放送。
玄海1号機は老朽化が指摘されているのに、緊急津波対策や安全性を説く。

玄海原発周辺は、大きな地震や津波の可能性は高くないとして・・・。
対策などの安全性を強調し、運転再開に理解を求めた。
しかし参加住民は、不安が残ったなどとして納得していない・・・。

そもそもこの説明会も、八百長くさい景色である・・・。
経済産業省が、地元広告代理店に委託して選んだ7人が県民代表。
なんじゃ、こりゃ?わずか7人への説明で大丈夫なの?
それをヨイショするメディアもメディアである・・・。

電波を利用して、大本営発表の提灯ニュースを垂れ流す・・・。
まさに、八百長相撲顔負けの、官製版八百長説明会。
更に大臣は、安全性を謳って原発の再稼働を求め、自治体訪問というおまけつき。

しかし、国が安全性を強調する割には、原発事故が多過ぎる・・・。
ウィキペディア(Wikipedia)フリー百科事典では、こんなあんばいである。
福島原発に至っては、事故練習?続きであり驚いた・・・。

1978年11月 東京電力福島第一原子力発電所3号機事故(レベル3)・・・日本初の臨界事故。
1989年1月 東京電力福島第二原子力発電所3号機事故(レベル2)。
1990年9月 東京電力福島第一原子力発電所3号機事故(レベル2)。
1991年2月 関西電力美浜発電所2号機事故(レベル2)。
1991年4月 中部電力浜岡原子力発電所3号機事故(レベル2)。
1997年3月 動力炉・核燃料開発事業団東海再処理施設アスファルト固化施設火災爆発事故(レベル3)。
1999年6月 北陸電力志賀原子力発電所1号機事故(レベル1~3)・・・日本で2番目の臨界事故。

その他の有名な事故としては、以下の通りとなる。
1973年3月 関西電力美浜発電所燃料棒破損事故。
1974年9月 原子力船「むつ」の放射線漏れ事故。
1995年12月 動力炉・核燃料開発事業団高速増殖炉もんじゅナトリウム漏洩事故(レベル1)。
1998年2月 東京電力福島第一原子力発電所の制御棒抜けの事故。
1999年9月 東海村JCO核燃料加工施設臨界事故(レベル4)。
2004年8月 関西電力美浜発電所3号機2次系配管破損事故(レベル0+)。
2007年7月 新潟県中越沖地震に伴う東京電力柏崎刈羽原発での一連の事故(レベル0?)。
2010年6月 東京電力福島第一原発2号炉緊急自動停止。

そしてついに2011年3月には、福島原発事故でレベル7を達成した・・・。

これでも原発は、クリーンで安全な夢のエネルギーなのか?
事故れば、隠蔽と嘘で取り繕う国と経済産業省原子力危険・不安院。
補助金という餌をばらまいて夢を見せ続けるのは、止めた方がいいのでは・・・。
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