グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

花粉と戯れて

2018年03月02日 | 植物
昨日の風はすごかったですね。
大島も春一番の風に洗われまくりました。

我が家はボロいけど、木々が守ってくれているので、
直接風はあまり当たりません。


改めてありがとうと思って近づいたら、
揺れまくるスギから花粉が出てくる瞬間が見れました!(撮れなかったけど)


スギとヒノキがお隣同士に立ってます。
ヒノキの花粉はもうちょっとあったかくなってから。


せっかくなので一枝もらって観察してみることに。


アップで撮るとこんな感じです。
きれいに並んでます!でもいまいちどこから花粉が出てきてるのかわからないなー


と思って一部分削ってみました。
この穴から出てるのかな?


花粉を最大限アップで撮ると、こんな感じ
こんな小さな粒々が、多くの人の春を憂鬱にさせてるとは!



庭にはオオバヤシャブシの雄花も落ちていました。
まだ若い感じ!風に耐え切れずに落ちたのかな。
まさに若草色に光っています!


アップで撮っても若い


こちらも持ち帰って家で観察。
あ、花粉が出てきた!


さっきとおんなじ倍率で撮ったのですが、
心なしか粒がスギ花粉より大きい感じがします。
肉眼で見てもそんな印象でした


あまりにキレイなので、窓際に飾っておきました。
そしたら翌日、つまり今朝。
なんだか昨日よりも熟しているのです。
花粉も昨日よりいっぱいでる。
本体から切り離されても後から熟成するなんてあるんでしょうか?!
あ、果実も追熟するから全然ありか
なんか、意地でも花粉を飛ばそうという意志を感じました
(あぁぁ引きの写真撮るの忘れた!)

アップで見ると、昨日とは明らかに違います


まだ花粉を飛ばしてなさそうなのと、飛ばし終わったのとの比較が見たくて、
分解してみました。


飛ばし終わったほうがくしゃくしゃでよくわからない


一粒、いやこれは二粒か、とって見るとこんな感じ
カリッとした触り心地です


若い方の花粉の房(やく)を一粒とって、
中身を出したらこんな感じ
さっきのは、これが水分が抜けて小さくなったのね、ということがわかりました。
しかしこんなに小さくなるとは!(さっきのと同じ倍率で撮りました)

(スギ花粉のほうも、穴と思ったけど、やくが開いて乾いた状態だったんだと思います)

北海道やヨーロッパでは、
オオバヤシャブシの近縁種のハンノキやシラカバが、
花粉症の原因として猛威を振るっているそうです。
調べたらオオバヤシャブシも花粉症のアレルゲンになるそう!

でも大島にこんなにオオバヤシャブシは多いのに、
ヤシャブシの花粉症の人なんて聞いたことありません。
というかあんまりひどい花粉症の人っていない気がします(そんなことない??)
空気がきれいなのと、大島の食べ物のおかげで腸内環境がいいからじゃないかな!

ともかく気候変動など色々あれど、こうして無事に季節は巡り、
春を感じられることが嬉しいです(あい)
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