グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

アリさ~ん♪      !!!!

2017年05月31日 | 
日曜日の午前、家の中をアリが歩いていました。
おっと、外に出さないとー。

ほら、ここに乗ってー。




・・・ん???



んんん?????
コイツ・・・なんか違うっ!!



うがっ!!

ホソヘリカメムシの幼虫でした。
これがウワサの(?)アリに擬態しているという・・・
1度は見てみたかったこの姿をまさか家の中で見られるとは。
撮影のあと、外に放しました。

がんま
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かんにゅう雲

2017年05月30日 | ツアー
秋田大学の大学生が、火山防災を学ぶために伊豆大島にやってきました。
伊豆大島が好きで、すでに2回も来島しているとのこと。

今回はガイド付きツアーを申し込んでくれました。

26日は2時間少々、元町周辺を回り…


27日は三原山フルコースに出発!

「小さい頃から溶岩が大好きだった」というIさん。

縄模様の溶岩地帯でも…


ゴツゴツの溶岩地帯でも…

「これ、いい〜!!」と、とっても楽しそうでした☺️

Iさんが「ここで前から写真を撮りたかった」という場所は…

なんと避難壕の中!
かなり強力な火山性ウィルスに感染しているもよう☺️

丁寧に溶岩の写真を撮り…


寝心地も体感!


「火山防災」についての研究をしたいというIさんにピッタリの(?)こんな写真も撮りました。


Iさんは、年々緑化が進む三原山の斜面で、飛んできた岩を観察したり…


火山観測機器を撮影!

フツーのお客様は写真撮影まではしないので「さすが火山防災を学びたい学生さんだなぁ」と思いました。

「溶岩から顔を出して写真を撮りたい」とのことで…

見事溶岩に溶け込みました!

森の地面を持ち上げてみたり…?


崖崩れ現場にも、藪漕ぎをして到達!

(久々のリクエストで近くまで行ったら、ススキが元気に成長していました)

…と、このように「火山防災を学びたい」学生さんらしいツアーになりました。

そして面白かったのは、Iさんが「これ、いい!」と言うものが、溶岩以外でも、ほぼ私と同じだったことです。

例えば「サルトリイバラのクルンとした蔓が可愛い!」と意見があい…


ハチジョウイヌツゲの黄色い落ち葉が絨毯のようになり、さらにそこに木漏れ日がキラキラする風景にも、2人で「綺麗!」と言い合いました☺️




ツアー中、こんな会話もありました。

Iさん「あの雲、マグマみたい。貫入してますよ」
私「え?かんにゅう??…本当だ〜!」


地下のマグマが、大地を割って上がってくることを「貫入(かんにゅう)と言いますが…

この雲を見て「マグマの動き」を想像できる人は、そういないと思います(笑)

Iさん、すごいです。
本物です。

ツアーが終わり、港に向かう車の中でも「あ、また『かんにゅう』してる!」と教えてくれました。

なるほど〜。
これから、このような雲は、私の中では「かんにゅう雲」と呼ぼう!

と言うことで、とても楽しい1日でした☺️☺️☺️

(かな)




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崖は上から下から

2017年05月29日 | 火山・ジオパーク
ジオパーク研究会の5月例会はトウシキからイマサキの海岸線を観察します

まずは崖の上から

右側の崖と同じようなところに立っています


あ!崖に亀裂が入っていますね


後であそこまで行くとは… 聞いていなかっただけかも(うん~難所だった あそこか!)

あのハートの箇所は溶岩流の出口とか何回か説明を受けたところでした



上から見たトウシキの磯は夏になると遊泳者が集まるところ、水中の磯観察にも面白いところです

で!その磯へ降りてきました



水中だった所、上部には爆発した時の物か土石流かの物 
その中に大きな石がのめり込んでいました


何を見つけたのでしょうか?


上を歩く人 私は海近くを歩きました


またまた『なにみつけたの~』


柱状節理のきれいな6角形


難所です(え~帰りたいよ~ でも、戻るのも大変)


!!ここがハートのところだと気が付きました


海側に柱状節理を発見


よく見ると足もとに柱状節理の頭の部分も見ることが出来ました

家からは近いのに一人では歩けない所。みんなと一緒だと安心(サポートしてもらっているし)仲間が居るっていいね幸せ 皆様ありがとうございます (しま)

崖が崩れなくって良かった(この辺の崖は草が生えていないので絶えず崩壊を起こしているのではないかと思っています)
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6年目のT学園高等部ツアー・2〜3日目

2017年05月28日 | ツアー
いつも2泊3日の大島滞在のうち、最初の2日間でツアーをご利用いただいているT学園。
今年は2日目が「雨」の予報だったため、スケジュールを一部3日目と入れ替えました。

2日目は朝一番で店に来てもらい、前日の復習と2〜3日目の見学先のプレゼン。
噴火動画も鑑賞しました。

その後、大島牛乳の工場へ。

大島の産業(椿油や製塩、くさやや牛乳など)は、その歴史をたどると全て火山島の大地や気候風土につながります。
なので滞在中に1箇所は、産業の見学をしてもらいたいと思っていました。

それで今年は、大島牛乳社長でジオガイドでもある白井さんにお願いして、牛乳を作る工程や、大島での牛乳の歴史など説明していただきました。


説明後「大島牛乳アイスを食べて、牛乳を飲んてみよう」という先生の提案に、みんな大喜び☺️

「おいしい〜!!」「持って帰りたい!」「コンビニで売ればいいのに!」と大絶賛でした。

「実は牛乳マニア」の先生と、大量生産ではできない「手作りの仕事」に重きをおく先生。

お2人も「牛乳もアイスも美味しい!」と大絶賛。(きっと白井さんの「牛乳作りへの思い」が伝わって、より美味しさが増したのではないかと思います)

工場見学後は、海のそばに火口があったと思われる「赤はげ」へ。

フト足元を見たら…

生徒さんが、足元の石でグラデーションを作っていました!

やるなぁ〜☺️

島の荒地に生えるニオイウツギが満開でした!

三原山はまだほとんどが蕾ですが、海のそばは今が見頃です!

午後は火山博物館へ。

山田先生が3時間、実験を交えつつ説明してくれたようです。

夕方から「極相林(植物の種類や構造が安定し、大きく変化しなくなった森)」を見るために、薬師堂へ。

頭上高くに枝を伸ばす巨木に「すげ〜」の声も☺️

生物の先生の「お!ギャップだ!ギャップはなかなか見られないんだぞ!」という言葉に、みんなで空を見上げました。

木々の葉の間にぽっかり空いた空間…この下には社があります。
いつか巨木がさらに成長したら、この空間がなくなることもあるのでしょうか?

続いて砂防ダムで、伊豆大島の土砂災害対策を説明して…

元町溶岩流へ。

3年半前の土砂崩れが溶岩を覆ったところでは、木々がものすごい勢いで成長して、数m藪漕ぎしないと溶岩に到達できない状態になっていました。

2ヶ月前とは全然違う状態です(驚)

でもたくましい生徒さんたちは、ためらわずに木々をかき分けて、溶岩の上へ。

溶岩歩きを楽しんでいました☺️

夜は星空は望めなかったので、暗さと雨上がりを利用して「光るキノコ」を探しに行きました。

2日前に下見をした時のキノコたちは激減して、とても最盛期とは言えない状態でしたが、1箇所だけ綺麗に光っていて盛り上がりました☺️(写真はありません〜)

そして最終日。

私は別のツアーに行っていたので、柳場が地層切断面、波浮港、筆島、砂の浜と案内しました。

みんなとても元気で、最後の砂の浜でも裸足になって、波と遊んでいたようです。

高校生たちの生き生きした姿に、頼もしさを感じた3日間でした☺️
 
おまけ。
地面に落ちたスダジイの花(たぶん)を体中につけたミミズに出会いました!

オシャレな(?)ミミズに感動〜!…していたのは私だけ?(笑)

(かな)
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イソヒヨドリ

2017年05月27日 | 
バイト先で毎年子育てしているイソヒヨドリペア、今年はもうヒナが巣立ちました。
2015年の様子)
去年もヒナが誕生しましたが巣立ち後事故に遭って4羽が死亡、1羽だけ外の世界に飛び立ちました。
今年はどうなるのか・・・とやきもきしていました。



今回はここに作りました。
撮影は22日です。
画像では2羽しか確認できませんがあと1~2羽いるようでした。
親鳥がエサを運んでくると大きな声で鳴いていました。
この翌日、どうやら巣立ったようで巣からヒナの声は聴こえず辺りには「ヒッ、ヒッ、ヒッ・・・」という親鳥の警戒する声が響き渡っていました。

巣立ったヒナはまだ飛ぶことができません。
敷地内の薄暗いところに隠れて親からエサを運んでもらいます。
ヒナは小さな声で鳴いて親に自分の居場所を教えているようです。
知らずに人間が近付けば親鳥がもう大騒ぎです。
まぁそれで「あ、この近くにいるんだな・・・」ってばれちゃうんですけどね。



お父さん。



お母さん。





2羽とも結婚飛行中のクロアリ女王らしきものを捕まえていました。
空中でぱっと捕まえるんです。
25日の撮影です。


そして昨日。
巣立ったヒナを見つけました。

ヒナ1号。

2号がいるのですが狭くて暗いところなので確認できませんでした。
あとの3~5号(?)の行方は不明です。
この2羽が無事に外の世界に羽ばたくことができることを願います。

がんま
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モスバタカメモス と地震の話

2017年05月26日 | 
タイトルは新種の生き物の名前!…ではありません。

ここのところ目に(家にも)飛び込んでくる蛾蝶亀虫たちがあまりにも個性的で美しくて心奪われっぱなしなのです。

その中でも種類豊富なのが蛾類。
相変わらず写真があまりよくなくて、リアルで見た時の感覚が中々写真では伝わらないのがもどかしいのですが、、、

流線型のスタイリッシュさとキュートな赤いボディを兼ね備えた「アカウラカギバ」

しゅた!っと効果音を付けたくなるこのポージング(笑)

最近このブログ内を検索して過去の虫たちの記事を読むのがマイブーム(古い?!)です。
さすがの願法さん、もうすでに出ていました。
きれいに映っているので、こちらもどうぞ
こういうのにグッとくる


スカシエダシャク

こちらはお亡くなりになっていました。
名前の通りすかし模様が美しいです。

こちらもこのブログ内ですでに紹介されていました。
沢山の種類が載っています。
いたのに!かごに入ってくれたのに!!写真撮るタイミングでなぜか死んでる?!と思って触ってしまって逃げられた痛恨の「アカホシヒメアオシャク」、
台所の窓についていて、家から出て正面から取ればよかったのに横着して逃げられた「スジベニコケガ」も載ってるヾ(o´∀`o)ノ♪
たまらなく、好き。
キイロスズメ、シンジュサンもいつかお会いしたいです!

だいたい夜に光に惹かれて家の中に入ってきて朝発見されるというパターン。(入ってくる隙間がたくさんあるってことね(;^ω^))
朝起きるのがさらに楽しくなりました。


この子は、、、ブログ内検索しても出てきませんでした。
ということは初登場?!(私が種を間違えていなければ)
「キアシドクガ」

名前は毒!ですが、毒はないそうです。

確かに黄色い脚。…ナカナカかわいい顔をしてるじゃないか!
羽根も半透明の白で、キレイです。

おとなしいので、裏側からもパシャリ。

もっふもふ!

毎年この時期になると北部岡田地区に大量発生し、木の周りを集団で飛び回ります。
パタパタ高いところを飛び回っているので、ずっと正体がわからなかったのですが、
今年こそは!と思っていたら、
今日の強い雨のおかげで、うちの窓で雨宿りをしていました。
おかげで落ち着いて写真を撮ることが&調べることができました。

そしてキアシドクガを調べていて、この前わからなかった道行くイモの正体はキミか!とわかりました。
その時はうちにお招きせず、草むらに移したのですが、今度はご招待したいです。



そうこうしているうちに、「こんなの好きでしょ~」
と友人が持ってきてくれました、イモムシ。
なんとゴージャス!!

最近こんな本を買いました

ので、調べてみたらすぐに判明。「ルリタテハ」


成虫になると黒に青の線の入ったシックな装いに変わるとわかり、おうちにお招きすることにしました。

こちらは芋虫飼いのセンパイ嶋田さんがすでに成長記録を書いてます。
飛べルリタテハ
他にもブログに何回も登場しているので、気になったら検索してみてください!


…もう、盛りだくさんですね。カメムシの話はまた今度。


ところで今週火曜日に気象庁による毎月の火山勉強会が行われました。
月曜日にはけっこう大きい地震があって、テレビでも速報が出たそうですね。
それはちょうど起こった時間帯がNHKのローカルニュースの時間だったから(;^ω^)とのことでしたし、
今すぐ噴火につながるような地震ではないそうなので、安心していていいようです。

来週には詳しくレポートしたいと思います。

惑星地球の活動の最前線、活火山の上に住んでいる私たち。
地球の営みサイクルは、時間感覚が途方もなくて起こることもダイナミックで、しばしばクラクラさせられますが、
そんな中でせいぜい100年の命を生きる人間が、一生のうち必ず一回は噴火という地球の営みに出会えるというのは、
やはり幸せなことだと思うのです。
もちろん恐れること備えることも大事ですが、ロマンを忘れずにいたいものです。

2万年の大地の上で、80~100年スパンの人間という種が、1年スパンで次々と姿を変える生き物に夢中になっている~
色んなライフスパンでとてつもない種類の生き物たちが生きてるんだな~
なんて、思いを馳せるのでした。(あい)
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6年目のT学園高等部ツアー・初日

2017年05月25日 | ツアー
今年で6年めになるT学園高等部の皆さんとのツアー、1日目の報告です。

午前の高速船で到着後、お弁当を持って三原山フルコースへ!


ほぼ1週間ぶりに山に来たら、コゴメウツギの米粒サイズの可愛い花が咲いていました!😁


男子も女子も和気あいあいで楽しそうです。


さらに若いので、小さなものが見える!(ウラヤマシイ・笑)
なんとこの景色の中に…


生まれたばかりと思われる、バッタの子を見つけてくれました!!

1cmほどの小さな小さなバッタの子。
超かわいかったです!😁

オオシマツツジもまだ華やかに咲いていました。
まるで日本庭園のような“パホイホイ溶岩の丘”が、いちばん華やかに彩られる季節です😁

「溶岩に散らばって写真を撮ろう!」との担任の先生の提案で、こんな写真をとりました。

素敵ですよね!

生徒さんたちは、みんなとっても元気で生き生きしていました😁

溶岩の中に「溶岩のようなカエルの死体」を見つけたり…

(これ、かなり保護色でした!)

足元の小さな花の写真を撮ったり…

(やはり女性は花が好き!😁)

火山観測機器を観察したり…

(将来は火山防災の仕事に?)

お弁当の後に、未知なる場所へ冒険に出かけるグループも!


歩ける範囲では一番標高が高く、いつも風が強い「剣ヶ峰」が、今日は珍しいそよ風で…


女子たちは、シャボン玉を捕まえて遊んでいました😁


とにかくみんな、好奇心旺盛。

写真をとったり、集まって観察したり…

ある生徒さんからは「溶岩の表面には植物が生えていないのに、裏に細かい根が生えているのは何なのか?」との質問があり「なんの植物が生えてくるか経過を観察して先生に連絡するね」と約束しました。

その宿題となった溶岩に目印をつける(周りを石で囲む)…の図。

…この宿題、難しそう(^_^;)
でも頑張ります〜。

裏砂漠でも、みんなそれぞれ自由なアイデアで、遊んでいました。

定番のジャンプも、さすがな跳躍力!

男子たちは、ポーズを決めて写真撮影。


短距離走?


ナゾのトリック写真?(笑)

もちろん遊びだけではなく、ちゃんと、火山や防災や植生遷移の勉強もしながら帰りました。

そしてツアー最後には、そのご褒美が…

この華やかさ!
最後に豪華な花束をプレゼントされたみたいで嬉しかったです😁

明日は雨の予報ですが、きっとみんなの好奇心で楽しいツアーになるだろうと思います。

さてではこれから、明日のツアーの説明資料作成に入ります〜。

(現在23時50分なり…(^_^;)

(かな)


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コゲラとキビタキ

2017年05月24日 | 
14日に訪れた高松シリーズ最終回です。

ゴマダラチョウやサトキマダラヒカゲがいたところにコゲラはいました。

・・・実はビービー鳴きながら飛ぶこの小鳥が、見つけたときはなんだかまったくわからなかったのです。
大島でコゲラは確認されてはいますがいつもいるわけではなくて滅多にお目にかかれない貴重種なのです!!
全国的にたくさん分布していて至って普通種といわれているコゲラ。
私が初めて見たのはもう30年近く前でどこでだったかも覚えていません。
それからまったく出会いがありませんでした。

コゲラの鳴き声を知っていればすぐにわかったかもしれませんがそういう機会もありませんでした。
日頃からよく聴いているわけでもないし。
今では検索すればすぐに聴くことができますけどね。

ゴマダラチョウを撮っている間もナゾの小鳥は鳴きながら飛び回っています。
2羽いるようでした。
ちょっと遠いなぁ・・・
小鳥はもちろん気になりましたがそれよりももっと近くで撮りやすいゴマダラチョウを!とこちらを優先させていました。

で、しばらくすると小鳥が近くにやってきました。
急いで双眼鏡で観るとコゲラでした。
!!??
コゲラの鳴き声ってこんななんだーーーーーっ!!
全然「ギィーギィー」に聴こえないっ!!(私には)
ものすごい衝撃でした(笑)
いやー、この年になってこんな感動があるなんて、嬉しかったです。

前置きが長くなりました。
ではコゲラさんです。

かわいい目がしっかり写ったのはこれだけでした。
キツツキらしいとまりかたです。




オスメス同色なので雌雄の区別は難しいです。
オスならば後頭部に赤い羽が隠されているのですがなかなか見ることはできません。
この子はどっちかなー?
撮影から1週間以上経っています。
2羽でいたのでもうどこかに巣穴を掘って子育てしているかもしれません。


続いてキビタキです。
前回のダイミョウセセリを撮影して空港へ戻る途中のとある鎮守の森で見つけました。
美しいさえずりは聴こえてくるのですが姿はなかなか見つかりません。

やっと姿を現してくれるも暗い森の中です。

さえずるキビタキ、久し振りに見ました。





その後、少し明るいところに来てくれました。
全然ダメダメな写真ですが・・・(汗)

たくさん収穫のあった高松。
また行きたいです。

がんま
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「しくじりから見えてくるジオパークの理想像」

2017年05月23日 | 火山・ジオパーク
今年の地球惑星連合大会では、認定や再認定の見送りを経験した6箇所のジオパークから、表題の発表がありました。

今日はごくごく簡単に、その内容と、私が感じたことを報告します。

1・山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク 先山 徹氏
 
山陰海岸は一度、世界ジオパークの候補に落選。再度申請をして受け入れられ、2010年に世界ジオパークに認定されました。

落選の理由は…

「顧問など偉い人が並んでいるが動く人がいない、地域の人が入ってない」

落選をきっかけに、事務局が兵庫県の組織の中に入り、専門部会にはいろんな活動をする人が入ったそうです。

そして今では…

3本柱を「一同に会することが大切だと思って続けている」とのこと。

不定期で旅館、民宿経営者、ガイド、博物館、大学教員、公務員、事務局員などが集まるジオ談会も行なっているそうです。

「行政の委員会にすることによって事務局が仕事を背負い込んでしまう。一緒に考えることにならない」「ある程度ほおって置かれると、自発的に動くようになる。ガイドの人たちは自分たちでプロジェクトを立ち上げたりする」などの言葉が印象に残りました。

2・恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク 畑中 健徳 氏

条件付き再認定となり、2年後に認定された恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク。
条件付きとなった時の状況は…


改善をスタートしたものの、なかなかはかどらずにいたそうですが…

全国大会の首長セッションで、市長の覚悟が変化したことがチェンジのきっかけに!

条件付きになったことで…



いっぱい良いことがあったようです😁

3・Mine秋吉台ジオパーク 小原 北士氏
Mine秋吉台ジオパークは1回日本認定に落ちて、2年後に認定されました。

認定見送りの理由。


認定見送り後に行ったこと。

見送りの後は、地域の出前講座の回数も激増したそうです。

地元の石灰石の採掘事業者、宇部興産と連携したり…


秋芳洞の入口の石製品販売店と話し合いをしたり…

地域住民に活動の輪が拡がったのが大きな変化で、ジオカフェやいろんな活動が行われるようになった…とのこと。
 
昨年12月には拠点施設も完成。

多い日は1日2000人が来館し、事務局もここにあるそうです。

ジオツアーの件数も増え、もっと取り組めば、協議会の年間予算ぐらいは出せるところまで来ているとのことです。

「事務局は4人。話し合いをよくやるが、がちがちに決めずに動いてみる、やってみることが大事だと思っている」という言葉が印象的でした。
 
4・下北ジオパーク 石川 智氏

下北ジオパークは認定見送りを経験し、昨年認定されたジオパークです。
「しくじり」は…

「課題の中で絞り込みをし、住民活動の醸成を重点化して進めていくことにした。見送り後、住民が、ちょっとずつ下北ジオパークに興味を持ってくれるようになり、出前講座は申請までの1年半に60回、2520人対象に行った」とのこと。
 
最初にジオパーク担当が1人で開始したジオパークも、今年度は12人体制!(驚)

「Mineの現地審査を見学し、住民活動に力を入れている様子を見て、下北でもそれを取り入れて進めていこうとした」とのことです。

「認定の報告を受ける時は、約400人が集まっていただろう」とのこと。(すごい盛り上がりですね!)

「ジオパークは一朝一夕で認定される活動ではない、準備が大事。下北の認定は、地域活動に重点を置いて進めていった結果。市民、住民が大事」とのことでした。

5・伊豆大島ジオパーク 臼井里佳氏

条件付きの再認定を受け、2年後に再認定された伊豆大島。
会場が大きくどよめいたのが、このスライドでした。

準備から認定まで、10ヶ月!
準備不足で認定見送りになることも多い現在では、あり得ないこと…。
 
この後の伊豆大島ジオパークの歩みを、臼井さんはとても端的に分析して発表してくれました。

ジオパークとしての様々な活動は行われていたが、組織事務局体制が余りにも脆弱で持続可能性が懸念されたこと。2013年10月の土砂災害後の動き。条件付き再認定後の取り組みの数々…とてもわかりやすいプレゼンでした。

そして、伊豆大島には今年ようやく「ジオパーク推進係」ができました。

プレゼン最後の「伊豆大島らしいジオパークを考えていきたい。それが日本ジオパークとして認められるかどうかが、これからの課題」という言葉が印象的でした。

6・島原半島ジオパーク 大野 希一氏

昨年、条件付き再認定となった島原半島ジオパーク。
大野さんが考える「しくじり」とは?


2014年の大事件。

5人のうちの4人が移動になる…驚きました!

活動の盛り上がりをグラフにして分析。

このわかりやすさ!
やはり大野さんの「聞き手に伝える力」はすごいです!

そして島原半島GPの今。


最後にこのセッションのまとめ役、山陰海岸GPの松原さんの言葉を…
「条件付きをもらったところは、いろんな努力をして克服している。ジオパークの地域作り、かなり労力がかかる大変なこと。持続するのが大変。利点はネットワーク、効率的に解決できるノウハウを共有して伸ばしていきたい」😁😁😁

互いの「しくじり」から学び合うことができる…これって「すごい」ことだと思います。

言いにくいところも公開し、分析し、共有してくれた発表者のみなさんに、心から敬意を評します。

また、今日のブログは、セッション関係者に共有されたJGC委員中川氏のメモを参考に、まとめさせていただきました。内容を確認して、JGNの関係者にも共有されるとのこと。これもネットワークですね。ありがとうございました。

(かな)
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みんなで作る波浮の催し

2017年05月22日 | その他
今度の土曜日に迫った『秋広平六祭』正式には“秋広平六没後200年記念事業”大島の特に南部ある波浮に港を作った立役者の平六が亡くなって200年になる節目に当たり企画されました


島中に貼ったパンフレットです(島外にも出回ってはいます)


法要に始まって秋広平六の紙芝居で知らない人に彼が何をやったかを知ってもらったり(紙芝居風に)

波浮周辺のウォーキング(大島ウォーキングクラブの人が道案内)
コーラス(大島のコーラスクラブ)
地元の踊り(大島リキさんゆかりの踊りの会)
太鼓(大島では有名な御神火太鼓)
波浮の踊り保存会でも何かあるみたいです。どの様なものでしょうか お楽しみ! 
それに、波浮のお母ちゃんが作る地元料理を堪能してもらおうと沢山の人が土曜日に向けて大忙ししています

以上 波浮だけではなく 島中の人に協力して頂いています


私も


この“折り羽鶴”当日どの様になるのでしょうか?
70羽折りました。(全部は並べませんでした)

その他に椿も折りましたが  いくつ必要かな…


当日は他に東海汽船で

こんなツアーを開催してもらいました
一緒に歩いてきます(しま)
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