グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

教育旅行モニターツアー 2日目

2023年08月31日 | 火山・ジオパーク
8.23-34日に開催された教育旅行モニターツアーの2日目の報告です!

2日目はバスで島の西部を巡りました。
最初に立ち寄ったのは「砂の浜」です。


約1km続く、黒い砂浜。
面白いものを探しながら歩きました。

砂浜にはたくさん漂流してきたものがありました。
こんな流木も。

長谷川先生より、デイゴではないかとの推察です。

よく見ると、石が挟まっています。


こんな風に流木と一緒に運ばれてくるんですね!

面白いもの探しをして、参加者の先生が逸品をならべ、品評会を開催。


流木や軽石などさまざまなものが発見されましたが、
中でも、一位に選ばれたのが、こちらです!


亀の甲羅です!


頭骨や他の骨も見つかりました。
亀の甲羅を見つけ、一位になった方にはステキなプレゼントが進呈されました✨

砂の浜が黒いので、流れ着いた軽石も目立ちます。
水に浮かべて実験です!

新島産のコーガ石。この大きさですが、水に浮くのでしょうか...?!!

続いては、地層大切断面。
歩いて地層を見ながら、しましまやボコボコの秘密をみなで紐解きました。


そして、極相林を観察するために薬師堂へ。
木々たちがパッチワークのように葉を伸ばしているのが天然のアートのようです。


極相林はクライマックス(暗いマックス)なのに、空が見える場所があります。


木が枯れたりしてできる、このようなギャップからも木々の成長と移り変わりが観察でき、
森がダイナミックに生きているのが感じられる貴重な場所であることを長谷川先生に
お伝えいただきました。

お昼休憩は仲の原園地へ


昼食後に長根にお散歩です


溶岩の岬のお散歩なんて伊豆大島ならではですね。


最後に赤禿〜和泉浜に行きました。
海岸植物の観察や


伊豆大島のいたるところで起きている側火山の噴火の跡を
立体地図を見ながら確認して


海の近くで起きた噴火や軽石が地層に含まれているのはなぜか
をみなで考察しました。


参加されているのは、学校の先生方なので、
専門的な意見や考察もたくさんいただきました。

締めくくりに意見交換会が町役場で開催されました。
島内の交通手段など、課題はあるものの、
伊豆大島は生物・地学を学ぶのに最適な資源の宝庫であることをあらためて認識しました。

伊豆大島は生きている大地の変化を間近に学べるフィールドです!

示唆に富んだ、盛りだくさんのツアーを開催していただいた
伊豆大島ジオパーク推進委員会事務局のみなさま、
貴重な機会に同行させていただき、ありがとうございました✨

(ユリカ)
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10年ぶり2回目のリクエスト

2023年08月30日 | ツアー
昨日は、小田原にある高校の理科の先生たちが来島、植生遷移が見れれる裏砂漠コースと、極相林、海岸観察をリクエストしてくれました。


この日も、セミの抜け殻がいっぱいで、もはや2連は普通(笑)

木に止まったままカビが生えているセミも、あちらこちらで見つかりました。(下の写真の中にも3匹、写っています)

まるで鉄棒しているような格好で、細い枝にぶら下がったまま、カビが生えているセミもいて…

見たことのない光景に、驚きました。

この日はメジロの巣も、2つ、見つかりました。

目が多いと、発見が増えますね〜。

どちらの巣にも、黄色の丸い粒がついていましたが、何でしょう??

センニンソウが木に巻きついて這い上がり、開花を始めていました。

真っ白い雪のような花が、綺麗でした💖


黒い岩の上には、ハチジョウイタドリが可愛いピンク色の花を咲かせていました。

一方では、カジイチゴの葉が散る準備を始め、

赤く色づいた葉が、目立っていました!

折り返し地点の裏砂漠では、夏らしいモクモク雲が圧巻!

しばらく、思い思いに時を過ごしました。

帰り道の森では、倒木の観察。

「この景色、そのまま教科書に使えるな」、「いや、今まで見てきた景色は全部、そのまま教科書に使えるよ」という先生たちの会話が、嬉しかったです😊

お昼をはさみ、午後からは「薬師堂」という巨木の森へ。
巨体を支える根を見て、木々のたくましさを褒め称えながら進み

人間の10倍以上ある大きな木を見上げ

スダジイが、仲間同士の葉が重ならないように見事なパッチワーク模様を作っているのに見とれ

足元のキノコのデザインにも見とれ

薬師如来に、お参り。

ご利益がありますように!

個人的には、お客様が、マンリョウ(万両)並にゴージャスに赤い実をつけたアリドウシ(一両)を見つけてくれたのと

水桶の中でウネウネ動く、変な生きものも見つけてくれたのが楽しかったです😊

(あとから調べたら、ガガンボの幼虫っぽかったです)

最後は赤禿(あかっぱげ)で、海岸植物や赤い溶岩を観察して終了しました!

実はツアー開始後に知ったのですが、皆さんは10年前にもご一緒させていただいた先生たちでした。
で、今、過去のブログを調べてみたら、記事が見つかりました!
https://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/805b06d85dd3aa687724b4584c587b33
夏なのに強風、そして今よりずっと、涼しい夏だったようです。

今回は猛暑で「午後はやめた方が良いのでは?」と一瞬ひるみましたが、皆さん最後まで、歩ききってくれました。

暑い中、大変お疲れ様でした!
そして、2回目のガイドリクエストを、ありがとうございました💖

(かな)
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すごい小学6年生

2023年08月29日 | ツアー
昨日、すごい小学校6年生&お父さんと、裏砂漠に行ってきました。

何が凄いのかと言うと、生きものを見つける目と知識です。

まずは、地面を張っていた小さなアリをみて、「〇〇アリだ!」とか「××アリだ」と見分け、
(私は写真撮ったけれど、まともに写っていませんでした💦)
メジロの巣を見つけ、

セミの抜け殻は20個ぐらい見つけ、
木に止まったままカビが生えて死んでいるセミも見つけていました!


そして虫のみならず、トウゲシバという原始のシダを目ざとく見つけ、「これ、なんですか?」と質問してくれました。

花が咲いているわけではないし、かなり地味で注目されにくい植物なので、この質問には驚きました。


そしてさらに、森を抜けたところに生えていたハチジョウイタドリを見て、「イタドリだ!」と、名前を当てたのにも、びっくりしました。

「赤いイタドリもあって、名月草(メイゲツソウ)と言われているんだよ」とまで教えてくれました!

テンナンショウの仲間にも興味を示し、

大小様々の個体を見つけていました。


その後も「ヘクソカズラだ!」とか、どんどん名前を言い当てながら歩いて行きます。


裏砂漠では、話題になった赤いイタドリ、メイゲツソウを探しました。

なかなか赤いイタドリは見つからず、ようやくなんとか、ピンク色の花を見つけました。


でも、帰り道「こんなところにあった!」言って、教えてくれたのが…

小さいけれど、美しい、赤いハチジョウイタドリの花でした!

あまりにいろいろなことを知っているので、お父さんに「すごいですね」と言ったら、「毎日、図鑑を見ていますから」とのこと😊

知識のみでなく感性も面白く、裏砂漠では「あ、こだまがいる! もののけ姫の、こだまだよ」と…

ホントだ〜🤣🤣🤣

(「こだま」が思い浮かばない方は、こちらにたくさんいます😊)

裏砂漠での休憩中、麦茶に入れていた氷を地面に落としたら、青空が写っているのに気がついて、「きれいだなぁ」と思って空を映していたら

…牛乳せんべいが出てきました(笑)


火山観測機器にも関心を示し、「写真撮ってもいいですか?」と言いながら、撮影していました。

様々なことに関心を示す小学校6年生。
将来は、どんな大人になるのかな?

より良い地球の未来のために、活躍してほしいです😊

(かな)
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違えられて!

2023年08月28日 | 

にぎやかな人たちやな!

でも、毎日ではないからがまんしょう

 

 

私を見つけて 色めきだったから 羽を広げてゆっくり撮らせてあげたのに?

何だかちがうものだったみたいで 失礼しちゃうわ

 

                              (しま)

 

 

 

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埼玉県立春日部高校フィールドワーク・2日目

2023年08月27日 | ツアー
春日部高校フィールドワーク2日目は、バスで島内一周でした。

スタート前に、皆さんが泊まっていたホテル駐車場にある地層で、粒の大きさやら何やらを観察。

地層にスケールを置いているのは、地学の研修ならでは!😊

最初の訪問地はここ。

伊豆大島で極相林を作る木(スダジイ)の根の様子を見に行ったのですが、好奇心旺盛な生徒さんたちは、切り通しの中に入り…

「これなんですか?」と不思議なものを見つけてくれました。

「ジャゴケ」という蛇の鱗のような苔の間から伸びる、花みたいな形のもの…。なんだろ?

暗いし良くわからなかったので、横からも写真を撮り、帰って調べたらヒダがありました!
キノコの傘が裂けたものですね、きっと😊(名前はわからず…)

このあと、「極相林」の中を観察するため神社へ!
いつも歩く場所が工事中だったので、初めて歩く民家横の道を通って移動しました。

足元に栗が落ちていたり、アゲハチョウの仲間が何匹も飛んでいたりで、楽しい道でした😊

生徒さんからは、綿毛を出した植物を見て「これなんですか?」の質問が…

植物の種子が風で飛ぶための綿毛。よく見ると綺麗ですよね!
(植物名は「ダンドボロギク」が一番近いようでした←「ベニバナボロギクに似ているけど色が違う…」って感じで名前が出てこなかったので、今、調べました💦)

巨木の森を出たあとは、「海と火山が接することで起きるさまざまな出来事」の痕跡を辿りに、海岸へ。

火山地形だけでなく、海岸植物の観察も怠りません!

植物が一列に並んでいるのを発見し、理由を考えている生徒さんもいました!!


伊豆諸島の固有種と言われるオオシマハイネズの、たわわに実った実を見ていたら

生徒さんが「ピンクの実もありましたよ」と教えてくれたので、見に行ったら…

マルバシャリンバイが、小さなリンゴのような艶々ピンクに色づいていました!
熟すと黒くなるので、この綺麗な色は「今ならでは」かも!😁

昼食のお弁当を食べながら、「涼しい火山博物館でゆっくり観察するか、めちゃ暑い“黒い砂浜”で過ごすか?」の多数決を取ったところ、4対3で砂の浜に行くことに決定!

で「砂の浜に行く」を選んだ4人は、迷うことなく海の中へ!

めちゃめちゃ、楽しそうでした〜!

(埼玉県は海がないので、海へ行くと盛り上がる生徒さんが多いようです)

海に入らない組は、海岸を遠くまで歩いて生きもの探し。

「ウミガメの骨でも落ちていないか探してきます」と歩いて行き、「アオウミガメの骨、ありましたよ〜!」と教えてくれました。

骨格標本なども作って学校に飾っているという生物の先生は、「このままにしておくのはもったいないなぁ」と、心底残念がっていました。

その後は、地層大切断面で地層になって(?)🤣


前日は遠くにしか見られなかった「火口の中の赤い色」の正体を、目の前で観察。


最後に大金沢砂防ダムに立ち寄って、「土砂崩れが起こりやすい火山島で、どうやって人が暮らしているか?」を話し、語り合いました。

先生からは「防災をどの教科で伝えるか?」という問題についての現状も、聞かせてもらいました。

ツアー終了時には、全員で、スタート地点の地層の前で記念写真💖

この日も野外はとても暑かったのですが、最後まで元気で、質問するとしっかり自分の考えを述べてくれたのが、とても嬉しかったです💖

生徒の皆さんの、未来に期待❣️😀💖

(かな)
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チョウゲンボウ

2023年08月26日 | 
今日の午後、自宅近くで見つけました。
この秋(と言うにはまだまだ夏ですが・・・)のチョウゲンボウ第1号です。


ちょうど電線に降り立ったところ。
翼を整えています。

!!

正面顔!
私に気付いているようです。

今年生まれの若い個体だと思うんだけど・・・

どうでしょう?

ほんっとにうんざりするくらい暑い日が続いています。
伊豆半島上空には真夏の雲がありました。

涼しくなるまでもう一息(だといいけど)
体調管理をしっかりして乗り越えたいですね。

がんま
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埼玉県立春日部高校フィールドワーク・1日目

2023年08月25日 | ツアー
昨日と今日の2日間、埼玉県立春日部高校から、生物・地学のフィールドワークにいらした皆さんと歩きました。(生徒さん7名、地学、生物、物理の先生4名の総勢11名)

1日目(昨日)は、火口から裏砂漠へ。
今年は猛暑で、1日ツアーの申し込みがあっても時間短縮をお勧めし、半日ずつ歩いていたので、超・久しぶりの長めのコースでした。

スタートの時は雨!

景色は見えなかったけれど、涼しくて少しホッとしました。

島に来る前に、自分たちで調べ学習をして、「現地で確認すること」を決めてきた生徒さんたち。
普段はあまり注目されない地味〜な常緑樹を、熱心に観察!

大島の特徴的な植物を見つけて、「あれ、なんですか?」と質問してくれるので、ウレシクなりました。


植物のみならず、溶岩もしっかり観察。

先生も「普通の石と明らかに違います」とコメント。

なんと大島の粘り気が、どの液体に似ているかまで知っている生徒さんもいて、質問も次々に。
一瞬、「このまま山に登らずに同じ場所で観察しても、すごく楽しいのでは?」と思ってしまうほどでした😁

この後も、今季初のイガアザミの花を見つけてくれたり


草の茎についている土の粒のようなものは、アリが作ったものであることを、自分で観察して突き止めたり


岩場を這っているヒカゲノカズラの造形を、みんなで楽しんだり

とにかく、いっぱい観察しながら山を登り、火口西展望所に到着!

最初は霧がかかっていましたが

目の前でどんどん霧が薄くなり

クリアな火口の風景を見ながら、オヤツタイム💕
目の前ではアシタバが、開花準備を始めていました。

上の写真、左下の明るい緑色が花の蕾を包んでいる苞(ほう)で、生徒さんからの質問で存在に気がつきました。

火口から飛んできた1滴の溶岩餅。(先生が上に乗っているので大きさがわかります)

生徒さんが「鏡餅みたい」、「次の噴火で1個、その次の噴火でまた1個飛んできて、重なったりして😊」みたいな話をしていたのが、妙にツボにハマり、

「鏡餅」を作ってみました🤣🤣

あちらこちらで、ハチジョウイタドリの花が咲き始め、裏砂漠がゴージャスな雰囲気になっていました。

赤色が美しい小さな花も、生徒さんが見つけて教えてくれました。

💖

裏砂漠の植物が生えていないところまで行って、その理由を考えながら、自由時間。

写真を撮ったり、景色を眺めたりしているうちに、先生の発案で「ポスターにしてもらえるような写真を撮ろう!」ということになり、ポーズを決めてくれました。

題して「春日部48」
青空の部分に「伊豆(大島?)って楽しい」の文字を入れれば完成なのだそうです🤣😊😁

その後も、「足元に落ちていた石の凹みが、妙に真っ直ぐな理由」を考えたり

森で木が倒れた後の植物の生え方を観察したり

途中から太陽が照りつけてきたのに、生徒さんたちは、最後まで好奇心を持って歩きづづけてくれました。

とても爽やかで、素敵な時間でした〜😊
(2日目へ続く)

(かな)

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教育旅行モニターツアー 1日目

2023年08月24日 | 火山・ジオパーク
伊豆大島ジオパーク推進委員会主催で8月23-24日に開催された
教育旅行モニターツアーに参加させていただきました!

「生きている火山島の変動と植生遷移を学ぶ」というテーマの元、
たくさんの実習を織り込んだツアーで、私も多くを学ばせていただきました。

1日目の23日は三原山〜裏砂漠のフルコース。
最初の実習は安永溶岩丘でのパホイホイ溶岩のスケッチです。


絵が苦手なわたし。
スケッチをすることに抵抗がありましたが、トライ!

スケッチをすることによって、ただ写真に撮るよりも溶岩をよく観察しようとする意識がうまれ、
そして、形状も記憶に残っていることを振り返って実感しました。
以前、トロント大学の地震学を研究されている方がしきりにスケッチをしていたので
なぜ、写真だけじゃダメなんだろう、と思っていたのですが、
理由がわかった気がしました!

次は、1986年の溶岩流先端の上での実習。
ここでは、植生の観察をグループで行いました。


パッチの大きさを図り、


どの植物がどのくらいの割合かを観察し、記録しました。


これまで、なんとなくしか見ていなかった溶岩上の植物たち、
数値化することによって、種類が多くなる傾向などを洞察しやすかったです。
根元の落葉層の状態を、においで比較するのは新鮮な経験でした!

お天気が不安定でお昼を食べ終わった頃、雨が降り始め、みんな急いで雨具を着ましたが、
お鉢巡りをはじめた頃には雲が晴れ始め、


みなさんを歓迎するかのように、火口もくっきり見ることができました!


あいにく富士山は雲に覆われていましたが、
あの高まりの向こうに富士山がある理由が明かされると
景色をみる目が変わりますね。


裏砂漠も暑すぎず、シャボン玉や石の観察の時間も快適に過ごすことができました。


「いつか森になる道」と「こもれびトンネル」でも植生調査をグループで行いました。
10m×3mの区間の中に生えている植物を同定していきます。

(調査に夢中で、写真がこれしかありません😢)

リストの植物がある「○」か、ない「×」か、という
宝探しのような調査で、
植物の名前を楽しく覚えられるアクティビティにもなるなと感じました。

今回のモニターツアーは生物や地学を学ぶ学生さん向けを想定して
示唆に富む内容でした。

ジオパーク専門員の臼井さんのガイドと
長年、伊豆諸島の生物の研究をされているの長谷川先生の解説もあり、
一日中メモをしまくり😂

それにしても贅沢な景色に最高のフィールドを実習に使える伊豆大島、
混んでおらず、他の観光している人などの邪魔にならず、
気兼ねなく調査できるのは、伊豆大島の利点だと改めて気づきました!

いつも歩いている場所でも違う景色が見えた1日でした。
2日目の様子は、また来週の木曜日お届けします😌

(ユリカ)


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猛暑の中の理科部合宿・2日目

2023年08月23日 | ツアー
小田原にある高校の理科部合宿の2日目午前は、三原山へ。

1986年溶岩流の上で観察したときは、生徒さんが溶岩に混ざっている白っぽい結晶を見つけて嬉しそうでした😊

(化学に興味のある生徒さんが多いようでした)

でも顧問はお2人とも生物の先生だったので、噴火の年代によって明らかに違う植物たちの様子に、「わかりやすい!」と感動されていました😊

(わかりにくいですが、写真下部の黒い岩とまばらな植生は36年前の溶岩、その上の緑がぎっしりの部分は71年前です💦)

坂を登りながらも、ときどき振り返って眼下の景色を楽しむ生徒さんたち😊


休憩に立ち寄った避難壕横のラセイタタマアジサイは、さらに開花が進み

とてもとても華やかでした!!


富士山とゴジラ岩のコラボも夏色でした〜💖


目的地の火口展望台到着!

暑かったけれど、みんなしっかり火口を見つめていました。

「帰りに余裕があったら寄ろう」と思っていた三原神社は、全員参加で参拝。

「暑くて疲れたけれど、見たことのない景色がすごすぎて…」と、嬉しい感想を述べてくれた生徒さんもいました😊

昼食後は「あまり歩かないようにしよう」と、先生と打ち合わせていました。
地層大切断面を見て…(写真撮り忘れました💦)

「泉津切り通し」で、巨木の根のたくましさを観察し

噴火や伐採の影響を受けない時の、伊豆大島の森の姿(極相林)の様子を紹介しました。


最後は牧場でアイスクリームを食べてから…

海で20分間の自由行動!

石を投げて

水の上を跳ねさせたり

カマキリの死骸を観察したり

思い思いに楽しんでいました。

生徒さんから「これなんですか?」と質問があった物体は、サンゴのカケラか、貝の蓋のカケラか?という話になり

「薬品をかけると変化するかも」ということを、楽しそうに話してくれ、「さすが化学好きの生徒さんだなぁ」と思いました😊

何人かの生徒さんは「友達連れて、また来る!」と言ってくれていたので、いつかまたどこかで会えたらいいなぁ〜と思います😊

2日間、熱中症になることもなく、みんなで無事に歩けて本当に良かったです。
お疲れ様&ありがとうございました!

(かな)
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猛暑の中の理科部合宿・1日目

2023年08月22日 | ツアー
一昨日〜昨日、小田原にある高校の理科部の生徒さん&先生が、合宿でのガイドをリクエストしてくれました。
一昨日は、噴火や台風などのダメージと植物たちとの関わりを見ながら歩ける裏砂漠へ!

木漏れ日の森の中で木々を観察したり、


溶岩を観察したり、


道に落ちていたオオバヤシャブシの実を拾って、「これなんですか?」と質問してくれた生徒さんもいました。

この生徒さんは何度も、私が「これは話そう」と思っている内容を、先取りして質問してくれました。(観察力が、素晴らし〜😊)

何度か水を飲み、首にかけるタオルを冷やしながら歩きました。


周りに植物が生えていない場所に着いた後は、自由行動。

休んでいる生徒さんが多かったけれど、山岳部顧問でもあるという先生と元気な生徒さんは、さらなる高みを目指して走っていました!

まるで、ビーチパラソルを広げたかような裏砂漠の風景。

一瞬、海辺にいるような気持ちになりました〜(笑)

ところで、この日は昼食後のスタートだったので、裏砂漠に着いたのは午後3時ごろでした。
前日の11時に47度を指していた温度計は…

40度!

時間帯でずいぶん温度が違うんだな、と驚きました。(7度も低いことを知った途端、涼しく感じたのがオソロシイ・笑)
さらに、日傘をさして歩きながらリュックにつけてある温度計を、生徒さんに見てもらったら、「35度です!」とのこと。
日傘、もはや必需品ですね!

歩き終わったら駐車場の路頭に、ノコンギクが絶賛開花中でした!

本当は秋の花のはずなのですが、ずいぶん気が早いような・・・
でも西暦838年の神津島の噴火で飛んできたと言われている白い火山灰の地層の上に、華やかに咲き誇る白い菊の花は、とても見事で、スペシャルな感じがしました😊

猛暑ツアー、明日に続きます!

(かな)
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