グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

こちら爬虫類

2010年08月27日 | 哺乳類、爬虫類、他
 暑い日が続いて、疲れ気味なのは人間ばかりではないようです。

 アオダイショウが、藤棚の葉陰で昼寝をしていたり、トカゲが石の上で体を冷やしていたり・・・。

 トップ画像、涼しげなアオジソの葉の上で涼んでいるのは、カナヘビのようです!

 ウソですよー! メード イン チャイナ、とってもよく出来ています。
お客様から頂いたストラップの金具を外して、フィギュアだけにして撮ってみました。

 こちら↓は、本物。


 このスタッフ日記にも度々登場しているオカダトカゲ君。

 木陰の石の上にへばり付いて、カメラを取り出す間も動こうとしませんでした。

 じっとしてるからさあ、格好良く撮ってよね!

 それなのに、どうしてピントが甘いの(汗)

 幼体や若い時には、尾が青色で体もカラフルに輝いて、よく目立ちます。



 これは、オカダトカゲの成体のフン。
この辺りには、いつも主のように大きなオカダ君が、チョロチョロしていて、
こんな感じのフンがたくさん落ちています。

 それにしても、これ↑は、ちょっと大物。長さ3.3センチ、太さ5ミリ近くあります!!

 成体のオカダトカゲは、25センチくらいあります。
伊豆諸島と伊豆半島の一部に生息する固有種です。

 主に地上で、昆虫、ミミズ、クモなどを捕食します。



 こちら↓は、カナヘビ君。


 こちらは、メードイン大島で、実にかわいいです。

ハチジョウスズタケという笹の葉の上で、じっとしていました。

涼んでいたのか、獲物が来るのを待っていたのか。

昆虫やクモなどを捕食します。




 普段は、素早く逃げて行ってしまうのに、おとなしく撮らせてくれました。

 せっかく被写体がいいのに、接写が苦手なカメラなもので・・・、と言い訳をして。

 オカダトカゲは、トカゲ目トカゲ科。
カナヘビは、トカゲによく似ていますが、トカゲ目カナヘビ科です。

 カナヘビの舌は、ヘビに似て細長く、深く二又状で、口の外へ自由に伸出させることができるようです。

 今回写真には撮れませんでしたが、尾が細長く、オカダ君より一回り小さい全長20センチ弱くらいです。



 お取り込み中↓を、失礼!


 恐竜たちの末裔(まつえい)と言いましょうか。
生き残りであることを感じさせられます。

 体の約3倍ほどある長い尾がよく分かると思います。ボヤケてますけど(涙)。
敵に襲われると尾を切って逃げ、尾はよく再生します。




【おまけの爬虫類】


 出来るだけ自然に近い状態で孵化させ、子ガメたちが海へ出発するのも、自力で行くようにするのが、野生動物の保護をする立場と考えています。
 しかし、今回は失敗して、産卵巣を発掘するタイミングが早すぎました。
 子ガメたちには、砂の中から自力で脱出し、夜の浜を這って、海へ入るという経験が大切です。

 体験が大切なのは、人間の子どもたちも同じですね。

 (なるせ)





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