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グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

小花に取り巻かれて

2025年05月19日 | 植物
地味で小さなスズメノヤリが、ヌカススキ(たぶん)の小花に取り巻かれていました。

スターだ〜!(笑)

(かな)
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ツボスミレ

2025年05月14日 | 植物
「いきもの図鑑」にツボスミレをアップしました。

このスミレに初めて出会ったのは20年以上前。
普段はあまり見かけない真っ白な小さなスミレが、暗い森の中で木漏れ日を浴びて輝いて見えたのを、今もハッキリ覚えています。

以後も時々見かけるものの、数は多くないので、見つけると嬉しくなるスミレでした。

それが今回、図鑑にまとめるのにあたって、「日本の野草(山と溪谷社)」や「野の植物誌(山と溪谷社)」、「日本の野生植物(平凡社)」などを調べてみたところ、「湿ったところを好み、人家周辺の半日影にも多く、都市近郊で最も普通のスミレ」と書いているではありませんか!

私の中での存在感と、全国での存在のギャップに驚きました。

でも考えてみたら、たびたび噴火して火山灰が降りつもる水捌けの良い島で、ひっそり生き抜いているということ自体が貴重なのかもしれません。

「このスミレは、やっぱり私にとってスペシャルな存在だ〜」と思いました😄

(かな)
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アツバスミレ

2025年05月13日 | 植物
「いきもの図鑑」に、アツバスミレをアップしました。
早春に咲き始めるシチトウスミレよりも、遅れて開花が始まるアツバスミレ。島中でポツポツ咲いています。

母種のスミレよりも、葉っぱが厚くて艶があると言われています。
正直、”これで葉が厚いのかな?”と疑問に思うこともありますが、植物好きのお客様は「ほんとだ厚い!」、「全然違う!」とおっしゃるので、多分違うのだと思います(笑)

感心するのは、子孫を残すための方法です。
花を開かずに蕾の状態のまま効率よくタネを作り(閉鎖花)、自らの力でタネを遠くに飛ばし、さらにアリに運ばせて分布を広げるという、あの手この手の繁殖戦略。

地球の遠い未来にも、スミレは存在できるのでは?
いや、それとも閉鎖花で他の遺伝子と交わらず楽してタネを作っているから、いつかツケが回って、みんな一斉に滅びてしまうかも??

…などなどスミレ全般の未来に思いを馳せながら、まとめました。

(かな)
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今が散り際

2025年05月12日 | 植物
今が旬(散り際)の、花と実の3点盛り!

みんな本土にいる母種とは、少し違う個性を持つ植物たちです。
さて誰でしょう〜?

(かな)
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スダジイ

2025年05月11日 | 植物
車を降りた途端、ふわっと甘い香りが鼻をくすぐりました。
5月1日のツアー中、波浮港展望台でのことです。

見下ろすと、火口壁がほんのり黄色に染まり始めていました。
スダジイの花が咲き始めた合図です。

その香りは、私が住んでいる島の北部にもやってきました。

5月7日。大島周回道路の上から森を見下ろすと、木々のてっぺんがスダジイの花で明るい黄色に染まっていました。

あまりに香りが強いので、毎年この時期になると、「もし私が虫だったら、吸い寄せられるように花に飛んでいくんだろうな」…なんて思ってしまいます(笑)

そして昨日。雨の合間をぬって、図鑑用に植物の写真を撮りに行った時のこと。

沢沿いの道にびっしりとスダジイの花が落ち、まるで黄色い絨毯を敷いたような景色になっていました!(驚)

今日も昨日も高速船が全便欠航するほどの大荒れの天気だったので、その影響かもしれません。

ものすごい量の花が散って、地面からもあの甘い香りが立ち上ってきます。
…もう受粉は終わったのでしょうか?
こんなに早く散ってしまって大丈夫なのかな?

気になって、スダジイの花のしくみについて調べてみました。
すると、スダジイには同じ木にオスとメスの花が咲くけれど、それぞれ別の花序に咲くと書いてありました。

ということは、今回大量に散っていたのは全部オスの花?

本来、もう散る時期で、強風で一気に加速しただけなのかもしれません。

気になって仕方がなくなった私は、再び観察に出かけました。
日が長くなったおかげで、18時を過ぎても、まだ明るいのはありがたいです。

咲いている株をじっくり観察すると、華やかな雄花のすぐそばに、ひっそりと咲く雌花を見つけました。

(オシベをたくさん出している華やかな雄花の下に、雌しべをチョコンと出した雌花があります)

昨日と同じ沢にも行ってみました。

散っていたのは、やっぱりすべて雄花のようです。
ということは、雌花は木に残ったまま、どんぐりを実らせる準備を進めている…はず!

そういえば5年前、スダジイの花に集まる虫たちをブログにまとめた時にも、たくさん写真を撮っていました。
その写真も見返してみました。

そこには、華やかな雄花と、

地味で短い雌花序が写っていました。(2匹の虫の間にいるのがそれです)

…ところが!

なんと、雌花の先端に雄花がついているように見える花もあったのです!!
これって、どういうこと…?

図鑑作りのおかげで、新たに知ることが少しずつ増えていきます。
でもその分、疑問も次々と湧いてくるんですよね😅

修行は続く、です(笑)

(かな)
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トゲナシサルトリイバラ

2025年05月08日 | 植物
少し前まで花盛りだった「トゲナシサルトリイバラ」を、いきもの図鑑にアップしました。
こちらです)

手まりみたいな形が可愛くて、毎年花を楽しみにしているのですが、いざ図鑑に整理しようとしたら、メスの花を撮っていなかったことに気づき、取材に行ってきました(足りないものばかりです〜😅)

伊豆大島では、草餅を包むのにこの葉っぱが使われますが、九州の方まで同じ習慣を持つ地域があって、呼び名や使い方が違っていたりするのが面白いです!

(かな)
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ハマヒルガオ

2025年05月05日 | 植物
花の中の様子、外から見えてますよ〜。

😄

(かな)
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マルバシャリンバイ

2025年04月27日 | 植物
GWのツアーが始まっていますが、海岸で花盛りのマルバシャリンバイを「いきもの図鑑」にまとめたので、そのお知らせを先に。

マルバシャリンバイは、本州以南の暖かい地域の海岸に自生しているようで、特に「伊豆大島ならでは」の特徴があるわけではないけれど、葉っぱの厚さと硬さがスゴイので、密かに尊敬しています(笑)

黒い溶岩の海岸に満開の白い花が咲いている風景を、楽しめるのは“今”です!
散る準備が整ったツヤツヤの真っ赤な葉っぱも、今が見頃です〜!!

図鑑のページはこちらです。

(かな)
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オオバヤシャブシ

2025年04月25日 | 植物
「いきもの図鑑」にオオバヤシャブシ、アップしました!

山でガイドをしている私たちにとって、毎回目にする身近な存在。
「オオバ」というから、葉が大きいのかと思いきや、三宅島のガイドさんがカルデラのオオバヤシャブシ見た時に、「小さい〜」と言っていたし、10年ぐらい前には「家の近くのヤシャブシの方が、ずっと葉が大きい」と、葉を郵送で送ってくれたお客様がいました🤣

でも、雌花と雄花の付く順番が違うのは確かなようで、理由は謎です!(大島は風が強いからでは?という意見も…)

いざ、図鑑にまとめようとすると、写真が見つけ出せないものが多く、「自然の植生遷移が見える庭(自宅)」で実を取って来て、久しぶりに種子の写真を撮りました。

小さい翼がタネの周りについているけれど、これで遠くに飛べるのですかね〜?

(かな)
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フデリンドウ花盛り!

2025年04月21日 | 植物
一昨日「あれ?紫色のゴミが落ちてる?」と思って近づいたら、なんとフデリンドウの花束!

ここまでまとまって生えているのは初めて見ました〜😍

(かな)

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