グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

はじまりました“椿まつり”

2010年01月31日 | 歴史・文化
昨日より始まった“第55回椿まつり”55回もやっているのですね。すごい!何事も続けるって大変ですよね。

本日、日曜日はオープニングパレードで支庁関係、商工会・町会議員に始まり御神火太鼓連、ダンスパフォーマー等々が参加しました。

島内だけでなく、新潟の加茂市からもパレードに参加するために来てくれましたし。
都内からもお神輿が三基やってきました。



そのうちの1基、神田から来てくれたお神輿野郎(ご婦人もかっこいい!)の面々 来てくれてありがとうございました。
(神輿が大島に来るのには担ぎ棒は解体してコンテナに積み込んできました)



肝心な椿もしっかり咲いています。



アンコさんはベテランが多いい?
(子育て、仕事が忙しいからアンコさんにはなれないんです。)


若いも居ますよ!      おもいっきり若い   豆アンコ、ミニアンコ、プチアンコ?   3歳の彼女でした。


これから二か月椿まつりが続きます。期間が長いだけに毎日の盛り上がりには欠けますが、沢山楽しんでくれたら良いですね。
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コイカル現る!

2010年01月30日 | 
ここ伊豆大島に、ちょっと珍しい鳥コイカルが現れました。

写真は今日のものと一昨日のものが混ざっています。
空が白い(曇天)のはだいたい一昨日のものです。



大きな黄色いクチバシ(先端が黒いのが特徴です)に頭巾を被ったような頭から顔にかけての黒い羽毛。
頭でっかちに見えてなんとも可愛らしい姿です。





伸び~~~~。








今月初め、鳥仲間のかた(貴重です!)から連絡を頂き、すぐさま教えてもらった場所へ見に行ってみました。
この樹はエノキ、たくさん実が付いていて盛んに食べていました。













そのときはコイカルが2羽だったのですが、最近になってイカルが1羽仲間に入りました。



イカル ↓




違いがわかりますか?

頭巾の大きさと風切羽先端の色の違いに注目してください。








コイカルは頭の黒さと風切羽先端が真っ白ということでで2羽ともオスだとわかりますが、イカルは外見ではオスメスの違いがわかりません。
この子はオスでしょうか?
メスでしょうか?

時々コイカルに意地悪されていました。
でも一緒にいたいのよね~。



3羽の写真が撮れました。
下の2羽、右がイカルです。



今日のように風の穏やかな日にはパチパチとエノキの実を割る音と、「キョ、キョ」「ピヨ、ピヨ」と可愛い声が聴こえてきます。


このエノキの実を食べつくすまでいてくれるでしょうか?

 

    がんま
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節分のヒイラギ

2010年01月29日 | 植物
2010年は、「読書年」でもあるそうです。
今日のニュースでアメリカの作家J.D.サリンジャーが、
91歳で亡くなったと伝えていました。
彼の「ライ麦畑でつかまえて」(野崎孝・訳)は、
ぼくらの青春の1冊だったので、
また一連の著作を読み直したくなりました。

さて、クリスマスの時から先送りしていたヒイラギについてです。
節分に使うので、それまでの課題になっていました。
早いもので2月3日の節分は、もう来週です。(汗)

上の最初の写真は、季節外れの新芽を伸ばしていたヒイラギです。




この2枚目は濃い緑のツヤツヤとした葉が、とても瑞々しいです。
ツバキの葉と似た輝きをしています。

昔の東洋の暦は、立春から新しい年が始まると考えられていたため、
その前日の節分は、年の最後に汚れや悪をはらうため、
心身を浄め、夜には豆をまき、
ヒイラギの枝にイワシの頭をつけて戸口に差して、
悪鬼の侵入を防ぐ手立てにしてきました。

25日の「日忌み様」(byしま)にあるように、
伊豆諸島(大島~御蔵島まで)には、24日前後に
物忌みに服す習俗が近年まで残っています。

古い時代の節分の行事と共通点があるようです。

昔は、トベラの枝や魚を燻して邪気を追い出し、神を迎えた地域もありました。
青ヶ島では、ササヨ(魚)を焼いた匂いで邪気を払うそうです。



今日、元町のSさん宅のお庭で撮らせて頂きました。
葉の縁が少し白くなった、変わった株です。
花の跡などが見られなかったのは、雄木なのでしょうか?

在来のヒイラギは、福島県以西から九州、沖縄、台湾に分布しているそうです。
残念ながら、伊豆諸島には自生していないようです。


クリスマスの頃に赤い実のなる、
セイヨウヒイラギ、アメリカヒイラギ、シナヒイラギの仲間は、
モチノキ科ヒイラギ属で、
別名「ヒイラギモドキ」とも呼ばれています。




こんなに縁の白い株もありました。フクリンヒイラギとでも呼ぶのでしょうか?

在来のヒイラギは、雌雄異株なのですが、両性花もありますので、
1株でも実をつけるものもあるそうです。
11月頃に白い香りの良い花を咲かせ、
翌年の初夏には実が黒紫色に熟します。





最後の写真は、集合住宅の窓辺に防犯のためと思われる
ヒイラギが植えられていました。
ご近所の方は、ギンモクセイとヒイラギの雑種の
ヒイラギモクセイでは(?)とのことでした。

ヒイラギは、モクセイ科モクセイ属。
ギンモクセイとは近縁で雑種ができています。
秋に芳香のある白い小さな花をつけますが、雄株だけが知られるのみなので、
実はならないようです。


節分までに、在来のヒイラギを探してみてはいかがでしょう。

(なるせ)
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キラウエア火山を歩いて来ます。

2010年01月28日 | 火山・ジオパーク
この日記が公開される日、私は鴻池と一緒に
ハワイ島キラウエア火山の周辺を歩いているはずです。

「大島の三原山はハワイのキラウエア、イタリアのストロンボリと並んで世界三大流動性火山の一つです。」
初めてこの説明を耳にしたとき、「そんな有名な火山が身近にあったのか」と驚きました。

そしてガイドを始めて山に通ううちに、大島の自然が、繰り返す噴火の中で独特の変化を遂げてきたことを、
実感できる光景に何度も出会いました。

たとえばハチジョウイタドリは
「噴火後の溶岩の上には、まずコケが生え、それから植物が侵入する。」
という植物学の定説を打ち破って、噴火後1年目に溶岩の大地に芽を出しました。

火口付近では強風に耐えられるように茎は低く、根を太く長く伸ばして逞しく生きています。

三原山の春を彩るシマタヌキランの一大群生地。

シマタヌキランの先祖であると言われるコタヌキランはもっと穂が小さいそうです。
だとしたら数万本のフサフサのタヌキの尻尾が風に揺れているような風景は、
ここ大島でしか、見ることができないものなのかもしれません。

何度もの噴火の溶岩や堆積物の上に、常緑の森を発達させたハチジョウイヌツゲとヒサカキの樹海はどうでしょう?

どこの火山でも似たような風景が見られるのでしょうか?

「こういう環境って、もしかしたらここだけにしか無いのでは?」
そんな風に思うたび、他の火山を見てみたいという気持ちが強くなってきました。

ハワイ島キラウエア火山は、大島と同じ玄武岩質の溶岩が今も海に流れ込む活火山です。
キラウエア火山の周辺の植物や動物たちは一体どのような生き方をしているのでしょうか?

ネットで検索していたら、ハワイ島で情熱を持ってエコツアーに取り組んでいる女性の存在を知り、
彼女のガイドでキラウエアを歩いてくることにしました。

他の火山と比べることで、大島の個性がよりはっきり見えてくることを期待して…。



大島に住む私達が、世界中の人に向って誇れるもの、ここでしか見ることのできない宝物のような自然、
それが何なのかを、探して来たいと思います。

帰ってきたら、結果をこの日記で報告しますね。
どうかお楽しみに!


(カナ)

コメント (4)
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磯の貝達20

2010年01月27日 | 海の生物
海の水温はすっかり15℃で落ち着いています。
15℃となるとかなり冬本番な感じです。

大島の西側には王の浜というダイビングポイントがあります。
入り口が、コンクリートと護岸されているの自然の磯って感じはしませんが
中に入ってみると、そんな事はありません。
浅い所には、大小様々な形の石が積み重なり
小型の生き物達が住みやすい作りになっています。

そんな石の下に良く潜んでいる生き物に私の大好きなタカラガイがいます。
大島に一年中生息している温帯種のタカラガイは結構な数がいます。
中には、生態を簡単に見られる事が出来る種類もいます。
(今度ご紹介しますね~)
しかし、中には貝殻は拾えるのに全然生態が見られないという種類もいます。
それが、今回紹介する「ナシジダカラ」です。

「ナシジ」とは「梨地」と書き、表面の模様が茶色地の白点が散在する所が
果実の梨の肌と似ている事に由来しているのでしょう。

では、貝殻は数多く拾えるのに何故姿が見られないのでしょう?
夜でも表に出て来ないというには、不思議です。
きっと亀裂や石の下から出て来なくても生活していけるんでしょうね~

やっと出会った今日の個体は亀裂の隙間にいました。
見つけた瞬間は、一瞬時間が止まった様な気がしました。
こういう瞬間海に入ってて良かったな~って思うんですよね~
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ハマオモトの運命

2010年01月26日 | 
テレビの出演者の後ろにオモトの活け花が飾られていました。
肉厚で濃い緑色の葉陰に、赤玉の実がいくつか顔を覗かせています。
赤い実に緑の葉の取り合わせは、一両~万両と同じ「おめでた系」でしょうか?

常緑のオモトは、漢字で「万年青」と書いて、
その生命力の強さにあやかりたいと、親しまれてきた植物のようです。
江戸時代には、オモト栽培ブームがあったそうです。
上の写真は、庭の観賞用のオモトです。

4月の気温になった大寒の20日、海岸近くへ「ハマオモト」を見に行きました。
昨年、ちょっと気になることがあって、その後を調べてみました。

報告しようとしたら、パソコンが突然動かなくなり、
今日まで延びました~(汗)




潮風の当たる厳しい境遇のハマオモトは、かなり傷んでいます。

オモトはユリ科で、「日本の暖地や中国に分布」と図鑑にありますが、
関東近辺では、もっぱら観賞用の栽培種を目にするばかりです。

大島には、葉の形の似たハマオモト(ヒガンバナ科)が海岸に自生しています。
自然分布なのかどうか分かりませんが、昔からあるそうです。

ハマオモトは、ハマユウという別名の方が一般的かも知れません。
夏の夕方、純白のハマユウの花を見ると涼しさをもらえる気がします。

昨秋、そのハマユウにこんな虫が付いていたのです!!!


この写真だけ10月中旬に撮ったものです。
これはアカマダラヨトウという蛾:ガの幼虫で、
八丈島、御蔵島、三宅島・・・と北上して、大島にも分布を広げて来たようです。

冬はどうしているかと、
葉の芯のところを探してみると・・・



・・・・いました! いました!!

写真中程の赤褐色のサナギが、分かりますでしょうか?






足元に転がっていたハマオモトの種子には、
別種のハマオモトヨトウの幼虫が取り付いて食事中でした。

真冬でも幼虫で過ごしている個体がいるのですね!
付近で幼虫を4匹見つけました。





蛹:サナギは、5コ採集しました。
調べてみると、

サナギの黒いのが、ハマオモトヨトウ、
で、地面で蛹化する個体が多く、

赤っぽいのが、アカマダラヨトウ、
で、葉の上で蛹化する個体が多い、とのこと。

ハマオモトヨトウの幼虫は、数年前から随分増えてきたように感じます。
この夏ハマユウは、
2種のヨトウムシにムシャムシャと食べつくされてしまうのでしょうか?



今年2010年は、国連が定めた国際生物多様性年。

10月には名古屋で、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)が開催予定。


多様な・・・ヨトウムシ・・・とも共存しなくちゃ!? (笑)


(なるせ)
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ありがとう

2010年01月25日 | その他
本日は特別企画?もう1つ投稿してしまいます。
私が覗いているいるサンプル百貨店の中で
『C1000 1日分のビタミン』の6本セットを会社の同僚・先輩に感謝をこめてカードと共に渡す と言う企画に当選、商品が届きました。(ハウスウェルネスフーズ)

ネイチャーガイド講習から出会って1年少し経ちました。仲間内の勉強会でも色々所に行き季節を一回りし鳥や植物、昆虫沢山のことを教えてもらいました。一人では絶対無理なことですよね。
そんな気持ちの時にこの企画が目につきました。日ごろの思いに背中を押してもらった感じかな(なかなか恥ずかしいから)



で 無事お渡しいたしました。(え!人数足りません!!)カメラが有りませんでした。わ~んつめが甘い 反省

最後にいつもブログを見ていただいている皆さんありがとうございます。
ブログにコメントを書いてくださった方、ありがとうございます。とてもうれしいです。
そして、ネイチャーガイドに参加していただいたお客様ありがとうございます。もっともっと勉強してパワーアップします。


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日忌様(ひいみさま)

2010年01月25日 | 歴史・文化
1月24日が過ぎました。大島の泉津の人にとって特別な日です。


江戸時代、当時代官の悪政で苦しんでいた泉津の住民25人が代官を殺害、神社の杉で作った船で島外に逃げだしたのでした。

その船は利島、新島、神津島と行きましたが何処の島でも後難を避けて25人を受け入れてはくれませんでした。
その後の消息は…

1月24日のことでした。

残った泉津の住民は25人の人々を思い祀っています。25個餅を神棚に上げ夕方より海を見てはいけない、音を立ててはいけない、家畜なども前もって人家から離れた山の中へ連れて行く。

屋外のトイレにも行けないので家の土間で用をたす。など、息をひそめて24日の夜を過ごすそうです。
25個の餅に何かが(昔の家だと鼠などにかじられる時もあるそうで)有ると災いが来ると言われているので夜は寝ないで番をする。
24日は他の集落の人を入れない。例外は郵便配達人(これは今誰でも通行可能でした)


家の門に飾る(実際はガレージの両側にありました)トべラとノビルの魔除け?  節分のイワシの頭と柊のような物でしょうか? 

まあ、今の時代そこまで厳格に守っている家はあまり無さそうでしょうが、実際はどうでしょうか? 一年かけて調べてみましょう。(続きは来年)

=今でもお葬式は24日過ぎに出すと言うことは聞きました=
今日25日は忌明け25個のお餅をお雑煮などにして食べるそうです。又、そのお餅を厄除けとして持っている人もいました。


普段はこんなミカンが沢山実るのどかな集落なのですが。


※お知らせ※
24日開催しました≪折り紙教室≫無事終了しました。参加の皆様ありがとうございました。

~万立荘さん手作りのおやつも有りました~
今回はキーゥイフルーツのケーキとアップルティー(アップルケーキも有りました、もちろん作り方も聞きましたので今度作ろ)


● 次回1月28日(木)10時から開きますのでご希望の方は万立荘さんに問合せ・予約してください。
折る物は鬼・立ち雛・飾り皿です(紙を用意するため)作ったのもはそのまま飾れるように。
しかし、有り合わせで良ければ他の物でもOKです。(椿・ぽち袋・箸袋)
・ その次2月14日(日)1時30分
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寝姿

2010年01月24日 | 火山・ジオパーク
 今日は久しぶりの山に行ってきました。
といっても、登山というほどのものではなく、車を止めてから歩くことほんの5~10分。
じゃ~ん。

こんな景色が目の前に広がります。
振り返ると東の海が眼下に広がり、とてもとても素敵な場所です!
こんなに穏やかな日には、ゆっくりここからクジラ探しなんてのも良いのかも~^^

さて。
↑この写真の中に、表題の「寝姿」がかくされています。
女性の寝ている姿に見えるから、寝姿という名がついているのですがどこのことだかわかりますか?




はい、寝ている姿の部分だけ切り取ってみたのがこちらの写真です。
左から、顔・胸があまりなくて腹・そしてすこし膝を立てたような足の部分・・・。
わかりますか?
よく見ると、一つの山の稜線で出来ているのではなく、複数の山を使って、この角度から見た時にたまたまそのように見えるという事がわかります。
頭は白石山のあたり、お腹は櫛形山、そして足の部分は内輪山の三原山です。
複雑に重なり合って見えるものを一つの絵としてとらえ、それをまた女性の図に見立てるというのが人間の感性の面白さですよね!
火山ゆえに、女神ペレさんですか?と思ってしまいますっ。

個人的に、裏砂漠の何にもなくて見渡せる風景よりも、このあたりのほうが茂みがたくさんあってワイルドな印象があります♪
みなさまぜひ女神の姿を見にきてください!

最後にもう一枚、大島公園の桜です^^


ここの桜は毎年とても早く咲きはじめるので、そろそろどうかな?と思って見てみたら、やはり気の早いのが一つ、もう咲くぞ咲くぞ!と準備していました^^

ちょうどあと1週間で椿まつりも始まります。
オープニングセレモニーを見に行くと、椿を通り越して桜を楽しむ事が出来るかもしれませんね^^
お楽しみに!!


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コアホウドリ

2010年01月23日 | 
大寒だというのに全国的に暖かくなった翌日の21日、強い南西風に乗って海上を悠々と滑空するコアホウドリを見ました。

『コ』といっても翼を広げた大きさは2メートルにもなり、とても巨大な海鳥です。
はるか遠くの海上にいても双眼鏡で覗いてすぐにそれとわかります。

いつもは遠くに見えているコアホウドリがこの日はとても近くに来てくれました。
それでも100メートルくらいは離れているでしょうか。

場所は伊豆大島の西側、万立(まんたて)です。





コアホウドリは1年を通して本州や北海道の沖で見られるそうですが、大島では12月から4月くらいまでの時期によく観察されています。
私にとっては冬の鳥です。







彼らは『ダイナミックソアリング』という長時間羽ばたくことなく海上を移動する方法を身につけています。
見ていると惚れ惚れするような雄大な飛翔です。








対岸は伊豆半島、熱川か稲取あたりでしょうか。








見ていると似たような黒い大きな鳥が近づいてきました。
コアホウドリと2羽いるのがわかりますか?








同じアホウドリの仲間、クロアシアホウドリです。






それにしてもこの名前・・・『アホウドリ(阿呆鳥)』って、ちょっとひど過ぎると思いませんか?

陸上では動作が遅く羽毛を採集するために人間に簡単に殺されてしまったためにつけられた名前だということです。

長年使ってきた和名を変更するのは難しいことだと思いますが、アホウドリの保護と復活に力を尽くしてきた長谷川博教授が『オキノタユウ(沖の太夫)』への改名を提案しています。

もしそうなったら、コアホウドリはコオキノタユウではちょっといいにくいですね。
ヒメオキノタユウかなー?

    

      がんま
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