グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

クマバチ

2016年04月30日 | 

今の時期たくさん飛んでます。



こうしてホバリングしているのはオスバチで、メスが飛んでくるのを待っているのです。
面白いのは近くに飛んできたものをなんでも「俺の嫁かっ!?」と追いかけることです。
他のハチやアブ類はもちろんコガネムシの仲間や、アゲハ類やスズメ、ツバメ、果ては放り上げた小石までも。



大きな目で必死にメスを探して子孫を残そうとする姿に感動します。

                                         がんま
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連休初日の幸せ

2016年04月29日 | ツアー
今日は同じ会社の同僚という3名のお客様と、フルコースを歩いて来ました。

「不安定な天気」という予報に、雨具を持って出発。

ツツジの開花が少しずつ、目立ち始めました。
たとえば、ふと目をやった足元や…


溶岩の隙間…


溶岩流沿い…


森の中など…

華やかなツツジの花が目に入ると、嬉しくなりました(^▽^)

溶岩チューブを覗いていたら、お客様が溶岩の滴から水の滴が滴っているのを見つけてくれました。

昨晩の雨が、溶岩の隙間からゆっくり浸みてきているようです。

雨上がりのせいか、火口一周コースのコケも元気が良いような?


溶岩を手に取り「地球の匂いがする」とお客様。

このひと言にシビれました~。

地球の匂いのする溶岩!

素敵です!!

お客様がキャンプ道具を持参されていたので、今日の休憩時間は大充実。


めいっぱい“溶岩の上のランチタイム”を楽しみました。


裏砂漠での休憩時間は40分。

いつもの倍ぐらい長いのは、私が山の上に忘れ物をして取りに行っていたからです(^_^;

森では「この木の根っこはどっち?」と植物観察。


オオモミジの花が太陽の光で照らされて輝いていました。

ゴールデンウィーク初日の幸せなツアーでした。

明日からも沢山、心ときめく風景を、見つけられますように!

(カナ)



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第10回ジオガイド養成講座「伊豆大島の植物」

2016年04月28日 | 火山・ジオパーク
1月から始まった全22回のガイド養成講座も無事終わり、今日のテストで終了となります。

10回目~16回目までの講座内容の報告ができていませんが、まだ諦めていません(^_^;
少しずつでも機会をみつけてブログにまとめたいと思います。

…ということで、今日は3月1日に行われた「伊豆大島の植物」の報告です。
講師は筑波大学生命環境系教授・上條隆志先生と大島自然愛好会会長の小川信正氏。

参加者は56名。

上條先生は学生時代からずっと伊豆諸島の植物を研究されてきた方で、三宅島に100数10回、大島には30数回来島して植物調査を続けてこられたそうです。

講義の最初は「島ならではの植物」から。

伊豆諸島には、島で暮らすうちに変化して、この地域でしか見られない“固有種”となった植物が存在します。

たとえばヤマユリの花びらの中の赤点がない「サクユリ」

三原山周辺で大輪の花をつけている姿はとても見事です。

花がフサフサの狸の尻尾のような「シマタヌキラン」

この他にも、いくつかの種類が「ここでしか見られない植物」に変化しました。
いったいどれぐらいの時間をかけて、変わっていったのでしょうか?

もう少し分布域の広い「準固有種」はガクアジサイやオオシマザクラ。


大島では本当にどこででも普通に見られる植物なんですが…

日本中どこでも見られるというわけではないのですよね…。

伊豆諸島の植物に見られる特徴は…


「葉の大型化」のところでは、実物を持って来て説明をしてくれました。


比べてみると、こんなに違うようです。


伊豆諸島を南下するほど、特徴がハッキリするようで…

大島はちょうど中間型…ということも興味深いです。

活発な火山の島、三宅島と大島では噴火で溶岩に覆われた大地から、植物が再生して森を作る過程が観察できますが…

三宅島と…

大島では…

再生のしかたが違うということが、とても興味深かったです。

まとめ。

上條先生の数10年分の研究成果が1時間にまとめられた、とてもわかりやすいお話でした!

この後、自然愛好会の小川信正氏から伊豆大島で良く見られる植物が、沢山の写真と共に紹介されました。

中にはキレイな黄色い花をつけたテイカカズラの写真もあって「見てみたいなぁ」と思いました。(普通は白~クリーム色の花です)

(カナ)
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コサギ

2016年04月27日 | 
一昨日の海岸パトロールで見つけました。



真っ白な体に黒いクチバシ、先だけが黄色い脚、美しい鳥です。



2羽でいました。
アホ毛(・・・じゃなくて繁殖期の飾り羽)が可愛いらしい。





しばらく観察していましたが疲れているようであまり動き回りませんでした。
ゆっくり休んで旅を続けてください。

                                    がんま
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2日間のトキメキ

2016年04月26日 | ツアー
一昨日と今日の2日間、とある雑誌取材チームを案内しました。

一昨日の雨上がりの景色の中で、ココロトキメイタもの。

めいっぱい元気に葉を開いたコケ。


近頃花盛りのサルトリイバラの…

ツボミの水滴!

そしてこれは雨とはあまり関係ないけれど、潮が引くと現れるという…


ハート!

これ、同行した島生まれの人に教えてもらいました。
とってもカワイカッタです。(このハートどうやってできたのでしょう?)

で、今日のトキメキです。
青い空に浮かぶ、フワフワの綿菓子のような雲!


三原山にはカジイチゴの花が満開で、蜂たちが体中に花粉をつけて蜜を吸っていました。

この踏ん張り方がカワイイんですよね。

いつも見慣れているはずの火口1周コースで、突然気づいたこの風景!

溶岩(右)とハチジョウイヌツゲ(中央)とニオイウツギ(左)の背比べ!
この勝敗はいかに?(笑)

まるで溶岩みたいなハチジョウイタドリの根っこを発見!

左の溶岩と妙に似てません?(笑)

人の背丈ほどある黒いゴツゴツ溶岩を覆いそうな勢いの植物たち。

艶やかな緑に目を奪われました。

カワイイ「まる」がいっぱい!

…の、サルトリイバラの若葉たち。

そして、木漏れ日の森では…


フワフワの毛が生えたシロダモの若葉に優しい光が当たり…


葉っぱの真ん中に花が咲く『ハナイカダ』の小さなツボミが膨らんで…


1つだけ、開花していました!

これはメスの花です。

日々の変化が本当に楽しいです。
…ということで、今日も素敵な大島でした。

取材の方は最後に「ジオパーク、想像以上でした!」と語ってくれました。

楽しいジオパーク記事ができることを期待しています(^▽^)

(カナ)


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2016年04月25日 | その他
先週お出かけしたところ

いつも富士山の見える所に行っても中々出会えない雄姿 この日は合格


こんなつり橋に





川沿いに咲いているタンポポはニホンタンポポでした


結構山あり竹林多し(どのぐらいの年代なのだろうか?)竹は粘土質が好きなので結構古そう


とは言え 今を生きる私 こんなの好きです


ここはバラエティーにとんでいて梅干しやみかん類も有ります
でも、おつりが無かったので買えなかった(泣)頂いた筍はとてもおいしかった


市街地近くにも茶畑が有りました。でも、隣は動物園で


この動物園で一番人気の白くまのロッシー


何回もばく中して隣の白くま君にアピールしている様でした


『僕くたびれちゃった!』



水中を飛ぶペンギン君


食い気も大切(でもこれ飼育員から貰ったものかな?)


出かけると色々な事を見ることが出来る。明日は何処へ行こうかな?(しま)
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第2回 伊豆大島 禅キャンプ

2016年04月24日 | ツアー
昨日「第2回・伊豆大島 禅キャンプ」の皆さんの三原山ツアーを案内しました。
1回目は雨で何も見えない中のツアーでしたが、今回のスタート地点は…

曇り!…&チョッピリ青空(笑)
時々黒い雲が近づいてくるので、雨合羽を少し余分にリュックに入れてスタートしました。

「オオバヤシャブシ」の実で染めた布を紹介したら…

前回も参加されたMさんが「仏教なら最高位の袈裟の色じゃないですか!」と、ひと言。
そうか~、布に光沢があれば、これは金色!

噴火後の焼け野原にいち早く再生を始めるたくましい植物から高貴な色ができるって、なんだか嬉しいです。

30年前に山肌を流れ下った溶岩流。


この溶岩に登る時「険しいルート」を行くか「安全なルート」を行くかを選んでもらったところ、迷わず「険しい道」を行き…

「人生と同じだな」とつぶやきながら登る禅講師の島津さん。

溶岩流の上ではMさんが、ものすご~く小さなコケの若葉を見つけてくれました!

超・カワイカッタです。

「この場所は欠かせない」と、三原神社できっちりお参りをする皆さん。


「うお~」と叫びたくなるような、爽やかな青空が広がりました。


昼食の時も…

坐禅?

この景色を歩きながらの…

「俺、地球の一部だ」の言葉に感動しました。

モクモク雲が道に沿って連なって、まるで『空の道』のようでした。


火口を見ながらポーズを決めます。


「こっち側もスゴイ!」と皆さん。

この景色も、これからどんどん新緑に彩られていくことでしょう。

私の大好きな山の斜面が、イタドリの若葉で赤く色づいていました。


この、シンプルきわまりない構図が好きなんです~。


裏砂漠に最低20分は滞在したかったので、私にしては普段より早めのペースで歩き…

裏砂漠に到着!

広大な景色の中に寝転ぶ人…


座る人。

空の雲が、最高に気持ち良かったです。

こんな空の時は…

ジャンプが決まるんですよね~。

20分の休憩時間がアッと言う間に感じられました。

この後皆さんは、椿花ガーデンの芝生広場でサンセット坐禅。

今日はホテルで早朝座禅や砂の浜で波の音を聞きながらの坐禅。最後に3年前の土砂災害を奇跡的に逃れたホテル椿園の『新町亭』で坐禅をして帰られたようです。

島津さんはご自身のfacebookで「“本当の自分と向き合うこと”“大いなる自然と向き合うこと”
ソースが自分の中にあることに気づきつつ自然からエネルギーをいただきました」と報告されています。

…やっぱり禅とジオツアーは共通する部分が多い気がします。

…と言うことで、今回も一緒に楽しく歩かせていただきました。
ご参加いただいた皆様、お疲れ様&ありがとうございました。

(カナ)









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またギンムクドリ

2016年04月23日 | 
先月25日に続いて今年2度目の出会いです。
しかもまた男子!
昨日の朝、ええ、牧場です。











スズメたちに混ざって食べ物を探していました。
ほぼ毎日牧場へ行っている私があの日以来見かけていないので先月の個体とは違うと思います。



道路に出てくると・・・

膨らんで、


シュッ!!




ハシブトガラスに追われてここに飛び移ったあと、上空を鳴きながら通過したコムクドリに答えて一緒に飛んで行きました。
どうか元気で!!

                                   がんま
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ジオパーク活動報告会

2016年04月22日 | 火山・ジオパーク
一昨日夜、昨年1年間の活動報告をまとめて行いました。

参加者は20名でした。

ジオパークの全国大会や地区大会などの参加者が、発表したことや学んだことを報告することを目的に、以下の内容で実施しました。


1.JGN全国研修会(服部さん)
ほぼ1年前の全国研修会に参加した環境省・服部さんの報告でした。


参加者やテーマ…


プログラム…


1年間の活動を通して学んだことを振りかえり、ジオパークを図に表してくれました。


「ジオパークが何をしてくれるか」ではなく「ジオパークを使ってそれぞれの立場で何ができるか?」であるというまとめが素敵でした。


2.日本地球惑星連合大会(西谷)
大会の概要を紹介し、発表したポスターを配布。
15分間の口頭発表を、3分間で紹介しました。
超特急だったので、発表内容をもっとしっかり知りたい方は以下をご覧ください。
http://jpgu2015.geopark.jp/presentation.html

3.JGN全国研修会(臼井さん)
エクスカージョンで三笠に行ったときの様子が共有されました。

「ひとまたぎ5千万年」の言葉や…


「石炭がジオサイト」という発想も面白かったです。


今まで放置されていた機械を保存し紹介しているという取り組みも、興味深いです。

もちろん、白滝ジオパークの黒曜石がいっぱいのジオサイトも紹介されました。

臼井さんのまとめ。


4・伊豆・小笠原諸島火山防災協議会伊豆大島コアグループ会議(中林さん)
大島で行われている会議の概略が、共有されました。

5・全国大会(西谷)
大会スケジュールやガイド分科会の経過や結果を共有しました。

6・全国大会(臼井)
発表したポスターと防災分科会の様子が報告されました。
大会の詳細は霧島ジオパークのHPに報告書として掲載されています。
http://www.mct.ne.jp/users/kiri-geopark/6th/report/1_report.pdf

7・JGN関東地区大会(山田先生)
大会概要から…


ご自身のプレゼン資料を紹介してくれました。


悩み…


7年間の実践。

そして…

「必要か?」ではなく「使わない手はない」

「ジオ」は「楽しみ」の意味!?
なるほど~(さすがです!)

伊豆大島ジオパークの運営に関わるメンバーの多くが「自分の仕事にジオパークを活用しようとしている」ということが、良くわかりました。(私自身は『活用』と言うより、丸ごとジオに惚れている感じですが、これって男女の差でしょうか?)

ジオパークを使って、防災を、教育を、保全を、観光を、それぞれが考えて行く…
このバランスの良さが、伊豆大島ジオパークの魅力の一つだろうと改めて感じました。

(カナ)
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宝物の発見

2016年04月21日 | ツアー
昨日「大島の裏砂漠も海も森も好き!」というお客様と、半日ツアーに行って来ました。

ゆっくり色々なものを観察しながら森を抜け…


植物の再生をテーマに「黒い大地」へ。


そして「生々しさが残る(?)溶岩」でポーズ。


広大な景色を見ながらお茶タイム。


イタドリの小山は、下から緑になってきました!

来る度に緑の割合がどんどん増えていきます。

もちろん溶岩の造形で遊び…


火山が作った『広さ』を楽しみました。


恒例のジャンプ前

この後、それぞれの個性あふれるジャンプが展開されました!




ひとしきり遊んだ後…

お客様からお土産で、ミスタードーナッツをいただいたのでここで(笑)

歯形がついていて、見苦しくてスミマセン(^_^;

生き物が大好きなお客様は、色々なものを発見してくれました。
たとえば…

大小セットのマムシグサ(正確にはイズホソバテンナンショウ)の横にあった…


手のひらサイズのマムシグサ!


クルリと丸まったかわいいススキ。


青空から垂れ下がるような、ミツバアケビの花。


フワフワのコケ!


ぬいぐるみのような手触りが、好評でした。


ピカピカ2色のアオキの実。

「虫コブ?」と思って調べたら正体は「アオキミフクレフシ」
アオキミタマバエの幼虫が入っていて、正常な実よりやや遅れて赤くなり落下するのだそうです。

『鳥』も自力で発見されていました!

一つずつの発見が、宝物を見つけたようにワクワクします。

…で、これはひっそり(?)と、樹海の中で私が見つけました。

クルクルのベニシダの若葉。
次に歩くときはきっと、立派な緑の葉を伸ばしていることでしょう。

いつもながら「今日しか出会えない風景」万歳の楽しい半日でした。

ツアーリクエストいただいた皆様、ありがとうございました!

(カナ)



コメント (2)
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