ナガコガネグモ観察シリーズ4回目。(今回が、たぶん最終回です)
7月29日に自宅玄関横に現れて、4回も卵を産んだナガコガネグモと卵は、その後どうなったでしょうか?
10月6日 9時
卵は、キラキラの糸に包まれていました。
でも、一度もオスが現れていないからか、卵の中で子グモが動いている様子はありませんでした。
10月7日
卵の周りに、アリが這っていました。
「もしや卵を狙っているのか?」と思ったのですが、アリは卵を盗むことも、巣に引っかかることもありませんでした。
クモも、特にアリを気にする様子もなく、巣の中央に堂々たる姿で止まっていました!
でも、この2日後に、事件が起こったのです。
10月9日 15時30分
激しい雨が振り終わったあと、外に出てみたら、クモの巣には水滴がつき、
キャ〜!! なんとナガコガネグモの足が、1本、取れてしまっていたのです!
一体全体、どれだけ大変な状況だったのでしょうか?
そして、「野生の生物にとって、足が1本無くなるということは、敵との戦いや狩りに不利になるのでは?」と気になりました😢
10月11日 13時51分
帰宅したら、巣の下に獲物が転がっていました。
朝出る時には、獲物はかかっていなかったのに、お腹が空いていたので、早食いして捨てたのでしょうか?
10月12日 16時30分
また、新たな獲物を、捕まえていました!
足が1本ないのに、頑張りますね〜❣️
10月14日 12時14分
巣の近くで、カマキリがウロウロしていました。
クモが襲われないか心配したのですが、後から写真を見たら、カマキリもカマがなかったことが判明。
野生の生きものたちが生き抜くのって、大変ですねぇ。
10月16日 9時44分
大きな獲物がかかっていた頃には無視をしていた小さな虫(アオバハゴロモ?)を、捕まえていました。
10月17日 12時13分
この日も赤い小さな虫を、捕らえていましたが…
これで足りるのでしょうか?
10月18日 10時50分
この日も、小さな虫をゲット!
糸でグルグル巻きにされていて、獲物が何かはわかりませんでした。
10月20日 8時20分
小さなハエ?のような虫が、網にかかったいました。
セミやバッタなどの大物が、どんどん網にかかった時は、無視していたサイズの小さな獲物ですが
慎重に取りに行き、食べていました!
こんな小さな餌で、足りるのでしょうか?
10月24日 11時50分
ついにお別れ位の日が来ました。
朝には居たのに、お昼前に忽然と消えてしまったのです。
鳥に襲われたにしては巣があまり壊れていなかったので、ハチに捕まえられたのかもしれません。
126日間、毎日会っていたので、ちょっと(かなり)寂しかったです😭
ところで…、ナガコガネグモはいなくなってしまったのですが、卵が4つ残っています。
いろいろ調べたところ、産卵後1か月位の間に孵化して卵のうの中で集団で越冬し、翌春旅立つようなのですが、でも一度も雄の姿を見ていないので、卵は未受精卵ですよね?
ということは、このままにしておいたら、腐ってしまうのでしょうか???
「どうしようか?」と考えつつも時が過ぎ、今日(12月3日)改めて観察してみました。
やはり卵嚢の中では、動くものの影は見えません。
ところが、残り3つの卵嚢を観察しようとしたら…、あれ?
なんと、カマキリが巣にかかっていました!
死んでいるのかと思って触ってみたら、鎌や頭を動かしてこちらを見ていました。
クモの卵を食べに来て、巣に絡まってしまったのでしょうか?
ハサミで救出を試みましたが、うまく外れないので、「しばらく様子を見よう」とその場を離れ、1時間後に見に行ったら、なんとカマキリは姿を消していました!
自力脱出したのか、それとも誰かに襲われたのか??
わからないことばかりですが、とりあえず、卵はこのまま春まで放置し、経過を観察したいと思います。
ということで、この観察記、最終回の予定でしたが、これで終わりにならないような…🤣
また、なにかあったら続きを書くかもしれません!
(かな)
ナガコガネグモ物語の1〜3話を見たい方は、以下をご覧ください。
1話
https://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/96fab0cce8cf0515dec8ad95c461e05c
2話
https://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/39334e74ebc0cbce68876d0d28e9530b
3話
https://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/a11c39f96b65358199d833bb51809fd4