グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

チャンス到来!

2013年11月30日 | 
イスカ、やっと撮影できました。
今朝「ここにまたきっとやって来るだろう!」と張り込んでいた場所です。
「また」というのには訳があって・・・月曜日の朝、ここに15羽くらいの群れが飛んで来たのです。
クロマツが数本生えていてイスカを確認した日からずっと「なんかここに来そうだな~」と思って毎日のように見に行っていた場所なのです。
本当に飛んで来たときは「キターーーーーーッ!!」と声が出ましたよ。
急いでカメラの準備して「よしっ!」と気合を入れた次の瞬間。
群れが一斉に飛び立ったのです。

・・・ナンデスカ?一体ナニガ起コッタノデスカ?
ナニカ来タノ?

チョウゲンボウでした。
今まで小鳥を襲う場面なんかほとんど目撃したことなんてないのに、よりによって私が撮影しようとしているこのイスカたちを狙うとは。
狩りは失敗しましたけどイスカは見事に遥か彼方へと飛んで行ってしまいました(涙)
美しい紅色のオスもいたのに・・・

まったくなんちゅーことしてくれんの!!
ここらへんにはアンタいなかったじゃない!!
そのマツにとまってんじゃない!
どっか行けーーーっ!!

まぁチョウゲンボウへの文句が出るわ出るわ。
いつもは見つけるとうれしくなるチョウゲンボウにこんなにムカつくとは自分でも驚きでした(笑)
人間って勝手ですから。

こんないきさつがあってですね、今朝の出会いはことのほかうれしかった訳です。





カイカイ~の場面が撮れました。
小鳥のこういう仕草は本当にかわいらしいです(萌)
月曜日は群れでしたが今朝はこの1羽(メス)だけでした。



きりりっ!
しばらくここにいて安全を確認しているようでした。



安全だとわかると枝の中に下りてきました。
うぅ・・・遠い・・・









マツの実を食べているのですがこの独特のクチバシをどう使っているのかまったく見えません。
マツやモミ、ハンノキの実を食べるのに特化したクチバシなのです。



場所を移りましたが・・・




見えん!!



あー、コッチ見てる?









同じような写真ばかりですが(汗)
122カット撮ったのに見られるのはほんの少しです。

このあとしばらくして「キョ、キョ、キョ・・・」とアトリとはちょっと違う声で鳴きながら飛んで行きました。
仲間と合流できるといいです。

次は紅色のオスを撮りたいぞー!

                                がんま
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元町林道北線リサーチ

2013年11月29日 | 火山・ジオパーク
昨日に引き続いて午前中は山のリサーチ、午後はボランティアに行ってきました。
リサーチの場所は元町林道北線(標高約300mライン)。

飼い犬が元気だったころは毎日のように通った場所です。カルデラの中の森とは違って樹種が多く、スダジイなどの巨木の姿を見ることができるので、ツアーでも時々使っていました。

林道の中間には、私の大好きな花「イズノシマダイモンジソウ」がこの時期花盛りを迎えているはず…そこまで行ってみることにしました。

歩き始めるとすぐに、深さ8~9mぐらいの深さまで道がえぐれています。


えぐれた部分の下は、溶岩流がむき出しになっていました。


この林道沿いには、1986年に山の中腹で起きた"割れ目噴火”の一番下の火口があります。「火口は埋まっていないのだろうか?」と思ってのぞいてみましたが、台風前と変わらない深さの穴があいていました。

が、火口の側の少し広くなっていた場所は…

広範囲に斜面が崩れ火山灰が一面を覆っていました。

山側斜面の様子はこんな感じでした。

斜面表面の大部分は、茶色の火山灰が覆っています。

林道は私が想像した以上に崩れていました。

こんなふうに所々で、崩れて来た木が道を塞いでいました。

大好きだった場所へ近づいた時、あまりの変化に驚きました。

ここは夏にはオオルリの美声が聞こえる、とても素敵な緑の森だったのです。
毎年実がなるのを楽しみにしていたサルナシ(キウイの原種)も、跡形もなく消えていました…。

「ここ、そばに火口があったんだね。溶岩が赤い。」と、同行していた嶋田が言いました。
確かに…。

今まで木々に覆われて見えなかった場所が、こんな景色だったとは…。

この沢の海側には、こんな景色が見えました。

大きく崩れた沢の斜面に長さ10mぐらいありそうなツル植物が垂れ下がり…
道路の下には、巨大な石がめり込んでいました。

こんな大きな石が、どこかから転がって来た時代があったのですね。

石の隙間から生えている木だけが土砂流に削られずに残っている姿に、なにか神々しいものを見るような気がしました。

そして、崩れた崖のすぐ側で…
咲いていました!

白いリボンのような花、イズノシマダイモンジソウです。
大好きだった森の無惨とも言える変化の中で、この花が残っていてくれたことがとても嬉しいです。

今回の災害でたくさんの傷を負ったけれど、残ったものたちが元となってまた新たな命が生まれる…

この小さな花が、それを伝えてくれているような気がしました。

(カナ)



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樹海リサーチ

2013年11月28日 | 火山・ジオパーク
台風後、崖崩れで歩き通せなかった樹海。
以来ずっと「歩いて迂回路を探さなければ」と思っていました。

…で、今日の午前中に行ってきました。
外輪山の内側の壁にそって歩き始めると、オオムラサキシキブの実の鮮やかな紫色に目を奪われます。

今年は特に色が鮮やかなような気がするのは、思い過ごしでしょうか?

モミジやカエデも色づいて、樹海の中の地面に彩りを添えていました。

地表の様子が,細かい溶岩から黒い火山灰に変わってきました。
そろそろ崖崩れが近づいてきたようです。

「この辺りじゃない?」
崖崩れが疑われる場所で壁側に入ったら、崩れた樹木が折り重なって行く手を塞いでいました。

もちろん、乗り越えて進みます。

壁には溶岩流?と思われる白い岩が、何段もあります。

緑の森の下は、こんな構造になっていたのですね。

崩れて来たのは樹木と細かい粒の溶岩や火山灰っぽいもので、大きな石はほとんど含まれていませんでした。

外輪山の内側も、外側と同じ崩れ方をしているようです。

倒れていた木は、ハチジョウイヌツゲ、ヒサカキ、オオシマザクラ、ヤブツバキ、アオキ等など…。

すっかり見晴らしが良くなった場所からは,三原山の姿を見ることもできました。

樹海をさらに進み、道を塞いでいるはずの崖崩れを目指しました。

数分歩くと、すぐにその場所に行き当りました。
 
緑の葉の向こうに、崩れた壁が見えています。

ここにも近づいてみることにしました。

森がなくなった壁の下は、ちょっとした広場みたいになっていました。

この白い岩が、かつてはドロドロに溶けた赤い物体だったのかと思うとちょっとドキドキします。

それに、こんなに厚い溶岩の上に森ができていたということにも驚きます。
崩れた部分の横を観察すると…

本当にわずかな隙間に、草や木がはえているのがわかります。

そこに少しでも生きることができるスペースがあれば活用するようです。

たくましい…。

上から崩れて来たものをやり過ごし,しっかり残っているオオシマカンスゲ(たぶん)を見ていたら、御神火スカイラインの、のり枠コンクリートの中でも残っていたのを思い出しました。

火山灰に埋もれながらも、青々と元気なオオシマカンスゲも見かけました。

流線形(?)の葉は、火山灰がつきにくい、水の流れに対して抵抗が少ないなどの特徴があるのでしょうか??

さて今日の目的の迂回路ですが、とても簡単に見つかりました。
崩れの範囲が思ったほど広くなかったからです。

これから雨の時は外輪山から離れるルートをとるなどして、できる限り安全に歩きたいと思います。

(カナ)



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ジョビ太

2013年11月27日 | 
今季初確認は今月4日でしたがそれからまったく出会いがなく、撮影できたのは一昨日の朝でした。
ジョウビタキ(オス)なのでジョビ太です(他にジョビ男、ジョビ夫、ジョビ雄などがあります。私の中でですよ!笑)
「ヒッ、ヒッ・・・」という声で車で走っていながらいることがわかりました。
すぐさま車を停めて撮影です。



尾羽を震わせる独特の仕草のためブレてます。





目立つところにとまるので見つけやすい小鳥です。
あんまり人を恐れませんし。



ジョウビタキが来ると本格的な冬ももうすぐそこです。


                            がんま
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全てのもののつながりを…

2013年11月26日 | 火山・ジオパーク
野外を歩いていると、火山と風雨、植物、人間などの関わりについて、色々なことを感じます。特に今回の災害後…

山の地面が崩れている現場で、縁ギリギリに残ったイタドリや…


崩れたところを乗り越えて、まだ頑張って根を延ばしているイタドリを見ると、その頑張りに感心します。


植物のはえている場所の下から地面が崩れていたり…


イタドリの周りだけ地面が削られずに残っている景色などを見ると、植物の根は確かに地面を固定する力を持っていると感じます。


でも…大きな崩れの中で、根ごともぎ取られてしまった姿もたくさん見かけます。


今回の大きな被害を受けた元町の上の斜面には、根の長さが1mぐらいのイヌツゲがたくさん倒れていました。

最初にこれを見た時「スダジイのように数mの根を張る大きな木だったら、もしかしたら崩れを止められたのだろうか?」と考えたりもしました。

何しろ、樹高20m近くあるスダジイの木は、こんなに長く根を延ばすので…。


けれど台風26号の雨では、スダジイが群生していた緑の森も崩れてしまっていました。

どんなに根を張っても、上から落ちて来た重いものには抗えない…ということなのでしょう。

ところで、大島の海岸を歩くと、大量の土石流が島を覆った証拠が目の前に転がっています。

人が住むずっと以前から噴火や土石流がおこっていて、それが今、私たちが暮らす島の地面を作っているのです。(土石流は上流の石や木を巻き込んで流れるので、このように粒の大きさが様々な石が入った地層が残ります。)

工事や土砂崩れなどで大島の大地の中身が現れると、そこにも火山活動の証拠が現れます。下の写真の白い石の混じる少し黒っぽい茶色の層(赤茶色の2つの層に挟まれている)は、およそ1700年前、山の頂上部分を吹き飛ばし山頂部に直径数kmの大きな穴をあけた噴火の時に、山から流れて来て積ったものだそうです。

これと同じものが島中に見つかるそうです。山の尾根からも…。
ということは…いったいどんなことが起こったのでしょう?

今の科学でもまだ正確なことがわからない大きな出来事は、専門家の間でえすに(S2)と呼ばれているそうです。そして、これと同じ出来事は、これからも起こる可能性がある…

ひとたび起きてしまったら、植物がどんなに頑張ろうと、人間がどんなに砂防ダムや導流堤を造ろうと、とても太刀打ちできない大きな出来事。今は、このことを考えるだけで、どうしようもない気持ちになります。

科学の進歩と、私たち1人1人の災害に向き合う力と、行政のシステム作りが間に合えば、なんとかなるかも…という淡い期待はありますが…。

だから…でしょうか?大きな力で変わった風景が、小さな力の積み重ねでまた姿を変えていくのを見ると、心から「すごいなあ」と思います。

大量の水に削られた大地も、風の力でもとの角度に戻っていきます。

1回の大きな出来事に対抗する力を持つ小さな力の積み重ね。

全てのもののつながりを、以前よりさらに感じる毎日です。

(カナ)



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2013年11月25日 | 今日の大島
“犬も歩けば棒に当たる”私の好きな言葉です。
今日も棒にあたりにいきました。ワン

明日葉も花が咲きました


アシタバノ花を丸くまとめたら  ヤツデの花になりました(まさか!)  似てる?

イヌホウズキとワルナスビ あまり区別がつかない!



これも似ていない?


こちらはミニトマトでしたが 同じ種なのでしょうか?



ぷんぷん怒ったような炭がま発見

火入れしたばかりなので木の水分が出ているので白い煙が出ているのだそうです
木の並べ方、火のまわり方、木の種類 大島の炭焼き 波浮港の昔
みんなでおしゃべり

そして、又ぶらぶら
きになる物発見、

杉の薪と桜の薪 どちらも燃え方が違うのですって!


薪割り 気持ちよく割っています。『やってみる?』いやいや簡単にいくものではないでしょ? やるまでも無く『出来ません』
ここでもおしゃべり、いえいえ色々な事を教えて頂きました。『また来て良いですか~』

植物も色々教えてくれますが、人とのおしゃべりはもっと獲る物が多いですね

今日はこんな棒に当たりましたが、明日も又楽しい棒に当たりたいワン(シマワン)
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富士山から大島へ

2013年11月24日 | ツアー
週末2日間、富士山ネーチャークラブのガイドさんたちと歩きました。
(富士山ネイチャークラブのホームページはこちらhttp://homepage3.nifty.com/natureclub/

大島と同じ、粘り気の少ない溶岩を噴き出す富士山。
大島よりもずっと大きくて、大先輩の富士山。

その富士山で活動しているガイドの皆さんと一緒に大島を歩けるのが、以前から楽しみでした。

ツアー初日の昨日。
最初に訪ねたのは、泉津の海岸にある洞窟でした。

海岸植物や波に削られてできた溶岩の形etc…富士山と違う火山の風景を楽しんでいる皆さんに、私も最初から嬉しい気持ちになりました。

「あれ可愛い!」「本当、かわいい!」と女性陣から絶賛されたのが、下の写真の中央にあるもの…

波打ち際にある、まん丸い石たちでした。
ゴロゴロ、ゴロゴロ、長い年月をかけて波に転がされて丸くなった溶岩の石。

今まで意識したことがなかったけれど、確かにかわいいかも…。
こういう“自分と違う感じ方”は、本当に新鮮です。

火山灰の大地に根を張るスダジイの巨木に対しても「スゴイ!」と大絶賛でした。

親しい友人をほめられたような気がして嬉しかったです。

昨日一番時間をかけて歩いた裏砂漠。

風も弱く、天気も良くて最高のコンディションの中、皆さんの発見がすごかったです。

何しろ目が良いのです。
黒い溶岩の上を歩く1cm以下の黒い小さな虫を、次々に発見して教えてくれます。

「今、ここで虫が動いたんだけど…」と溶岩を裏返して観察し…

「あ、居た居た。」

溶岩に隠れていたのに見つかってしまったのは、この虫です。

ハサミムシの子どもでしょうか?
かなり慌てていました。

一番驚いたのは「あ!クモの巣が張り巡らされてる!」という言葉でした。小さな溶岩のトップからトップを、とても細いクモの糸が結び、それが太陽の光を受けて輝いていました。

とてもキレイで、そしてとてもビックリしました!(写真には写せませんでした…)
いったいどんな虫を捕らえるためのものなのでしょう?

先日不思議だったこの風景も…

観察して謎が解けました。

火山灰がニュキニョキ延びているのではなく、火山灰にコーティングされた小さい溶岩が上に乗り、雨で削られていたのです。

台風26号後の風雨が、こういう景色を作りだしたのですね…。

皆さんとにかくジックリ観察して、発見して、報告しあいます。


「何これ?ミステリーサークルみたい」
足跡も何もないところに、○が描かれていました。

観察の結果「極細の一本の根が風でグルグル回って模様を描いたのではないか?」ということになりました。自然はすごいです…。

赤ちゃん連れの方もいましたが,外輪山斜面をサクサク登り、みんなで景色を眺めました。


最後は皆で夕日鑑賞。

「海に沈む夕日を!」とのリクエストに、ギリギリ間に合いました。

沈みゆく夕日を見ながら「地球の自転のスピードなんだよね。」という声が聞かれました。

そうですよね、地球は回っているんですよね。

最後に…今日、三原神社で富士山を背景に撮った写真です。
赤ちゃんや4歳の男の子も一緒に登った今日の三原山も、楽しかったです。

今回の大島の災害と同じようなリスクを抱える富士山。
そこでガイドをする皆さんと語りながら、有意義に歩くことができた貴重な2日間でした。

富士山ネイチャークラブの皆さん、ありがとうございました。

(カナ)
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昨日の出来事

2013年11月23日 | 
朝、なにか水鳥が来ていないかとよく行く貯水池へ。
開けた場所なので水面に鳥がいた場合驚かさないようにと慎重に進んで行きます。
水面にはなにもいませんでしたがフェンスにいました。


ハイタカです。


私を認識しているはずですが逃げません(50メートルくらい離れています)


なにかいるのか、下の草むらを気にしています。

このあとしばらくしてハイタカは飛んでいきました。

ハイタカのいたほうへ歩いていくと、突然草の中からなにかが飛び立ちました。
すぐにキジバトだとわかりましたが羽音と飛ぶ姿があまりにも不審だったので目で追っていると、遠くの水面に落ちたのです。


そっと近付くと・・・


そりゃ驚きますわな。


しかしもう水面から飛び立つ元気はないようです。
さっきのハイタカに襲われたのでしょう。
ハイタカは私に気付いてキジバトから離れてしまったのか・・・悪いことしたな。

このキジバトはもう助からなかったでしょうが、きっと誰かの糧となったはずです。


                             がんま
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景色は変わる

2013年11月22日 | ツアー
今日の午後、以前大島に住んでいたSさんが裏砂漠ツアーをリクエストしてくれたので、一緒に歩いてきました。

Sさんは1週間のボランティア滞在中。
その合間の半日です。

裏砂漠は天気はよかったのですが予想以上の強風でした。
時々よろけそうになるし…

櫛形山の山頂までは、風の音で声が聞こえないほどでした。

でも斜面を下ると、風は気にならなくなりました。

台風で削られて流出した穴だらけの軽い溶岩は、低い方に行くほど広がっていて、まるで川の流れのようです。人の拳サイズのものも混ざる溶岩がこれだけの量、水に浮いて流れたということに驚きます。

水で削られ垂直になった壁に、凹凸が刻まれていました。

「こんな凹凸、あったっけ?」

気になったので、以前の写真を調べてみました。

11月1日の写真では、やはりこんな規則的な凹凸はありません。
「あっという間に景色が変わるなぁ」

感心しながら歩いていたら、細かい溶岩が風で舞い上がって上から降ってきました。
パラパラ、パラパラ…絶えずそんな音が聞こえてきます。

砂粒~やや大きいぐらいのサイズのものが少しずつ崩れ落ちてきて、キレイな斜面を作っていきます。
そういえば台風26号前は、こんな角度の斜面にイタドリが生えていたような…?←記憶がおぼろげ。

「削られた山が元に戻ろうとしている!」と思いました。

こちらは11月18日の写真。


こちらが今日の写真です。(同じ角度でとれていなくてスミマセン)

明らかに、滑らかな斜面が増えています。
こうやって崩れにくい角度になるまで、形を変えていくのですね。

傾きはじめた太陽が、溶岩を照らしていました。

黒い溶岩が、輝いて見えました。

雨が作った道が、白石山に向かって伸びています。

道の片側にはトゲトゲの陰が続いていました。
こんな形の陰も、始めて見たような気がします。

以前見つけた“崩れ面にある水の穴(パイピングホール)”は、砂でどんどん埋まっていますが、よく探すとまだ見つかります。

「今のうちに写真に残しておこう」と思って写真を撮っていたら…
その横に茶色いおかしな形のものが目にはいりました。

何でしょう、これ?
これもまた、今まで見たことない…。

???
何がこんな形を作ったのでしょう?

頭の部分だけが地表面に出ているものもありました。

踏むとサクサク音がします。
なんだかとても不思議な感覚でした。

そして…11月1日に最初にこの場所に来た時よりも、えぐれた溝が上に伸びているような感じがしました。

このまま延びたら、外輪山の縁まで届くかも??

景色はどんどん変わっていきます。
風や雨や太陽の光や植物達が、一度きりの風景を見せてくれます。

それを感じられる大島は、本当にスゴイ場所だと思います。

(カナ)










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第1回住民セミナー・感想ほか

2013年11月21日 | 火山・ジオパーク
先日のセミナーで皆さんにいただいたアンケートを、今まとめてもらっているところです。

今日は、読ませていただいたものの中から、私が感じたことを中心に報告します。

今後も継続を!
まず「勉強になった、参考になった、興味深かった、専門的な話しが聞ける貴重な機会だった」などの「良かった」という意見と「ぜひ今後も継続を!」という意見が多くて、ずいぶん励まされました。

実は今回のセミナーは「行方不明の方が見つかっていない段階で行うのはまだ早いのではないか?」という意見もあり、少し迷いもあった中での実施でした。

様々な情報が断片的に伝わって来て、何が正しいかわからない状況の中での不安を少しでも軽減したいという思いで、数人で企画、周囲の人に協力をもとめての実施でしたから「不安な中でセミナーがありよかった(わかっているだけでも知ることができて良かった)」「専門家に寄り添ってもらい心強い」という感想が聞けたことで、なんだかとてもホッとしました。

「大地は生きている、そういう場所に住んでいるのをのを認識した」
「自然と共存するために、人間はもっと賢くならなければいけない」
「地球ってすごく研究されているんだと感動」
という意見もあり、共感しあえる仲間が増えたような気がしました。

まだ不安
一方「まだ不安。今どういう状態なのか、今後島がどうなるのか知りたい」「災害が起きた時の対処法や心構えを講義してほしい」という意見も数件ありました。
もっともな意見だと思います。このことは、今後回を重ねる中での課題となっていくでしょう。

個人的には、「現代の科学をもってしても、わからないことがたくさんある」という現実の中で、研究者の方達が「わかること」を増やすために努力しているということや「何がわからないか」を知っていくことで、自分なりの覚悟が決まっていくような気がしています。

大丈夫?
「新たな崩れはないのか?」「地震では崩れないのか?」「元町以外は大丈夫?」
皆が知りたい…と思う内容の質問も色々でていました。
元町は、地形的な特徴が大きな災害につながった可能性が考えられるようですが、他の場所も急斜面は崩れる可能性はあるようです。自分が暮らす場所にどの程度のリスクがあるか…知りたいと思います。

具体的な行動指針を
「避難経路や避難先の安全性を知りたい」「地域別のハザードマップ最新版を発行してほしい」
「危険個所特定して知らせてほしい。土砂災害危険箇所マップでは良くわからない(どこも危険に思える)」こういう内容のセミナー、絶対必要ですよね…。

質問時間
「質問の時間がタップリありよかった。」という意見が数件ありました。
質問時間は約1時間でしたが、皆さんに質問表に書いてもらったのを専門家の方に答えてもらい、その後会場から質問を受けました。同じようなカテゴリーごとにまとめて回答してもらったため、一人一人の質問には充分には答えられなかったかもしれないのですが、今後も続けることで少しずつ補えたら…と思います。

砂防ダムや道路の影響
「砂防ダムやコンクリートの流路が水はけを悪くしたということはなかったのか?」
「自然の沢が壊されるのに不安を感じる」という意見が数件ありました。
これについては専門家の方から「道路の影響がないとは言えないが、今回はあまり大きくは影響していないと思う」というような回答がありました。4学会調査団の正式発表をまって、土木の専門家からダムや道路についても話しを聞く機会を持ちたいです。「なにを目的に、どのような計算の上に,工事がなされているのか?」私たちが土木の専門家の方から学ぶことで、何かを提案できるかもしれません。まずは知らないと、なにも言えないと思うので…。

「島民参加の防災の取り組みを希望」という意見も数件ありました。
このようなセミナーをきっかけに、話し合いの土台ができていったらいいなぁと思います。

「勉強会には町や都など行政が参加すべき」との意見も数件ありました。

ありがとうございます!
「本当に被災されてたいへんな方はまだこのようなものに参加する状況にはない方も多いと思う
これをスタートにして中身の濃いこのような機会を持っていただければと思う。」
本当にその通りですね…ありがとうございます!

そして…初回は勢いで少人数で企画運営しましたが、継続にはより多くの方の手助けが必要になると思います。ご賛同いただける方には、今後のご協力をお願いいたします。

(カナ)


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