グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ゆらゆら水族館

2018年07月28日 | 海の生物
一昨日の岡田(おかた)漁港です。
魚がたくさん見えたので「撮れるかな?」と思いながらも撮影してみました。


メジナ(白っぽいほう)とスズメダイ。


オヤビッチャ。


こ、これは・・・
ソラスズメダイなんです・・・
やっぱりちょっと深いところは全然ダメですね。


ゴンズイ幼魚の群れがいました。
通称ゴンズイ玉。


みんなでわぁわぁ言ってました(笑)


おぉ、ハリセンボン。

長い間ファインダーを覗いているとちょっとした船酔い気分が味わえました(汗)
ぜひ肉眼でお楽しみください。

がんま
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案外綺麗に撮れました。

2018年03月07日 | 海の生物
一昨日、岡田(おかた です。濁りません)の漁港で見つけました。
小型漁船の下になにものかの影があるのに気付き、出てくるのをじっと待ちました。


お、出てきたー。







水面に浮いているものを食べる・・・?


と思ったら、

食べませんでした。
姿が見えた瞬間、ツバメウオの仲間だとわかりましたがツバメウオなのかナンヨウツバメウオなのかミカヅキツバメウオなのかまでは私にはわかりませんでした。
海チームのお二人に意見を伺うとツバメウオとミカヅキツバメウオで意見が分かれました。
ネットで調べてもよくわからない・・・ここではツバメウオの仲間ということにしておきます。





風が止んで穏やかな港内ということで陸地からでもかなり綺麗に撮れたと思います。





ここに隠れていました。

がんま
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アカウミガメの巣穴しらべ

2017年08月25日 | 海の生物
今日の夕方、砂の浜にて、
今年2回目のウミガメの巣穴しらべが行われました。



以前グローバルのブログを担当していたこともある成瀬氏が
長年実施しています。

去年の様子↓
ウミガメとジオパーク


大島にはアオウミガメとアカウミガメが産卵しにくるのですが、
今回はアカウミガメの巣穴(産卵巣)でした。


巣穴を掘る前にレクチャーしてくれます。


親亀が産みに来た跡を確認したら、
一度掘って確認して、埋めて保護のための柵をするそうです。

写真ではわかりにくいのですが、
よく登ったな~と思うような、
かなり小高い一段上の、丘状になっているところに
巣穴があります。

一回の産卵で、平均110個ほど産むのだそうです。
8月17日の夜に1匹、その後18匹出て行った跡を確認しただけなので、
今回は約20%しか自力ででてこれてないことになります!


ちなみに黒い砂だと日光を吸収しやすいので砂があたたかくなりやすいとのこと。
そして30度弱がカメの卵にとって適温だそう。
深さ60センチ位が温度が比較的安定し、温度もその位になりやすいので
ウミガメのお母さんはがんばって60センチ以上の深いところまで掘って産卵します。

今回は表面は37度、60センチのとこは33度でした。
34度くらいになると卵の中で死んでしまうとのこと。
・・・あら!!
今回はどれだけ生きた子に出えるでしょうか・・・?

掘り進めていきます。


結果は、、、生きた子は出てきませんでした(;0;)


未孵化卵が多く、割ってみると、初期段階で止まっているものがほとんどでした。
こうしてみると、厳しい環境の中でも育って海に還っていった19匹は本当にすごいです!


唯一子亀の形になっていた子。
でも死んでしまっています。おしい!!



今年は梅雨の時期に気温が高くて、温度を下げてくれる雨も少なかったことが原因のようです。

いつもは温度を下げるために寒冷紗ネットや散水をするけれども、
今回は、人間が手を出さずに自然のままにすべきという意見を採用してやらなかったそうです。

その地道な手助けが確実に功を奏しているという、
成瀬さんの功績がわかったという点では収穫でしたが、
やはり少し悲しい結果ではありました。


そもそも子亀の放流についても、
自力で出れない子は遺伝的に弱いのだから、
淘汰されるべき遺伝子を人間の手で保護したら
全体の遺伝子が弱くなってしまう可能性がある、
という意見もあるそうです。

しかし、人間が気候をおかしくしたり、
護岸工事で住む場所をせまくしたり、
生きづらい環境にしてしまっているのだったら、
そのくらいの手は出していいでしょう?!と思いました。

いろんな意見に負けずに、これからもがんばってほしいです。

ふと振り返ると、息をのむような美しい夕陽が。


美しい地球の営みが豊かに続きますように。(あい)


追伸

後日伺ったのですが、カメはなんと孵化するときの環境の温度によって
性別が決定するそうです!
カメの種類によっても違いますが、アカウミガメの場合は
28℃以下ならオス、28~29℃ならオスメス半々、30℃以上の高温だとメス。

ということで、今回巣立った19匹は全員超元気な女の子!
20年程たったらまた卵を産みに戻ってきてくれることでしょう、
ということでした。

命の営み・・・奥深い!
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ウミガメとジオパーク

2016年11月24日 | 海の生物
大島で20年以上ウミガメの保護活動を続けている成瀬氏から連絡をもらい、今年は2回、ウミガメの産卵巣調べを見学しました。

1回目は10月19日、“砂の浜”(さのはま)の南側で。


母ガメは、台風でできた3m位の急斜面を上がって卵を産みに来たようです。


成瀬さんはいつものように、集まった人達にカメについて説明をし、穴を掘って孵化率を調べていきます。


ウミガメが産卵する砂の色は、かなりバラエティに富んでいるようです。


卵のサイズは、これぐらい。


子ガメが無事巣立った後の卵もあれば、亀の形にまで育たなかった生卵の状態もあり…


卵の中で死んでしまっている子ガメもいました。


生き残っていた子ガメは数匹。

ヒレと目が大きくてカワイかったです(^_^)

日没間際、子ガメが自力で海に泳ぎ出すのを皆で見守りました。

この日は1匹が何度も何度も波で戻されて、みんななかなか帰れませんでした(^_^;

2回目は11月3日、“砂の浜”の北側で。


今年最後の産卵巣調べです。


この日は目が見えない白い子ガメが1匹、出てきました。

成瀬さんも初めて見るとのこと。

ちょっと動きが弱いけれど、でも頑張って仲間に混ざってヒレを動かしていました。


そして子ガメたちは、日没ギリギリに海へ。


この日の子ガメたちは少し元気がないのか、何度も何度も波で元に戻され、なかなか海に泳ぎ出せませんでした。


「あ〜!また戻って来た!」という声と共に、なかなか立ち去れない我々(^_^;

結局、日没後、暗くなるまで見守りました。

今日巣立った子ども達が無事に大きくなって戻って来ることは、ほとんど無いかもしれません。
でも…子ガメ達は生きるために大波と戦って、さらに大きな試練の待つ大海原へ旅だって行きました。

成瀬さんから、ウミガメについて聞きました。

「今年のウミガメ産卵回数はアカウミガメ3回(2巣は台風で流出)、アオウミガメ4回の合計7回。今まで大島では、年ごとにより違いがあるが、年0〜11、12回産卵している。1頭の母は3〜4年毎に生むらしいが、生んだ次の年にくることもある。産卵期間の2〜3カ月はあまり食べずに卵を産み続けるので、かなり体力を使うのだろう。1頭の亀が1年に6回生むこともあるらしい。
 亀は気に入った海岸で生む習性があり、それが生まれた海岸なのではないかと言われている。子亀が海流に乗って回遊しやすくするため、海流が早くなるあたりで卵を産むと言われ、北太平洋でウミガメが産卵するのは日本のみとなっている」

「伊豆大島では、沢の砂防が進み、砂が海に供給されなくなったため、“砂の浜”の砂もどんどん減っている。砂浜の浸食を防ぐため、地曵浜などでは砂の流出を防ぐ目的で水中に潜堤(せんてい:水面下の離岸堤)を入れたが、減りにくくなった分、台風などの大波で一度砂が外に出てしまうと戻って来られず、結局砂浜がなくなっていく…ということがおきている。
 この“砂の浜”も、筆島海岸や地曳浜(湯の浜)のように、潜堤(せんてい)やコンクリート護岸を造る計画があった。皆さんに自然な砂浜の貴重さを知って頂き、時々足を運んで下さればと、巣穴しらべ(産卵巣調査)を公開している。卵のカラや死んだ子ガメばかりでは、来ていただけないので、子ガメが少しだけ残っていると思われる日を選んで、巣穴を掘る。なので当てが外れて子ガメがいないこともある。
 研究者が推奨している巣穴しらべ(産卵巣調査:孵化率・脱出率の調査)は、巣の中で死ぬべきものは死に、自力で脱出するものは脱出し終わった段階で調査をする。それが、本来の正確な孵化率・脱出率になるのだが。
 多くの方々に自然環境の大切さ、ウミガメの産卵に静かさや暗さが大切なこと、人工構造物がない貴重さ、もっと言うと、砂が波や風によって自然に移動する大切さ、などなど、実際に砂浜へ来て体感し共有して頂けたらと思う」

成瀬さんの話を聞いていて改めて、亀のことも、砂浜のことも、知らないことがたくさんあると思いました。

地震や噴火が作った安全とは言えない地面の上で、多くの生きものたちが暮らしている日本。人間の暮らしや命を守りながら、できる限り幸せに、他の生物と共に地球の上で生き続けることができるように、私たちは様々な角度から学び続ける必要があると思います。

何度かの討論を重ね最近まとまった『伊豆大島ジオパーク基本計画』には、以下の文章が盛り込まれています。

「伊豆大島ジオパークでは、地球活動をよりよく理解し、私たちが地球上の全ての生きものと共に安全に平和に生き続けることを究極的なテーマとして、活動を行います」

この言葉を皆で共有しながら、進んでいきたいなぁ…と思いました(^_^)

(カナ)
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こういうのにグッとくる 2

2015年09月05日 | 海の生物

ハイ、こういうのです。
よーく見てください。いますよ。
お魚さんが。













正解は、ココ。

ちょっと簡単でしたね。
サツマカサゴの幼魚です。


大きさがわかるように鉛筆を近付けてみました。

小さい~(萌)

昨日の西谷のナンヨウツバメウオ幼魚は漂う枯葉に、このサツマカサゴ幼魚は岩にそっくり。
毎度のことながら生き物ってすごいと思います。

                                がんま
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タマキビ物語

2013年10月04日 | 海の生物
6月のブログで海岸のタマキビの仲間(貝)の写真を載せたところ、島内の2人の方から「島の中学生や高校生が過去にこの貝を研究していた」という情報をもらいました。

(写真はアラレタマキビです)

中学生の研究は、東京都科学教育振興会、読売新聞社主催の日本学生科学賞・東京都の部で最優秀賞になったとのこと。その研究が「海辺の科学」という本の中に掲載されていました。

本の中には、生徒達がフィールドでの観察から様々な疑問を感じ、それを解決するために自分たちで方法を考えていった過程が記録されていました。

全く動かない貝に対しての「生きているの?」という疑問から始まり、海水をかけたり、真水をかけたり、光に対する反応を調べたり…。本ですぐに答えを見つけるのではなく、自分たちで答えを探していく行程が素晴らしかったです。

その本の中から、私が「!」と思ったこと…
「海水をかけると動き出すけれど、真水をかけると動きが止まる。」
「光と反対の方向に移動する。」

「そうなんだ~!」
現場で観察したくなって、先日太陽が沈む直前に海岸に行って来ました。

太陽の角度はこれぐらいでした。

「タマキビは光に背を向けているのだろうか?」
ワクワクしながら岩場をのぞいて見たら…

あれ?

なんか思ったよりバラバラ…。

あ、そうか、彼らにとって「光と反対の方」というのは「暗い方」…すなわち、溶岩の穴や隙間なのかも。全部太陽に背をむけているような光景を想像していましたが、そんなわけないですよね(笑)

さらに海水をかけたら動き出すのかと期待して潮溜まりの水をかけてみましたが、タマキビは微動だにしません…。うむむ~、手でピチャピチャかけるぐらいでは、水の量が少ないのかも?

なんだか納得できなかったので、今日も再度、同じ場所に行って来ました。
昼11時頃、ほとんどのタマキビたちは、いつものように穴の中。

でも溶岩の表面に出ているものが何匹かいました。

なんだか堂々としています!
餌でも食べに出て来たのでしょうか?(動かないけど・笑)

海水中に入っているものもいました。

本には「炎天下にいるタマキビは蓋を閉じて岩に着いているが、海水を岩にかけると足でくっつく。」と書いてあったので、調べてみました。

ホントだ!

蓋を閉じたまま、なにやら糊のようなもので岩に貼り付いています。
蓋をすることで、乾燥から身を守っているのでしょうか?

さて、夕方になってから、またまた同じ場所に行ってみました。

海は昼よりも荒れていて、時々白い波の飛沫が上がっていました。

驚いた事に、たくさん居たタマキビたちが1匹も居なくなっていました!
海が荒れて来たから避難したのでしょうか??

「あんなに居たのに,どこにいったんだろう?」
不思議に思って水の中の小石の下も調べましたが、姿がありませんでした。

海も荒れていて近づけないので、違う場所にいた5匹を持ち帰って観察する事にしました。

「海水の中では良く動く」…本のとおりです!
(潮溜まりではほとんど動きがないような気がするのですけど?)

仲間に接近中。


あ、登ります!


おんぶ~。


裏から見ても可愛いです!


水を持ち上げます。


水を乗せたまま出てきます。


脱出~。

美しい水のヴェールを身につけているのが、なんとも素敵です。

しばらく放っておいたら、みんな水面上に出て来ました。

ほんとうに水が嫌いなんですね~。

本には「淡水に入れると2~3日で死んでしまうが、乾燥した空気中では約9ヶ月も生きている。」と書いてありました。

で、ケースの蓋をあけてみたら、みんなそれぞれの道を歩きはじめました。
水の中に帰るもの、縁に留まるもの、そして新天地へ冒険の旅にでるもの…

いや~、生き物って本当に多様ですね。(実感)

ところで、この先の展開はどうなるんでしょう?
タマキビ達は、水の存在を感じて、あまり離れずにいるのでしょうか?
このまま朝までおくのが怖いような、楽しみなような…笑。

溶岩の小さな穴の中に入って、いつもジッとしているように見えるタマキビたち。
実は不思議がいっぱいの、面白い生き物だったのですね。

これから溶岩の上で暮らすこの小さな生き物を観察するのが、楽しくなりそうです。

(カナ)




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伊豆大島、ばんざい!

2013年09月01日 | 海の生物
ナイトツアーでウミガメの産卵に出会ったのは、今年の7月13日のことでした。 翌14日には、島でウミガメを研究しているグループが卵を確認し、踏み荒らされないように柵で囲ってくれました。

そして産卵から49日目の昨日、研究グループの成瀬氏から下記のようなメールが届きました。「本日夕方、ウミガメの巣穴調べをします。台風15号の影響で冠水や卵の流出が心配されますので、早めに行うことにしました。生きている子ガメは見られないかも知れません。」

案内のあった時間に少し遅れて浜に着くと、たくさんの人が集まっていました。

太陽がかなり傾いて、あと30分ほどで水平線に沈みそうでした。

調査は既に始まり、卵が堀り出されていました。

まだ卵の中に残っていた子ガメは、一度箱に集められます。
子ガメ達は箱の中で、海に向かって進もうとしているようでした。

記録をつけていた方に、調査票を見せてもらいました。

こうやって10年以上、データを積み重ねているんですね。
地道な活動、素晴らしいです。

メモも見せてもらいました。

この日の見学者、111名!
ウミガメの卵と同じぐらいの数です!(笑)

子ガメは巣穴から自力で歩いて海に到達する必要があるそうです。成瀬氏がウミガメを歩かせはじめたら、見学の人たちが両側に並び、あっという間に「海への道」ができました!

ウミガメ達は次々に海を目指して歩いて行きます。

ヨイショ、ヨイショ!
時々、ひっくりがえりながらもまた起き上がって海に向かいます。

体の割に、目とヒレが大きいです。

もうすぐ海です!

うまく波に乗って、海にでられるでしょうか?

波が来ました!

この時の波では陸に引き戻されてしまいましたが、また起き上がって海を目指し…
3回目の波で海へ旅立ちました。

そういえば、ちょうどこの場所で、産卵し終わった親ガメが海に帰っていくのを見送ったのでした。
あの時、親ガメが大変な思いをして産んだ卵から、こうして新たな命が生まれて旅だっていくなんて…

もう、感無量です。

この日集まっていた何人かの人と、話しをしました。
そこで聞いた話…。

「地元の消防団員に団長から『海岸の監視の時に、ウミガメの卵の無事を見守るように』という指示があった。」「卵が気になって毎日巡回して、暑いとネットをかけたりして様子を見ていた」

それぞれの人の思いを乗せて、ウミガメ達は海に向かったのですね!
ウミガメの卵をみんなで見守り、そして子ガメの旅立ちを皆で見送れる島って最高です!

保護柵をすると「ここに卵があるよ」と教えることにもなる訳ですが、卵がいたずらされることもなく、カメ達が巣立てるということも素敵だと思います。

そして10年以上、ウミガメの調査や保護活動を続けている人々の存在も…。
いつものことながら本当に、宝物がいっぱいの島だなぁって思います。

伊豆大島、ばんざい~!

(カナ)








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「感動~!」ナイトツアー

2013年07月14日 | 海の生物
昨日「感動~!!」な出会いがありました。
ナイトツアーでの出来事です。

昨日のナイトは2組3名のお客様。開始時間も宿も違っていたので柳場が先にツアーを始め、後から私が追いかけるという計画をたてました。

場所の打ち合わせで柳場に電話をしたら「今、セミの脱皮を見てるからさ~早く来て。」と…。
「何ですって~?」

後で聞いたら、セミの幼虫が道路を歩いていたので木につかまらせて観察していたら、脱皮をはじめたようです。奇麗に背中が割れていますね。

(昨日のナイト写真は、全て柳場から送ってもらったものです)

殻から出たばかりの時は,翅が濡れて丸まっているのが可愛いです。


私が合流した時は、この状態でした。

丸まっていた翅はすっかり伸びていましたが、まだ白くて完全には乾いていないようで飛べません。
しばらく見ていたら体が少しずつ茶色くなってきましたが、このままずっと見ているわけにもいかないので、セミにお別れをして次へ。

この日のお客様はカエル好き。
カエルグッズもそろえているそう。

で、海で夜光虫を見た後に、カエルを見に行くことにしました。「今日は本物をいっぱい見られますよ。」と話したとたん、ヒキガエルが車の前にモソモソ出てきました。ナイスなタイミングです!

一瞬だけ車内に移動してもらいました。
カエル君、失礼~。
(ちなみにカエルは皮膚毒があるので、触ったら必ず手を洗ってくださいね)

モリアオガエルの子ども(1~2cm)も10匹以上見つかりました。

「カエル祭りだ~!」全員でカエル探しを楽しみました。

昨晩は星が全然見えなかったので、その時間を生物観察にあてることにして、場所を変えました。
夜の砂浜を生物を探して歩いていた時のこと…。

信じられないものが目に入りました。懐中電灯の光が照らし出したのは…
この光景だったのです!

大きなウミガメが、後ろのヒレで一生懸命砂を掘っている…ように見えました。
石の上に顎をのせ、泣いているようにも見えます。

「産卵に来たんだ!」

この浜は3年前にウミガメの上陸記録がありますが、その時は砂の層が浅くて生まずに海へ帰ったようです。(3年前の記事はこちら。http://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/be21d6ca0ad4ae4a3507e17f41767310

「今回も産めないのでは?」
慌ててウミガメの保護活動をしている成瀬氏に電話しました。

「静かに見ていれば産み始めるかも」というアドバイスに従って、みんなで見守りました。

しかしカメは一向に落ち着きません。

せっせと砂を掘り続けますが、ちっとも深くなりません。

「きっと下に固い岩があるんじゃないかな?」

作業中のカメに申し訳ないと思いつつ、スケール代わりに横に並んでみました。

私の身長は160cmです。

カメはやがて、それまで掘っていたように見えた砂を、戻すような行動をはじめました。

頭を海の方に向け、帰ろうとしているようです。
でも石に乗り上げてしまってヒレが空回り…全然前へ進みません。

ジタバタ、ジタバタ…

最初はみんなでウミガメの格闘を見ていたのですが、あまりにも石超えが大変そうなので、ついに手を貸してしまいました。

「ヨイショ」ズリ…
「ヨイショ」ズリズリ…

もう少しです!

海へ!

ウミガメはこの後の波で、海へ帰っていきました。

ウミガメってこんな大変な思いをして、卵を産むために陸に上がるんですね。
命がけで…。

生涯忘れられない数10分….
「心が震える」まさにそんな感じでした。

でも実は「産卵を邪魔したかも?」ということが、少々気になっていました。
そうしたら今日、成瀬氏が卵を確認し保護柵をしてくれたという情報が入りました。(さすが!)

砂の下の石の間に卵を確認したそうです。
満潮が20時ごろだったのでそれにあわせて上陸し、早い時間に産んだのではないかと…。

私たちがカメと出会ったのは22時過ぎ。
ちょうど産卵を終えて砂をかけていた場面に、遭遇したのではないかとのことでした。

無事産卵できていて、とても嬉しいです。
ヨカッタ、ヨカッタ。

ただひたむきに生きようとするたくさんの「生命」に触れて、パワーをいっぱいもらったナイトツアーでした。

(カナ)

PS 昨日の昼のツアーにご参加いただいたAさん、ツアー報告を載せると言っていたのに、カメがあまりに感動的で予定が変わってしまいました。ごめんなさい。

裏砂漠の風の写真,良く撮れていました。

他の写真(飛ばない蛾と遊んでいるところ)は掲示板の方に載せてあります。
ぜひご覧ください。
http://6715.teacup.com/gscyama/bbs
























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ちょっと海?

2011年07月11日 | 海の生物
暑中お見舞い申し上げます  ? ちょっと季節が早いかな(暦的にはね)
風が吹けば少しはすごしやすい大島。昨日三原山に行った時は大汗をかくかと覚悟していったのですが、風が吹いてとても快適でした。食事時レジ袋が飛んでしまい慌ててしまいましたが、幸い帰る時に回収出来ました。

PCの中から そよ風
海にはこんな子達も生きていました

まだ生きていました。ほら動かないで!



ちょっと お届け出来た? (しま)
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春、こころもとなし

2011年03月09日 | 海の生物

陸のブログは日々春の訪れを思わせる内容が書かれていますが
海の中はというと、まだまだ冬です。
しかし、今年はこの時期にしては黒潮が近づく事もあり、水温が平年よりも2℃程高いです。
陸の季節と海の季節は2ヶ月程ずれていると良く言われます。
なので、今は陸上で言う所の1月位にあたるのです。

冬の海・・・と聞くと「冷たい」「荒れている」というイメージもあります。
確かに水温が低く冷たいのですが、良い事もあるのです。
なんと言っても透明度が最高です。
海の中で浮いていると何処まで見え、非常に気持ちが良いのです。

そして、この時期じゃないと出会えない生物がいます。
代表選手をいくつか上げてみましょう。
まずは、ウミウシ達。この時期には非常に数が増えるのです。
これにはいくつか理由があります。1つに餌となる物が増えるからでしょう。

水中には、変化にとんだ様々な地形があります。
高さ10m以上に及ぶ高い壁や直径3m以上もある巨大な岩等
まさに火山島ならではの複雑な地形が水中に広がっているのです。
伊豆大島は水中もジオパークなんです。
そういう起伏に富んだ地形だからこそ、岩肌に色々な物が付着します。
海藻やカイメン・ウミトサカ等の腔腸動物など、実に多種多様です。
それらを好んでウミウシ達が付いています。
水温が下がる時期には、岩肌に緑色の海藻が付着します。
特に今多いのが、ミドリガイと呼ばれるウミウシの仲間達です。
数が多いのはハナミドガイです。

まるで派手なナメクジの様ですが、水中で見ると可愛いのです。
こんな変わり者もいます。


ユリアガイです。
アサリ等で知られる二枚貝に似ていますが、れっきとしたウミウシです。

冬に会えるのはウミウシだけじゃありません。
ここから得意のヤドカリを1つ
冬にしか出会えないヤドカリ、ケスジヤドカリです。

何故、冬にしか会えないのか?というと通常水深100m以深が生息水深だからです。
浅場の水温も下がるこの時期には、普通じゃ見られない様な浅い場所まで上がってきます。
時には、宿貝に載せて珍しい貝を連れて来たりします。

正確には、貝に付着させたイソギンチャクに寄生して一緒に上がってきた貝です。
名前はツギノスナギンチャクイトカケといいます。

これらは、あくまでも極一部です。
まだまだ、冬ならではの生き物がいます。

春の到来がまだの水中ですが、冬には冬の楽しみがあります。
ドライスーツをいう、特殊なスーツを着て潜ると、体は全然濡れずに潜る事が出来ます。
勿論、体験ダイビングもこのスーツで行いますので、水温が冷たくても全然大丈夫!!
透明度最高の海を是非体験して下さい。
お待ちしております。

 

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