グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ミツバアケビの蔓ものがたり(2024年5〜6月)

2024年07月03日 | 植物
昨日、ミツバアケビの蔓がサルトリイバラに入れ替わった(私が気づかなかっただけですが💦)ことを書きましたが、実は「樹海」と呼ばれる森の中でも観察をしていました。

5月2日
ツアー中森の中で、太くて逞しいミツバアケビの蔓の上に、小さな若葉が伸びているのを発見しました!

初々しい明るい緑色が、暗い森の中の中でとても目立っていました。

5月5日
3日間で、ちょっぴり成長していました💕


5月11日
6日間で、倍ぐらいになっていました!

手で測って、これぐらい

元気いっぱいな感じで、なんだか嬉しくなりました。


すぐ近くで、上に向かって伸びているものもいました。

6日前は気が付かなかったのに、いつの間に??
(私の観察力がないのか? 急成長したのか??)

6月30日
なかなか行く機会がなくて、1ヶ月半が経ってしまいました。
様子が変わっていて、若葉がどれだったのかよくわかりません💦

太さからして、これかな?(右下の方から左上に向かって伸びている細い2本のことです)

この蔓も、今春出てきた若者(?)っぽい感じが…。


太い蔓のところどころから、若葉が出てきていましたが

枯れてしまって、黒くなっている蔓もありました。

一緒にいた人が、「光を受けられる葉だけを残して枯れるのではないか?」と言っているのを聞き、「それはあるかも!」と思って空を見上げて見ました。

太陽の光が当たっていそうなところには、3枚セットの丸い葉を元気に広げているミツバアケビの姿がありました。

ということは、せっかく出てきても競争に勝てず、枯れてしまう蔓も多いのでしょうか?

昨日のブログ記事を読んだ方から、「つる性植物は体を支えられることによって生長するようです。栽培作物の場合には支柱やネットです、支えられないと疲労とストレスで参ってしまうようです。」とコメントをもらいました。

巻き付けないと生きられないし、光が当たらなくても枯れてしまうとしたら、太くて丈夫な蔓になって、木の上まで登っていける者は、かなりの強者なのですね。

グルグル巻き付き合いながら、高みを目指しているミツバアケビは、数々の過去の戦いを勝ち抜いて、今があるのだなぁ…と思いました。

(かな)
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