グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

蒸気霧

2012年02月29日 | 今日の大島
『じょうきぎり』と読みます。
暖かい水面に冷たい空気が流れ込んでくると水面から蒸発した水蒸気が冷やされて湯気のような霧が発生します。
『けあらし』とも言います。
『けあらし』が標準語だと思っていたら北海道の方言だそうですね。
魔法の箱はなんでも教えてくれます(笑)

今朝の大島は条件が揃ったのでしょう、見事な『蒸気霧』が見られました。
撮影時(8:00ごろ)の海水温は17℃くらい、気温は4℃くらいでした。


ナライ(北東風)が強くみぞれも降ってカモメ類もじっと耐えています。


ウミネコが1羽。

岡田港(おかたこう)のカモメ類たちはどうしてるだろう?
見に行きました。

まずは漁港のほうへ。





こちらでも風雨に耐えています。


かいかい~。




私の大好きなシロカモメもいました。


桟橋へ向かうと。

『かめりあ丸』がいました。
大島から先(利島、新島、式根島、神津島)は欠航になったようです。

カモメ類は・・・


うひょー!!
こんなにたくさん!!


ほとんどがウミネコです。


セグロカモメの奥に。




大きなうねりの中に漂うカモメ類たち。
ここでも蒸気霧が見られました。

雨は夕方には上がって薄日が射すこともありました。
明日は晴れる予報です。
どんな出会いがあるでしょうか。
楽しみです。


                      がんま

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ジオパークガイド講習「伊豆大島の動植物」

2012年02月28日 | 火山・ジオパーク
今日のこの日記がUPされるころ、表題の講習で語っているはずです。
今日の講習では「鳥と虫」を願法が、「ウミガメとコウモリ」を成瀬が、「植物」を西谷が担当します。

まず最初の30分は願法が「大島でこれだけは覚えておきたい」という鳥や虫や動物を写真を使って紹介します。

鳥や虫は島内の図鑑がないので、写真とミニコメントで「こういうものがいる」という紹介を中心にする予定。でも時間の関係で紹介できるのはごく一部だけ、さらにかなり猛スピードになるかもですが…どうか頑張ってメモって下さい~。(祈)

そして次に10~15分ぐらい、成瀬のウミガメとコウモリを…。

伊豆大島で10年以上にわたって続けられている調査・研究は島の財産だと思うので、今回発表してもらうことにしました。大島の黒い砂浜は、南日本の産卵地に比べて子ガメが卵から孵るまでの日数が短いというデータも出ているようです。詳しい話を聞くのが楽しみです!(講習で伊豆大島の黒い砂の中の7月中旬~9月中旬の温度は八重山諸島の砂よりも高いということが報告されました、ビックリしました~)

後半は私の植物と全体の質疑応答を予定しています。
「伊豆大島の植物」に関しては、故・吉田先生が中心となってまとめられた立派な図鑑があります。

この本に載っている「大島の成り立ちと植物」に始まる文章は、プレートの移動から植物の環境への適応、人とのかかわりまで言及していて、まさにジオパークそのものです。

なので詳しくはこの図鑑を読んでもらうことにして、私は自由に日頃感じていることを語ろうと思っています。
まずは伊豆大島の特徴から。

変化の激しいカルデラ内の草地や森、そしてカルデラ外の巨木が生きる森、岩の海岸、砂浜という様々な環境が
コンパクトにまとまっているのは火山島・伊豆大島の“個性”だと思います。

そしてガイドをしていると、様々な疑問に出会います。
たとえば、25年前は焼け野原だったはずのスコリア斜面に生えている大きなアシタバに出会うと…

…という「??」を感じます。

一つの植物に出会った時、花の美しさや名前だけではなく、その植物の物語全体を想像できると楽しさ倍増です(^O^)では、その物語を想像する手助けになるものは?

光、水分、土壌、風、他者との関わり…がヒントを与えてくれるかもしれません。

植物は(動物もですが)自分自身が生きると同時に、子孫を残し種としての遺伝子を残そうとして色々な工夫もします。たとえばタネの広がり方一つとっても…


もっと!(笑)


新天地を求めて新しい環境に生きはじめるものたちもいます。

植物達が色々な方法で生き残ろうとしている…ということが感じられるようになると、疑問の数がどんどん増えてきます。

たとえば、先日見かけたこの風景…。

たぶん他にそれらしい植物がないのでクロマツの根で良いと思うのですが、地面がえぐれてむき出しになっていました。(時間ができたら詳しく調べてきます。…しかし地面が崩れて落ちそう(^_^;))

私は、理論での勉強を基礎にしたうえで、フィールドを歩いて出会った物語を語れるようでありたいなぁ、といつも思っています。(理論の勉強がかなり滞ってますけど(^_^;))

たとえば、スコリア原でひときわ大きくなったアシタバや、1本のクロマツの物語。
そこでしか語ることのできないオリジナルの、そしてできるだけ真実に近い物語を語りたいものです。

あ~、そのためにはもっともっと火山を含む地学も、植物も動物も、ホントは菌類も勉強しなくちゃ!
何しろ全部が関連しあっていますからね~。

(線が足りないと思う方は、自由に足してください・笑)

なにはともあれ今日の講義で、私が考える“自然の中で謎解きをする楽しさとそのための方法”を、伝えることができたらいいなぁ~と思っています。時間が少なくてちょっと心配ですが、どうかうまく伝わりますように!

(カナ)

PS
講習終了しました(今、日付変わって1時半です)

猛スピードの講習でしたが、参加者の皆さんから様々な質問や意見が聞かれ、とてもうれしかったです。
私達よりもたくさんの経験や知識をお持ちのかたもたくさん参加されている今回の講習。

時間があったらもっと様々な意見をうかがって、より中身の濃いものにできたのですが…。
でも、ジオパークは長く続けていくもの…今回は始まりであって、これきりではないのですから、そう思うと良い時間だったように思います。

そしてジオパークはみんなでつくるもの…。
これからみんなで知識や経験を持ち寄って、内容を充実させていけたらうれしいです。


(2月27日、ツアーに参加されたI様)
写真を掲示板に貼ってありますので、ご覧ください。
http://6715.teacup.com/gscyama/bbs



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火山の上(勉強)にも10年

2012年02月27日 | その他
過去のブログでもうご存知だと思いますが、今 ジオパークガイド養成講座が開かれています。
25年前の噴火体験や大島の歴史・防災など沢山のプログラム、島内外の講師の魅力あるお話に大島を再認識しました。

10年前に参加した“ふれあいボランティアガイド”では一部講習後に参加した私でしたが、仲間の方に教えてもらったり資料を頂いたり本を読んだりしました。

その中の1つ

3回も4回も読んだつもりでしたが、いまいち納得がいかなかったのです。先日の講習後に再読したところ自分でもびくっりするぐらい分かりました。(10年経って分かったとは

内容は多くの部分三原山火山に関して、この本を持って回ればガイドいらず。
と言いたい!  初めての方は、ちょっと難しいのかな?それが何回か読んで納得できなかったのかもしれません。(え!それは私だけ?)
私がガイドする時、自分が判らなかった分なるべく分かりやすく、身近な現象に置き換えたりして伝えようと思っています。

ガイド講習もまだ5回開催されますので、参加してみませんか?
1回のみの参加でもOKです。大島の動植物、火山学者さんによる火山が有ります。
              (楽しみで~す。しま)

※次回は 明日、2月28日19時 開発総合センターです(講師はブログの西谷、がんま、成瀬が努めます)
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磐梯山ジオパーク・スノーシューツアー

2012年02月26日 | 火山・ジオパーク
私が参加させてもらっている“地震火山こどもサマースクール”のメーリングリスト上で募集があった“磐梯山ジオパーク、スノーシューツアー”に行ってきました。夏に続いて2回目の磐梯山です。

磐梯山ジオパークの佐藤さんの案内で、ツアーが始まりました。

磐梯山は1888年(明治21年)の噴火で山が崩れ、岩なだれが多くの民家を飲み込み477名もの方がなくなったという歴史をもつ火山です。

夏に訪れた時は銅沼(鉄さび色の赤い湖)ごしに、その時崩れた壁を見上げました。


今回はその湖の上を、スノーシューをはいて歩きました。

歩いている場所の下が、夏には赤い湖だったことを思うと、「スゴイ~」って思いました。

真っ白な雪原を歩いていくと、すぐ横の壁面からモクモクと噴気が上がり「この山の下には熱いマグマがあるんだぞ~」ということを教えてくれます。(最近測ったら90度ぐらいだったとのこと。)

崩れてきた大きな岩があちらこちらに転がり雪の中に埋もれています。

そしてここでも、ヤシャブシがたくましく生きていました。
ヤシャブシ越しの磐梯山の風景。大島ならヤシャブシ越しは三原山なのですが(笑)

しかしここでは、ヤシャブシ達がタネを飛ばしても雪の上に落ちてしまいます。
タネたちは雪に埋もれながら春を待つのでしょうか?

壁に近づけば近づくほど、迫力が増してきます。


絶景だ~(^O^)


墨絵のような世界に一か所だけ黄色い色のついている壁があります。
イエローフォールと呼ばれる凍った滝で、鉄分や硫黄分を含む岩からしみだす水が凍ったものだそうです。

背後にある黄色い氷の塊が見えるでしょうか?
氷をなめるとわずかな酸味があって、夏に舐めた銅沼の水を薄めたような味がしました。

磐梯山ジオパークのみなさんは、目の前の景色から「山が崩れた」という事実を理解してもらうために、様々な工夫をされていました。

模型はリュックにはいる大きさのものを2種類、見せてもらいました。(実際にはもっとあるのかも…)
現地で模型を見ながら話を聞くと、とてもわかりやすいです。
(大島でもリュックに入る小型の模型を作りたい…。)

さらに磐梯山ジオパークでは、子どもたちに“山が崩れて今の地形ができた”ことを親しみやすく伝えるために“岩なだれ”のジェスチャーも考案。実際に崩れた山の下で、実演してくれました。

(このあと私もやってみましたが、写真は公開しません・笑)

初めてのスノーシュー体験でしたが、ふわふわ雪原を自由に歩けるのはとても楽しかったです。
そして山が崩れてできた壁の下を歩いて、“山は崩れる”ということも実感しました。

プレート同士がぶつかってぎゅうぎゅう押し合い、高くなった山も崩れますが、火山はそれらの山よりさらに崩れやすい…磐梯山が過去に経験したことは伊豆大島にとっても他人事ではない…とも思いました。

この先、大島のジオパークも他のジオパークと交流しながらお互いに学び合っていけたら良いなぁ、と思います。

ところで、前日には東北に行ったついでに、山形の雪旅籠を見てきました。
出羽三山信仰で栄えた昔の町並みを雪を使って再現する「月山志津温泉雪旅籠の灯り


ここでは山形大学が主催する月山マイスターによる月山の成り立ちやその魅力の紹介が、雪のシアターで行われていました。

日本各地に、その土地の成り立ちを学び、その魅力を伝えようと活動する方達がいるのですね。
なんだかすごく励まされました~(^^)v

今回案内してくださった磐梯山ジオパークの皆さん、JGC委員の中川さん、ありがとうございました!
いつの日かまた、伊豆大島ジオパークのメンバーや友人を誘って遊びにいきたいです。

その時はよろしくお願いします(^^)v

(カナ)



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シロカモメ

2012年02月25日 | 
先月21日のブログでとっても遠かったシロカモメを近くで見ることができたのでご紹介します。
撮影は今週の火曜日と木曜日です。
こんなに近くでじっくり観察できたのは初めてなのでうれしくてついついたくさん撮ってしまいました。
お付き合いください。

とにかく。

白い!
白すぎる!!
手前に写っているのはウミネコ、右にいるのはセグロカモメかオオセグロカモメです。






せっせと羽繕いをしていると、

「ちょっとそこどいて~」





セグロカモメかオオセグロカモメがやって来てシロカモメは飛んで行ってしまいました(涙)
ここまでは火曜日の朝の撮影です。

ここからは同日午後。
同じ場所にいってみるとまたシロカモメがいました。

大切な翼のお手入れに余念がありません。


お友達(?)に話しかけられても知らん顔です(笑)


両翼を広げて~。
あ、この子は朝の子とは違いますね。








ぶるぶる~。






ばさばさ~。

このあと飛んで少し移動しました。

ここ。
後ろにいるのはウミネコです。




この子は写真を撮っている私に気を遣ってたくさん羽を広げてくれました。
ありがと。


と、ここまで美しいシロカモメを堪能して頂きましたが(私だけ!?)実は今までのシロカモメは全部まだ本当のシロカモメではないのです。
いや・・・本当のってのは違うか・・・シロカモメには違いないんだし。

鳥は種類によっては生まれたときに生えてくる羽から大人の羽に変わるまで数年を要するものがいるのです。
その間の羽色はかなり変化があるものもいます。
鳥の世界では完全な大人の羽になってもうそれ以上羽の色に大きな変化が起こらなくなった鳥を成鳥としています(もちろん人間が勝手にそうしてるだけです)
まだ羽色のハッキリしない若鳥を見て「あぁー、図鑑に載っているような綺麗な成鳥を見てみたいなぁー」と思うこともしばしばです。

カモメ類がまさにそういう種類の鳥なのです。
今までご覧頂いたシロカモメはまだまだ完全な大人の羽になっていない若鳥なのです。
若いシロカモメはここ伊豆大島では毎冬になると必ずと言っていいほど見ることができますが成鳥はもっと北へ行かなければ出会うことはないだろうなーと思っていました。

『思っていました』ですよ?

それが・・・

いました!!





真っ白な風切羽(これは若鳥も共通)と淡いグレーの背中。
クチバシもちゃんと黄色くなって赤点もあります。
まさか大島でシロカモメ成鳥を見ることがあろうとは。

自分の翼でどこへでも自由に飛んでいくことが出来る鳥たち。
こういう出会いがあるから鳥見はやめられません!!


シロカモメは他にも若鳥が3羽いました。
これが木曜日の出来事です。

シロカモメ祭り、また開催できたらいいです(笑)


                    がんま
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自然エネルギー

2012年02月24日 | 歴史・文化
昨日はウグイスの話題が出ていましたね。
丁度いま、島の南部の梅林は満開を迎えています。

梅林の下草には、
アシタバが新芽を元気に伸ばしていました。

きのう昼過ぎまで嵐でしたが、
今日は風も弱く、穏やかで暖かな一日になりました。

少し離れたお宅の屋根に太陽熱温水器を見かけて、
1枚頂戴しました。

たしか、20年ほど前、
この温水器↑の販売営業所が元町にありました。

以前、他のお宅で伺った話では、
夏は太陽熱温水器で温めたお湯だけで、お風呂に入れるとのことでした。
化石燃料やバイオマス燃料を使って沸かす必要がないというのは、
お日様に感謝ですね!

太陽熱でそのまま水を温める温水器はとても
熱効率の良い装置だそうです。

大島は周囲を海で囲まれていますから、
潮風が常に通り過ぎます。
そのため金属製品はサビやすいので注意が必要です。
この温水器はサビに強いステンレス製だったはずです。
価格は忘れてしまいましたが(汗)、
20年くらい使えたら、元が取れたのではないでしょうか?

こちら↑は太陽光発電のためのパネル。
最近は、ソーラーパネルを乗せている屋根も見かけるようになりました。

これ↑は、電気自動車の利用実験ために設置されています。

普段、電気を便利に使っていても、
電気を作ることは考えていませんでした(汗)

太陽光パネルは、電気的な特性が異なる2種類の半導体を上手に組み合わせ、
吸収した光エネルギーを電位差に変える。この電位差によって電子は回路に押し出され、電気が流れる・・・

と、説明を読んでも、???
温水器のように単純でないと分かる程度(恥)

地上に届く太陽光エネルギーは、
1m×1m(1平方m)当たり1キロワット。
現在市販されているパネルは、
この太陽光エネルギーの10~15%を電力に変えるそうです。

ですから、ここのように地価の高い場所で発電すると
高価な電気になりますね。
と、とにかく、電気は貴重なものなので、
大切に使いましょう!

こちら↑の風車は、
都立大島高校の風力発電風車で、都道沿いにあります。

小型に見えますが、直径は1.5メートルくらいでしょうか?

どの位の発電量で、何に使っているのでしょう?

  設置機械:AIRDOLPHIN GTO Z-1000-250
       ゼファー株式会社製 4基

  発電性能:定格出力 1基当たり1.1kW(風速12.5m/s)

  電力活用:系統連系(変電室に接続し校内消費。
            風力発電では都立高校初)


東京電力と技術協議・契約手続きを経て、昨年8月2日から
稼動しているそうです。
詳しくは、都立大島高校のホームページをご覧下さい。

風があれば夜も働いてくれるわけですね。
頼もしいです!

ただ、大きな風車による風力発電には、
いろいろ問題もあるようです。

先週18日の願法の写真を拝借しました。
(やっぱり、きれいな画像だなあ)
かなり大きな風車が並んでいます。

たぶん、この辺りだと思います。東伊豆町と
河津町との町境の保安林に風力発電施設の建設計画があるそうで、
保安林指定の解除を農水大臣が同意したと静岡県が発表しました。
地元の市民団体は危機感を募らせています。

自然豊かな保安林を切り開いて造るとは・・・
「自然エネルギー」と呼べないじゃん!

対岸のことと思っていてはいけないかも。

(なるせ)
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ジオガイド講習「津波防災・火山博物館」と春の兆し

2012年02月23日 | 火山・ジオパーク
昨日のジオガイド講習は火山博物館名誉館長の伊藤和明氏を講師に招き、火山博物館内で行われました。
ライトアップされた博物館です。

都会だったらきっと目立たないと思うのですが、大島は周りが真っ暗なので、すご~っく目だっていました。

昨日の参加者は、スタッフを入れて52名
前半は映画館の中で津波防災についての講義でした。

東日本大震災の映像をもとに津波の恐ろしさや、大島にも巨大津波が押し寄せる可能性があることなど
ご自身が撮影した写真をもとに、話をしてくださいました。

地震が弱くても、地震を感じなくても津波が来ることがある…という過去の事例の数々は、海のそばに暮らす私達にとってかなり深刻な問題です。

警報が出たら海を離れるのはもちろんですが、やっぱりここでも「普段と違う自然の現象」を感じ取れる感覚を養う必要があるように感じました。海の水が沖へ引いたら、とにかく山に向かって走らなければ!

後半の1時間は火山博物館の館内の説明でした。
しかしここで問題が…。

50名以上だと、後ろまで声が聞こえない…(^_^;)
室内だから電池式のメガホンで聞こえるかと思っていたのですが、この人数だと想像以上に列が長くなり声が通らないのです。

伊藤先生の周りからは時々笑い声が聞こえてきますが、何を笑っているのかわかりませんでした(-_-;)
室内ということで安心して、準備不足だったと反省(^_^;)

終了後の一言メモには「先生の解説を聞きながら、興味を持って博物館を見るとこんなに違って見える(おもしろく)ものだと感じた。」というものもあったので、少しはホッとしましたが…

良く聞こえずに不参加になってしまった方々、ごめんなさい。

今回で火山博物館に50名以上という状況を体感(?)できたので、次はもっと工夫をしたいと思います。

ところでまだまだ寒い大島ですが、昨日山にツアーに行って2回「うわ~、春だ!」と思う瞬間がありました。

パッと見まだ冬景色のこの1本道で、ススキの根元からニョキニョキ新しい葉を伸ばし始めたのは…

アシタバでした。

あちらこちらで同じような芽生えが見られました。

そしてお客様が気づいた、この声。
「ホーホケキョ!」

そう!
春告鳥(ウグイス)のさえずりです。

私は今年初めて聞きました!
写真では、お客様が「ホーホケキョ!」と言っているみたいですが、そうではありません。

ちょうど吹き出しの下の藪で、さえずっていたのです。
「このウグイス、歌がなかなか上手だね。」

お客様と一緒に、しばらくウグイスの声に聞き惚れました。
花が次々に咲き乱れる春も素敵ですが、こんなふうに冬景色のなかに春の兆しを見つけるのもまた別の楽しさがあります。

来週は私が担当する植物のフィールド講習。
講習に参加している方達と、春のサインを見つけて歩こうと思います(^。^)

(雨降りませんように~。)

(カナ)
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ミツユビカモメ

2012年02月22日 | 
伊豆大島では珍しく漁港でミツユビカモメを見つけました。
昨日のことです。
冬になると沖を群で飛んでいる姿はよく見かけますがこうして波消ブロックで休んでいるところは初めて見ました。

見つけたときは・・・

鳥だかなんだかよくわからない状態でお休み中~。

ちょっと目を離したすきに体勢が変わってました。
顔を見せて~!


しばらーくしてやっと起き上がりました。







黒くて短い足がチャームポイント。
萌えますなぁー。
真っ黒な目も可愛らしさを増加させています。

大きさが同じくらいのたくさんいるウミネコとのよくわかる違いは足と背中の色です。
オオセグロカモメとは大きさが全然違います。

オオセグロカモメ(上)とウミネコ(下)

あ。

飛びました。
見出し画像の次のショットです。
このあと少し離れたブロックに降りてまた休んでいました。

昨日はあまり近くで見ることのないミツユビカモメをたくさん見ることができてとってもうれしかったです。

そして今日。
昨日の漁港からだいぶ離れた海岸でぷかぷか浮いているミツユビカモメを見つけました。

左の翼が変に浮き上がっているのが気になります。






飛び立とうとしますが・・・






思うように飛べないようです。


岸にこんなに近付いてきました。
このまま打ち寄せられてくるようなら保護する覚悟でいましたが足で水をかいて沖へ向かって行きました。


なんとか元気でいて欲しいです。
がんばれ!!


                       がんま
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ジオパークガイド講習「子どもたちにジオパークをどう伝えるか」

2012年02月21日 | 火山・ジオパーク
昨日の夜と今日の昼、表題のテーマのジオガイド講習が行われました。
講師は島原半島ジオパーク事務局の大野希一氏。

大野氏は地質・火山の専門家で“子どもたちに楽しく科学を伝える”活動を長く続けられています。
「ぜひそのノウハウを学びたい!」と思っていたので、今回の講習がとても楽しみでした。

そして昨日の室内講義。
実際に島原半島を歩いたと仮定してのバーチャルジオツアーを作ってきてくれました。

バーチャルツアーの一コマです。
「噴火で地面ができる時は、たった2通りの方法しかないんです。空から降ってくるか、流れてくるかです。先日も雪が降りましたけど、雪の粒を思い出してください。粒の大きさってだいたい同じですよね?大きい粒や小さい粒ってないじゃないですか?噴火も同じで空から降ってきたものは粒の大きさがそろっています。それに一か所を狙って降るわけじゃないから厚さが同じで凸凹を綺麗におおっていきます。一方、流れてくるものは色々なものを巻き込みながら、塊を崩しながら流れたりするので、粒の大きさが違うものが入っていたり、低いところほど厚くなったりするんですよ。ではこの目の前の壁は、降ってきたものが降り積もったのでしょうか?それとも流れてきたのでしょうか?」

こんなふうに、ものすごくわかりやすい説明で私達に問いかけながら、大昔に起こった大噴火の迫力や、その噴火がつくった景色の中で人の歴史が刻まれていったことなどを、次々に紹介してくれました。
 
「いや~、参りました。」って感じでした(^O^)

そして今日です。
車に乗り合わせてまずは山頂駐車場に集合。

青空の広がる爽やかな天気の中、講習が始まりました。

対岸の伊豆半島の景色を見に集まった私達に向かっての大野さんの第一声。
「伊豆半島がゆっくり動いてるの見えますか?」

予想外の第一声に一同ビックリ。
「左から右にゆっくり動いているんですよ。」

…とこうして、伊豆半島の成り立ちや、プレートの移動の話しに入っていきました。
(なんて見事な導入なんでしょう!)

パホイホイ溶岩の前では、同じ玄武岩が流れる速度によってパホイホイになったりアアになったりすることを、説明してくれました。

流れるうちに気泡が抜けると、だんだん粘りが出て速度も遅くなると…。

思わず足元の溶岩のかけらを拾って、マジマジ見ちゃいました。
溶岩流が固まった後のかけらは、気泡も引っ張られるので楕円形になっているものが多いとのこと。

なるほど~!今まで気泡の形に注目したことってありませんでしたけど、こんど裏砂漠のスコリアの気泡を観察してみなくっちゃ!(^O^)

アアとパホイホイの観察の後は、温泉ホテルの露頭へ。
ここで「降り積もったものは何層あるでしょうクイズ」をしながら、昨日の室内講義のおさらい。

地層の読み取り方と同時に、1300年ほど前は大島でも新島でも神津島でもバンバン噴火していたという光景を表現してくれました。

そして、最後に訪れたのは元町にある海岸です。

ここはしばらく噴火の影響を受けていないので、地面が波に削られて崖になっているのでそれを見に来ました。

「この壁はみんな空から降ってきたもので出来ていますが、一か所だけ流れてきたものが積っている場所があります。それはどこでしょう?」by大野さん。

「あれじゃないの?」「あそこかも!」

…と、みんなで真剣に「流れてきたもの」を探しました。
「溶岩の流れに見える密な岩があるけど、2本見えるよね~。」など様々な声が聞こえてきます。

正解は…
この写真の左半分、土石流が流れてきた時代があったようです。

黒い溶岩流に見えたのは火山灰の塊だったみたいです。
遠くから見ると見分けにくいな~(^_^;)

岩場をこえた所には、溶岩トンネルがありました。(今まで存在を知らなかった…)
結構奥があり、立派なトンネルです。

溶岩トンネルは表面が冷え、中の溶岩が流れ去るからできるもの。
私はゆっくり流れるアア溶岩はトンネルはつくらないのかと思っていたら、そんなことはないようです。

今日は「伊豆諸島を知る事典」の著者、樋口氏が参加されていて、7500年~8000年前の地層に埋もれているイノシシの骨も教えてくれました。
黄色っぽい色で教えてもらわなければ、これがイノシシの骨だとはわかりません。

イノシシを飼いながらここで暮らしていた縄文人達は、大量の火山灰で暗くなった空を見上げて何を感じていたのでしょうか?

大野氏は同じ海岸線の続きににある、少し低い壁も解説してくれました。
実は以前から黒や赤の溶岩が混ざって壁を見て「これ、どう読み取れば良いの?」って思っていたのです。

「赤い石は勢いよく飛ばなかったから十分冷やされないうちに地面に落ちたもの」
「黒い石は勢いよく飛んで空中で冷やされてから地面に落ちたもの」…なのだそうです。

ここで私の頭の中に疑問がぐるぐる…なぜなら黒い石は大きくて赤い石は小さかったからです。
「重いものの方が近くに落ちるはずなのに、空中に長く飛んでいて急冷されたってどういうことでしょう?」by私。

「あのう、基本的に、これは空を飛んできたものではないんです。」by大野氏。

…あ、なるほど…(^_^;)
そうでしたね。

空から飛んできたものは粒がそろっていて、流されてきたものは粒がバラバラって読み解くのでした(^_^;)
こんな簡単な基本をすっかり忘れている私(^_^;)(^_^;)
でも、まあ、これで心に刻まれて忘れないことでしょう(たぶん・笑)

青空の下をみんなで歩きながら、伊豆大島ジオパークの基礎になるものが確実に育っているように感じました。
本当に貴重な2日間でした。

(昨日の室内講義の参加者は51名。今日のフィールドは32名でした。)


(カナ)



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伊豆大島椿まつり

2012年02月20日 | 今日の大島
椿まつりが始まってもうすぐ1カ月。今年の椿は咲きが遅かったのですがぼちぼち見ごろになって来たようです。これから3月の末もっと後まで入れ替わりたち変わり椿がさきます。椿は桜や梅のように一斉に花が開くと言うことはありませんので

バスこれくらいのお客さんが居てくれると嬉しい

アンコが踊ります
ここは椿まつりの会場の一つ大島公園に有る“椿プラザ”一日何回かアンコによる大島の手踊りが披露されます。私もそ~っと踊っています(なんじゃそりゃ)
アンコさんは私を始めベテランばかり、曜日により違うグループが出るので毎日違う踊りが見られます。最後の曲はみなさんと一緒に“明日葉音頭”をかけますので、みなさん一緒に参加して踊ってくださいね!

舞台から見たお客さん(本当はもっともっと多いですよ)写真撮り時が悪いですね、いっぱいいっぱいでブログ用写真を撮るのを忘れてしまっているのです。(この時も踊りの音楽がかかるちょっと前、他の3人は踊りのスタートの用意をしています)

スタンプラリー
大島公園では2か所でスタンプを押すことができます(いい物当ててね!)

それから、アンコさん衣装で写真を撮る事が出来るサービスも有ります。着付けのお手伝いもしますので女の方も男の方も変身してみてください

最後にお知らせ

私が作った折紙です。
今度の金曜日24日に踊りに行った時に持参します。よかったら声をかけてもらってください。
合言葉は『椿の折紙』アンコは4人居ますがその中の一人です。だ~れだ(しま)
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