グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

菌コブを割ってみた!

2024年07月05日 | キノコ・菌・微生物
1ヶ月ほど前(正確には5月26日)、嶋田と裏砂漠の火事跡を歩いていたら、どんどん奥へと歩いてしまい、スマホの電池も無くなってGPSが使えなくなりそうになりました。

で、「知っているところに出てから帰ろう」と言うことになり、車を置いたところまで車道を歩くことになりました。

普通の車道の写真をなかなか撮っていないので、3年前の桜の時期の写真で見ていただくと、こんな感じの道路です。

車で通り過ぎることはあっても、歩くことはほとんどない場所を歩いてみたら…

道脇のヤブニッケイの木に、凸凹のコブのような物が付いているのに気がつきました。

その“コブのような物”は、あちらこちらのヤブニッケイに沢山付いていて、サイズや色も様々で、ショウガみたいな形のものもありました。

30分歩く間に、20個ぐらい見つかったような気がします(すでに記憶が薄れていますが😅)

どこかで見たことがある気がしたものの思い出せず、「虫コブ?」と疑った我々…。そこで好奇心旺盛&体験系の嶋田が、「割って中を調べよう!」と言い出しまして…

色の違うものを一つづつ確保して、割ってみることになりました。(ドキドキ)

「車にハサミがある」と、用意周到の嶋田🤣

「あ、意外と柔らかい」と言いつつ切り開き、中身を確認。

どんな虫が出てくるのかと思いきや、中は黒くなっているものの、何もいませんでした。

これは、茶色い方です。

やや白っぽい方を割ったものが、こちら。

さらに半分に割ってみました。

「なんだか美味しそう」と嶋田🤣

表皮の下の白っぽい層からは、ネバネバしたものが出てきました。
「いったい何?」と、心配になりましたが「まあ、明日、私が生きていたら、なんでもなかったと言うことで…」と、自信ありげに語る嶋田を信じて(?)解散しました。

帰宅後調べたら、虫コブではなく「黒穂病菌」という菌が作るコブでした!
しかも、一度自分でブログ記事書いていました😅(その時の記事はこちら

このヘンテコな形の菌コブが、車道沿いに、たくさんあることに驚きました。
普段ツアーで行くのは三原山や裏砂漠、海岸か神社という環境ばかりですが、こういう普通の道沿いにも興味深い発見が沢山ありそうだなぁと思いました☺️

(かな)
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