ちょうど3週間前の5月5日、火事でダメージを受けた裏砂漠(奥山砂漠)の植物たち。
今日、嶋田と一緒に、どの程度変化しているか見に行ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/fc/3162f795be67a90d9ae87d682ad35e12.jpg)
道(?)を挟んで、右と左で全く様相のことなる植物たち。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/c9/a359915bd1cc42d7291998baf57f5b0b.jpg)
左(南側)を見ると元気な緑色の葉が茂っているのに
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/a8/1df6462d08f99fc0ed2c4fb64775010f.jpg)
同じ場所で右側(北側)を見ると、多くの木がダメージを受け、緑の葉は目立ちません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/73/552fc3f73b344e725ece17f6d9fa474f.jpg)
でも、近づいてよく目を凝らすと…
ススキの若葉があちらこちらで、地面から顔を出していました!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/cb/52d0c7a560242c41564da875e553d033.jpg)
37年前の噴火後の植生調査では、一番乗りで芽生えたとされるハチジョウイタドリは、数カ所だけでしたが、赤い若葉が確認できました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/1d/acad44d3ed74b03aca3940e16fa16162.jpg)
台風の時、爆風で茎ごと無くなった時は、アシタバが一番乗りでしたが、一株もありません。
アシタバは茎をカットされるだけだとすぐに再生できますが、熱には弱いのかもしれません。
噴火だと、溶岩が流れてきたりマグマの飛沫が厚く積もったりして、“熱い状態”が長く続きますが、火災は一過性。
ススキは一過性の熱には強く、いち早く再生するのですね!
(ススキの草原を保つために野焼きをすることの意味に、おおいに納得しました)
ツル植物のサルトリイバラも、ほとんどが黒くなって枯れていましたが、一株だけ元気な若葉を出しているのを見つけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/61/ee8b57a8832ce877f32cc42c6a0ee2d8.jpg)
葉の落ちた茎の途中から、新たな茎を延ばしていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/78/55e21a949df49ee8028fa72b1bb48933.jpg)
この逞しい姿の理由は何なのでしょう?
運なのか? 個体の強さなのか?
樹木は、ほとんどのものが枯れたまま。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/59/264d2365d70bbbb53d722438839694a9.jpg)
特に、クロマツの大木が、燃えて倒れていたのは衝撃的でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/bb/ecd370cbd2f3433ad4e3aad1ea589c1e.jpg)
中は綺麗でしたが、樹皮は完全に剥がれていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/f1/1834c8ab9a67617990f4d09764fdc3ce.jpg)
😢
でも、荒地にいち早く生え始めるニオイウツギが、葉も半分枯れているのに花を咲かせていたので、感動しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/6f/d41c36d5191789abaab86a5780d27ae5.jpg)
この姿、すごくありませんか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/cb/d41fd1c3d82c54c4c405193d7fce8cce.jpg)
別個体も、私の目線より高い場所で花を咲かせていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/d0/d45c78b1be1d1587be02f3342cce8861.jpg)
弱った個体にとって、花を咲かせるって、相当エネルギーがいるはずなんです。
でも生きものは、どんな悪条件でも子孫を残そうと頑張るのですよね。
37年前の噴火後の植生調査をしたという方に、偶然フィールドで出会ってお話を聞く機会があり、「焼け野原の中で、サクユリ(ニオイウツギだったかも?)が花を咲かせ、枯れていったのを見て感動した」とおっしゃっていたことを、思い出しました。
生命は逞しくて、ひたむきで、美しいです。
今日は、いつもにもまして、そのことを感じました。
(かな)
今日、嶋田と一緒に、どの程度変化しているか見に行ってきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/fc/3162f795be67a90d9ae87d682ad35e12.jpg)
道(?)を挟んで、右と左で全く様相のことなる植物たち。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/c9/a359915bd1cc42d7291998baf57f5b0b.jpg)
左(南側)を見ると元気な緑色の葉が茂っているのに
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/a8/1df6462d08f99fc0ed2c4fb64775010f.jpg)
同じ場所で右側(北側)を見ると、多くの木がダメージを受け、緑の葉は目立ちません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/73/552fc3f73b344e725ece17f6d9fa474f.jpg)
でも、近づいてよく目を凝らすと…
ススキの若葉があちらこちらで、地面から顔を出していました!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/cb/52d0c7a560242c41564da875e553d033.jpg)
37年前の噴火後の植生調査では、一番乗りで芽生えたとされるハチジョウイタドリは、数カ所だけでしたが、赤い若葉が確認できました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/1d/acad44d3ed74b03aca3940e16fa16162.jpg)
台風の時、爆風で茎ごと無くなった時は、アシタバが一番乗りでしたが、一株もありません。
アシタバは茎をカットされるだけだとすぐに再生できますが、熱には弱いのかもしれません。
噴火だと、溶岩が流れてきたりマグマの飛沫が厚く積もったりして、“熱い状態”が長く続きますが、火災は一過性。
ススキは一過性の熱には強く、いち早く再生するのですね!
(ススキの草原を保つために野焼きをすることの意味に、おおいに納得しました)
ツル植物のサルトリイバラも、ほとんどが黒くなって枯れていましたが、一株だけ元気な若葉を出しているのを見つけました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/61/ee8b57a8832ce877f32cc42c6a0ee2d8.jpg)
葉の落ちた茎の途中から、新たな茎を延ばしていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/78/55e21a949df49ee8028fa72b1bb48933.jpg)
この逞しい姿の理由は何なのでしょう?
運なのか? 個体の強さなのか?
樹木は、ほとんどのものが枯れたまま。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/59/264d2365d70bbbb53d722438839694a9.jpg)
特に、クロマツの大木が、燃えて倒れていたのは衝撃的でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/bb/ecd370cbd2f3433ad4e3aad1ea589c1e.jpg)
中は綺麗でしたが、樹皮は完全に剥がれていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/f1/1834c8ab9a67617990f4d09764fdc3ce.jpg)
😢
でも、荒地にいち早く生え始めるニオイウツギが、葉も半分枯れているのに花を咲かせていたので、感動しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/6f/d41c36d5191789abaab86a5780d27ae5.jpg)
この姿、すごくありませんか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/cb/d41fd1c3d82c54c4c405193d7fce8cce.jpg)
別個体も、私の目線より高い場所で花を咲かせていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/d0/d45c78b1be1d1587be02f3342cce8861.jpg)
弱った個体にとって、花を咲かせるって、相当エネルギーがいるはずなんです。
でも生きものは、どんな悪条件でも子孫を残そうと頑張るのですよね。
37年前の噴火後の植生調査をしたという方に、偶然フィールドで出会ってお話を聞く機会があり、「焼け野原の中で、サクユリ(ニオイウツギだったかも?)が花を咲かせ、枯れていったのを見て感動した」とおっしゃっていたことを、思い出しました。
生命は逞しくて、ひたむきで、美しいです。
今日は、いつもにもまして、そのことを感じました。
(かな)
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