グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

富士山登山のトレーニング!

2022年09月30日 | ツアー
10年以上ダイビングに通ってくださっているお客様と、一昨日、「三原山〜裏砂漠1日ツアー」に行ってきました。

来年、富士山登山を計画しているとのことで、そのトレーニングなのだそうです😊

で、装備バッチリのお客様と、目標の富士山を一緒に撮影!(富士山小さいですが😅)

お客様は、傘を使って練習していたとのことで、2本のトレッキングポールを使って颯爽と歩いていきます。


「きっと、岩を登りたいだろう」と思って、“道になっていない場所”から、5mぐらいの溶岩に登ってもらいました(笑)

(草が生え、溶岩がほぼ見えなくなっていますが💦)

空には、うろこ雲(?)が浮かび、ススキ越しに見上げると「秋〜!!」という感じがします。

あんまり素敵だったので、ポートレート撮影!

いい感じ〜💖 ←自己満足(笑)

神社の鳥居でも、再び、来年の目標の富士山撮影!

風も弱く爽やかで、めちゃくちゃ快適な天気でした❣️


お客様は、いつも歩いている景色の中に、次々に新たな生きもの(?)を発見してくれました。
この景色の中には、「右側にライオンがいて左側に熊がいる!」と…😊

時々立ち寄る「宇宙人の顔」のところでは…

「もう1人、宇宙人がいるじゃないですか!」と…

そう言われたら、確かに👄と👁が見えました!
怖〜い(笑)

裏砂漠では、小さなハチジョウイタドリに可愛い花が咲いて、立ち止まって写真を撮りました。

この花の周りには、同じサイズのイタドリたちが、ほぼ一列に並んでいました。

なぜ、なのでしょう〜??

木がほとんど生えていないこのあたりは、特に大雨や強風の影響を受けやすい場所です。
崖崩れに気をつけながら、お客様にスケールになってもらいました。

台風前は、お客様の肩のあたりまで地面があったと思います。
(雨の時、この場所は一体どんな状況だったのでしょう??)

雨水が地面を削り、新たに地中から現れたと思われる岩が気になりました。(私が気付いていなかっただけという可能性もあるけど)

「おしりみたいだ」とお客様。

なんだか納得しました🤣

「巨大な梅干」みたいな赤い岩も目立ちました。

以前は、もっと少ししか見えていなかったような…??

この場所の「景色の変化」には、いつも驚かされます。

この後、いつも変わらず「黒くて何もない」景色の中へ。

裏砂漠を堪能してから、森を歩いて帰りました😊

森では、2日前とは別の場所(やはり地面から1mぐらいの高さ)に、シュスランが咲いていました😊

とても楽しい1日でした💖
(お客様に感謝😊)

(かな)
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秋ですね〜!

2022年09月29日 | ツアー
月曜日に温泉ホテル→裏砂漠、
火曜日に山頂口→火口→表砂漠をご案内させていただきました。
同じところを歩いても季節の移り変わりとともに一期一会の出会いがたくさんです。

突然ですが、みなさんには何に見えますか?

「ゴジラの肌だー!」とお客様。
いたるところにゴジラっぽいものがある大島ですが、
初めてここでゴジラを感じました🤗
撮影場所は安永のパホイホイ溶岩です!

温泉ホテルコースの入り口にある「こもれびトンネル」

周りを囲む木々たちが、見事なアーチを作ってくれ、
夏は涼しく、雨の日は雨風から守ってくれる天然のトンネルです。
でも、「なんで自然にアーチを作るんでしょう?」とのお客様からの声にハッとしました。
どうして、アーチ状になるのか、いろいろ考えを巡らせ
道があるとアーチになってくれるのかな??不思議だけど人間にとってありがたい道です✨

もうとっくに見頃を終えているガクアジサイが、
一輪(ガクアジサイも一輪と数えるのかな??)だけ
咲いていました。


ススキとの季節のギャップがなんとも言えない!

次の日、山頂遊歩道でもこのコラボを発見しました!


この時期、山頂遊歩道の坂道ではイガアザミの花にさまざまな虫が蜜を吸いにやってきています。
こちらのアブちゃんも花粉いっぱい体につけて蜜を吸うのに夢中な様子♡

全然うまく撮れてませんでした😭

緑と黒の世界にひときわ目立つ黄色を木の幹に発見!
菌類でしょうか?


表砂漠に降りる斜面で、ひときわ目立つ黄緑色、
石の上のふさふさのコケを発見!


触るとふわふわで絨毯のよう✨

これは、どうやってできたんだろう?!
お客様とあれこれ話すのも楽しいですねー☺️



裏砂漠に向かうこの道も


表砂漠へのこの道も


秋ですね〜!

最後に素敵なショットをお届けです。

切り通しの中に佇む青年。

このショットいいですねー!
こもれびがいい具合に差し込んでいます。

三原山を撮影する青年。

この日、たくさんの生き物や風景を時を忘れるくらい熱心に撮影されていて
その姿がたまらなく美しく感じました😌


ご一緒いただいたみなさま、その時しか出会えない数々の発見を共に
ありがとうございました!

(ユリカ)

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樹海での発見!

2022年09月28日 | ツアー
一昨日のツアーで、久しぶりに樹海の中を歩きました。(最近入り口付近のみが多かった)


前々日の雨で湿度がたっぷりだったのか、キノコが生き生き元気だったし


溶岩の滴(が固まったもの)に、キセルガイがぶら下がって動いていたし

小さなカタツムリも、葉っぱの先にぶら下がっていました!

写真はピントが合っていないけれど、「小さいってことはわかる!」というお客様の意見で採用!(笑)

天気が良かったので、蜘蛛の巣が虹色に輝いて、めちゃ綺麗でした!

(写真には写せなかったけれど😅)

今まで見たことがない、見事なコケの胞子嚢に出会いました!

スギゴケの胞子嚢に見えるのですが、樹海ではあまり見かけなかった苔です。
ここは台風で木が倒れ、岩が割れて、太陽の光が届くようになった場所なので、もしかしたらスギゴケの胞子が降り立つことができたのかも???

そして、この日一番嬉しかったのが、この場所での発見です!

溶岩トンネルの中ではないかと言われている場所で、地面から1m以上高いところの溶岩に、シュスランが数個体生えていたのです!

しかも、とても元気な美しい花です!

キョンの食害を避けられるこの場所は、これから毎年シュスランの花を楽しめる場所になるかもしれません。

歩くたびに必ず見つかる新たな「!」
一緒に発見を楽しんでくださるお客様に、いつも感謝です❤️

(かな)
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【シンポジウム】オンラインでジオパーク ~シリーズ12回開催で見えた可能性~のお知らせ

2022年09月28日 | 火山・ジオパーク
個人FBのみでしかお知らせしていなかったことに気づき、ギリギリですがお知らせします💦
明日、午後7時00分から、下記シンポジウムを行います。


昨年6月からスタートしたジオパーク・オンラインツアーシリーズでは、
TORE理論をベースに、1年間かけて12回のオンラインツアーを実施。
のべ参加者数が1000名を超え、様々なノウハウを積み上げることができました。

このシンポジウムでは、この経験を今後のジオパークにどう活かすか?について議論していきます。
ご興味のある方、お時間の都合のつく方は、ぜひご参加ください😊
(今のところ見逃し配信は予定していません) 

内容、申込先は以下の通りです😊

-----------------------------------------------------------

【日時】 9月29日(木)19:00〜21:30
【開催方法】 Zoomオンライン(ミーティング方式)
【参加費】 無料
【定員】 300名(先着順)(100名から変更になりました!)
【内容】
1.講演会
 講演㈰ インタープリテーションにおけるTOREの重要性
 山田 菜緒子(金沢大学 人間社会研究域 人間科学系 准教授)

 講演㈪ 全12回のオンラインツアーまとめ報告
 福島 大輔(日本ジオツーリズム協会 会長)

 講演㈫ 観光事業者としての視点で、オンラインツアーの効果や課題を考える
 中島 しのぶ(世界仮想旅社・Dexter Japan LLC代表)

 講演㈬ ジオパークにオンラインツアー実践をどう活かすか?
 渡辺 真人(日本ジオパーク委員会・国立研究開発法人産業技術総合研究所)

2.パネルディスカッション
 過去12回のオンラインツアーの経験と講演内容を通して、今後のオンラインツアーの可能性と課題を考えます。
 コーディネーター: 西谷 香奈
 パネリスト: 福島 大輔、渡辺 真人、中島 しのぶ、山田 菜緒子 他

【申し込み方法】
下記のページからお申し込みください。
https://geotourism20220929.peatix.com/

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アマツバメとリボン状火山弾?

2022年09月27日 | ツアー
昨日は、お母さんと大学生の息子さんとで、裏砂漠に行ってきました。

前々日の大雨が嘘のような良く晴れた日で、道の水たまりもほとんど無くなっていました。
(川になった道を歩いた記憶が鮮明に残っていたので、伊豆大島の地面の水はけの良さを改めて実感しました)

歩き始めてまもなく、息子さんから「これなんですか?」と質問があったののが

これ!

タワシのような根を伸ばしながら、巻きつく相手を探していたツルマサキです。

「本物のタワシとして使えるのでは?」と思うような手触りが素敵だったので、アップで撮影(笑)

「いつか森になる道」では、ススキがどんどん花を咲かせ、独特な香りが漂っていました。(甘い匂いと言うよりもワラの匂いに近いような)

花粉を入れた俵型の黄色いオシベと、コップ用のブラシのような透明なメシベが伸びています。

「赤いオシベは一体何なんだろう?」と今回も話題になりましたが、相変わらず未解決のままです💦

シャラシャラと風に揺れるオシベが綺麗だったので『ポートレート」で撮ってみました。

😊

目の前には、

たくさんのトンボが飛び交い、続いてアマツバメが現れました!(どちらも動きが早すぎて、まともな写真が撮れません💦)

アマツバメはどんどん数が増え、100羽以上(数100羽かも?)の大群になり、私たちの頭上高くを、鳴きかわしながら飛び交っていました!

あまりの数と、飛ぶスピードと、カッコいいブーメランのような姿に見惚れっぱなしでした。

ジオロックガーデンに入ってからも、まだツバメが飛んでんいたので、空ばかり見上げてしまう我々でした。(笑)

「溶岩とツバメ」という写真を撮ろうと四苦八苦。

😅

さてさて、たっぷりツバメのショーを楽しんでから、裏砂漠に向けて歩いていたら、こんどは足元に、こんなものを見つけました!

きれいにヒビが入ったリボン状火山弾(溶けた溶岩が引き延ばされてもの)?
私は今までここで見た記憶がないのですが、大雨や風で周囲の小石が削られて、地面の下から出てきたのでしょうか?

(それとも私が気づいていなかっただけ??)

この日は風が弱かったので、櫛形山の稜線に生えているハチジョウイタドリのそばに座ってティータイムの楽しみました。

もっと低い位置のイタドリには、葉も花もついているのに、ここは一度ゼロになってから生えてきたと思われる小さな若葉だけ。

常に強い雨風にさらされるこの場所で生きるのは、大変だなぁと思いました。

この日は帰りに樹海の中も歩き、そこでも「おお!」と思う風景に出会ったのですが、長くなるのでまた明日報告します〜😊

(かな)
コメント (2)
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ルリタテハの幼虫

2022年09月26日 | 

あ~ 大変!  先日外から2匹の幼虫をお迎えしたのですが、

もっと小さい時に飼育箱の中に入っていたハエトリグモが居て一度は出ていたのですが 翌日もやはり居ましたが、外に出ていってもらいました。

しかし、その後よく見ると幼虫が1匹しかいない これは食べられたのではないかと(ええ~ん)気落ちしておりました。

 もう1匹は日を重ねて少しづつ大きく成って行くのが分かりました。

そこに え!

この糸何?

 

動かなくなって

 

1日放置 ツンツン あ!動いてる生きているのかな?

 

これって幼虫〇〇〇 段々大きく成るのが嬉しかった

 

まだそのままにしてありますが。どの様な子が出てくるか  早く捨ててしまおうか(しま)グスン

 

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豪雨!

2022年09月25日 | ツアー
昨日は、名古屋からいらした同級生旅行の皆さんと、裏砂漠に行ってきました。

地質や地層が大好物で、ジオパーク巡りをしていらっしゃるとのこと。

朝、3つの天気予報と気象庁の雨雲レーダーを見比べて、「朝のうちは雨が降るものの、昼前に止む」という予報で揃っていたので、30分スタートを遅くして9時にスタートしました。

いつもの森の中の水たまりで、写真を撮って

お客様も、同じ角度からの写真にチャレンジしたりしながら


「雨も、それほど強くなさそうだな」と思いながら歩いていくと…
「ジオロックガーデン」に差し掛かるころから、雨が激しくなってきました。

ザ〜!という感じの激しい雨です。

さらに、遠くに音だけ聞こえていた雷が、ピカッと光り、少し間をおいてやや大きい音が鳴りました。

「身を低くして、耳を押さえて過ぎるのをまつ」のポーズで、次の雷に備えました😅
が、幸いなことに、雷は1回きりで、遠のいてくれたようでした。

雨は時々小雨になり、裏砂漠についた時には視界も開けました。

「すごいなぁ」とお客様。
この時点で、「帰るか、もう少し奥まで裏砂漠を歩くか」の希望を聞いたところ、「歩く」というご希望だったので、さらに奥へ!

この時、雨雲レーダーでは、「雨は降るけれど、20分ぐらいで止む」というような予報だったと思います。

しかし予報は当たらず、雨は激しくなる一方でした💦

でも、お客様たちは大雨、ずぶ濡れ、の状況でも楽しそう❣️
「ブラタモリに出ていた臭い草は見られますか?」と聞かれたので、さらに奥まで歩いて「シマへクソカズラ」に会いに行きました。

ヘクソカズラをストールのように体にかけて、笑顔というのがスゴイです!!

13年間のツアーで、初めて見る風景でした🤣

「ジャンプ写真が撮りたい」というリクエストがありました。
「イメージとしてはこんな感じなんですけど」とお客様から見せてもらったのは、爽やかな青空に向かってジャンプしている女性の写真でした。

ウ〜ム…😅

で、一応チャレンジしてみたのですが…

私のスマホが雨に濡れてうまく反応せず、さらにザーザー降りの雨の中で地面に横たわる私に、皆さん「もういいです」、「大丈夫です」と同情してくれて、こんな写真でオシマイとなりました😅😅

このあと、「せっかく来たので、真っ黒なところに行きましょう」ということになり、櫛形山の稜線に登りました。

皆さん「何もない黒と白だけの世界」に、「おお〜! すげ〜!」と喜んでくれ

盛り上がりました!(ここまで来たら開き直るしかない?)

帰り道で、一瞬雨が弱まり、三原山が姿を見せてくれました!

ポジティブで明るい皆さんへの、三原山からのプレゼントだったのかもしれません。

この時、三原山と反対方向にある外輪山の上に、グレーの雲がかかり、そこから白い帯が延びていました。

私は最初、光の帯かと思ったのですが、「あれ、雨ですよね?」とお客様。

よく見たら、確かに雨の帯のようでした。
そうこうしているうちに、また土砂降りの雨が降り出しました。

道には丸い水たまりがたくさんでき、行きとは違う風景になっていました!

この雨粒の勢いをご覧ください!!

草地も森の中も、道は全て水深1〜3cmぐらいの川となり

段差がある所は、小さな滝になっていました!!

これほどの雨の中を歩いたことはないので(予想していたら中止かコースを短くしていたと思うので)、初めて見る景色に驚きの連続でした。

結局、ツアー中にはお茶を飲めなかったので、歩き終わってからティータイム。

全身ずぶ濡れでしたが、お客様の笑顔のおかげで、楽しい時間を過ごせました(感謝)。

ところで、天気予報や雨雲レーダーでは予想されていなかった天候の急変は、今年これで2回目です。
1回目は、自宅にいて23時過ぎに避難指示の放送が入り、店まで移動したときです。
今回は、静岡県内で大雨による被害が出てしまいましたが、これから、こういうことが増えるのかもしれません。
「起こらないこと」ではなく、「起こりうること」と思って、ツアーに臨みたいと思います。

(かな)
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コムクドリ

2022年09月24日 | 
大島で出会うのは1年振りです。
先週の水曜日にいつもパトロールしている水辺で。
ちょうど水浴びしたあとのようでした。





数羽がブルブルしたり羽繕いしたり。
時々聴こえてくる「キュルキュル・・・」という声がとってもカワイイんです。

しばらくすると次々に飛び立ちました。



総勢15羽くらいの群れでした。
もしかしたら6月に釧路で会った子がいるかも・・・と思ったりして。
どうか無事に目的地まで!

今日のオマケ画像。

数日前に見つけた白いハマシャジンです。
ちょっと珍しいかも!?

がんま
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9月の濃霧

2022年09月23日 | ツアー
雨&霧の天気の今日、神奈川県から来られたご夫婦と、裏砂漠に行ってきました。

森では、雨に濡れて艶やかな木の幹が美しく


森を抜けたら、ススキにたくさん水滴がついて、キラキラの世界でした!

中にはこんなにゴージャスに、キラキラの粒をぶら下げた茎もありました!!

わずかに咲き残っていた「オトコエシ」の白い小さな花も、キュートでした😀

「雨ならでは」「今の季節ならでは」の景色、捜索中❣️😀


咲き始めたばかりのノコンギクの花と、霧に包まれた溶岩が雰囲気抜群!


裏砂漠の霧は「最も濃い」レベルで、白と黒だけの不思議な世界。


ランチタイムは、たわわに実をつけたハチジョウイタドリの周りで😀

そして、目の前には大好物のキラメキ💖

普段は風が強すぎて、水滴は飛ばされてしまうのですが、今日は大丈夫!

風が弱いおかげで、久しぶりに、こんな写真も撮れました😀


裏砂漠で遊んだ後は、ゆっくり森を歩くことにしました。

するとなんと、こんなシーンを目撃しました!

ニホンマイマイ交尾中??(どこがどうなっているのだか、良くわからない写真ですが😅)

キョンに食べられ、数が激減したシュスランを発見!

溶岩の亀裂の中では、オオシマシュスランと思われる花も咲いていました!

まるで花器の中に生けられたかのような風情に、心惹かれました💖

時々強い雨が降る天気だったせいか、普段は水捌けの良い樹海の地面にも、ところどころに水が溜まっていました。で…

最近ハマっている「水に映る森」の写真を撮ってみました〜😀

「空に向かって撮ると良いみたいですよ」というお客様の勧めで、こんな写真も撮ってみました。

でも、お客様が見ていらしたのは、きっと別の構図だと思います💦

森を抜けたら、温泉ホテルさんの庭に咲く萩の花が満開で、「藪漕ぎ」ならぬ「萩漕ぎ」状態。

お客様は「なんだか萩も(本土と)雰囲気が違う〜」と、おっしゃっていました😀(本土の萩よりたくましく感じていらっしゃるのかも?)

最後に…お客様から「これなんですか?」聞かれ、名前が出て来なかった植物を紹介します!

「ガンクビソウ」かな?

今まで目に入っていなかった植物に、お客様からの質問で気付きました。

濃霧だけれど楽しい半日ツアーでした😀

(かな)
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大宮神社

2022年09月22日 | 歴史・文化
明日は、秋分の日ですね🌾
昼と夜の長さがほぼ同じになり、この日を境にだんだんと夜の長さが長くなっていきます。
日本では春分と秋分は祝日になっていますが、
天文学に基づき祝日が決定されるのは世界的にみて珍しいことだそうです!

天体の動きとともに暮らしがあることが当たり前だった日本。
お彼岸やその土地にあったお供え物や風習などの文化的なことのみならず、
国のカレンダーにまで反映されているのは、
日本ならではということをあらためて確認しました。

季節の変化は、人間の心にも変化をもたらしますよね。
夏から秋への移り変わりの時期は、夏の暑さの緊張がグッと和らぎ、心がホッと緩む、
そんな瞬間がたくさんあります。
そんな時に、行きたくなるのが神社です。

大島の神社はお祭りや初詣以外ではめったに人に会うことはなく、
鎮守の森の中に静かに佇む境内の荘厳な雰囲気の中を歩くことができます。

ということで、前置きが長くなりましたが、
元町から一周道路を南に車で5分くらいの野増にある大宮神社に行ってきました!

一周道路沿いにあり、バス停「大宮神社前」もすぐそばです。
神社入り口とは反対側の道路沿いに車を停めるスペースもあります。


参道入口にはひとつめの鳥居があります。


大宮神社は元々はもっと南の山中にあった阿治古(あじこ)という集落にあり、
阿治古神社と称していましたが、
阿治古の集落の人たちが三原山の噴火降灰の被害を避け、
室町時代(1467年)に大宮の地に移ってきたことが鳥居横の案内板に記してあります。
祭神は阿治古命(波浮比咩命と三島大明神の子)と
現在の地に遷座した際に天照皇大神が増祀されたとあります。


そういえば、山頂にある三原神社の社の横にある案内板には、
阿治古って書いてあったかも!と思い出し、
三原神社の案内板の写真を見返しました。
すると、「大宮の地に遷座したことで、御神火が遠くなり、この阿治古命を三原大明神として祀るようになったと思われる。」と記してありました!
読んでもよくわからなかったこの文章が、ガッテンし、山頂の三原神社と大宮神社がつながりました!


グローバルのブログを検索すると
「三原神社の神様は野増の大宮神社に祀られていて、ここの社は噴火のたびに焼かれ場所を変えてきたので、住所がないのだそうです」という2019.12.31のカナさんの記事がありました!

そうだったんだー✨✨

同じ内容でも全体像が見えないときは、その一部しかわからず、
自分の中で咀嚼しきれていない感覚なのが、
点と点が繋がったとき、自分でつながりを発見したのかのような感覚になり、
うれしさがこみあげ、もっといろいろ知りたい意欲が湧いてきます。

ただ単に伝えるのではなく、つながりを自ら発見できる、
そんなツアーができたら楽しいだろうなぁと書きながらワクワクしてしまいました😆

さてさて、ひとつめの鳥居をくぐり、ふたつめの鳥居を目指し、参道の石段を上っていきます。


振り返ると海がみえる!
島ならではの神社の雰囲気がたまらない!


石段を登りきり、ふたつめの鳥居をくぐると、広場があります。


床はゼニコケのじゅうたんです!


ちょうど見頃を迎えている葛の花が散っており、緑と紫のすてきなコントラスト!


自由にアートしてみたくなりました😊


さらにすすむと3つめの鳥居です。
すぐそこは海なのに、一気に森の中に来たような雰囲気です。


鳥居をくぐると「東京都指定天然記念物 昭和14年12月12日指定 野増大宮の椎樹叢 大宮神社」と記された案内版があります。


東京都神社庁のHPによると、幹周90センチ以上の樹木が100本を超えて群生しており、
最も多いのがスダジイで73本、順にイヌマキ、タブノキ、スギ、クロマツなどで、
中でもスダジイは、幹周3メートルを超すものが15本あり、
最大のものは6.4メートルで、大島の中では最大の巨木と考えられているそうです。

圧巻のスケールです!


小さな祠がたくさんあります。


迫力満点の御神木


最後に4つめの鳥居をくぐると拝殿があります。


きれいに整っており、定期的に氏子の方々がお掃除やメンテナンスをされているのが、
伝わってくる気持ちの良い拝殿です。


神社ならではの神聖な空気と巨木の圧倒的なスケール感に
三原山の噴火を世代を超えて何度も経験してきた人々の自然への畏敬の念を
感じずにはいられませんでした。

極相林の観察にも最適な大宮神社。
写真では伝えきれない、凛とした雰囲気を
ぜひ、実際に訪れて、感じていただきたいです!


(ユリカ)
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