グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

第1回10大ニュース発表

2010年03月31日 | その他
今日で私たちがエコツアーを始めて丸1年になります。

「1周年を記念してスタッフ間の“10大ニュース”を発表しようか?」という話になり、
皆で項目を出し合って投票してみました。

ということで、今日は“第1回グローバル10大ニュース”を発表します!
少し長いですが、1年を振り返りつつ、お付き合いください~。


10位 ハギマシコ大群に出会った

ハギマシコは大島の三原山火口をねぐらにして越冬する渡りの鳥。
毎年のようにやってきて春暖かくなるまで数百羽の集団で飛びまわり、
私達の目を楽しませてくれます。スタッフ勉強会で話題になりました。
まだ日記には登場していませんが、こんな鳥です。



9位 ゲンゴロウ飛来!

水生のゲンゴロウが砂の浜駐車場の水たまりで見つかり、盛り上がりました。
遥かな旅をしてきたのでしょうか?!
ゲンゴロウ


8位 火口の中に魚の顔

三原山の火口を覗いた所にクエ?と思われる魚の顔を発見!
料理人のお客様が見つけてくださいました^^
クエ


7位 ホタル発見 

川のない大島にもホタルの仲間がいるのです^^。
残念ながら光るのは死ぬ間際で、私達が見るチャンスが少ないのですけど。
ホタル1
ホタル2


6位 雪の三原山ツアー 

ガイドをしていなかったら経験出来なかった雪の三原山登頂!
まさかのエビの尻尾まで見る事が出来ました!感激^^
冠雪の三原
(三原山は昨日も雪が積ってこんな景色でした。)
       ↓



5位 レンジャクがいっぱい

ガイドを始めた頃の事。
キレンジャク、ヒレンジャクという、ちょっと悪そうでかわいらしい鳥さんがあちらこちらで見られたので、
鳥見の入門として皆で張り切って観察をしました♪
レンジャク


4位 幻の蛇(シロマダラ)と何度も遭遇。

夏にはナイトツアーが多く実施されました。
その道すがら、運転する車の中からいつも発見されていたシロマダラがとても愛らしかったです!
シロマダラ1
シロマダラ2


3位 シノリガモ 滞在1年を超す! 

波浮の港に現れたシノリガモ君が、港を離れずに一年ずっといてくれました。
白黒の可愛らしいデザインで私達を楽しませてくれましたね^^。
日記にも何度も登場しました。
シノリガモ1
シノリガモ2
シノリガモ3
シノリガモ4


2位 三大流動性火山じゃなかった!!

大変大変!「世界三大流動性火山の一つ」と学習してきた三原山。
実は「流動性」という火山学用語はないという事を最近火山学者の方から教わり、
スタッフ一同ビックリしました!
三原山は玄武岩質でゆっくり流れる火山、というのが妥当な説明になりましょうか。
この事は、いつか日記で詳しく報告したいと思います。


1位 光るキノコ 

やりました!
なんと言っても今年一番のビッグニュースは大島にも光るキノコがあったという事!

スタッフ皆でこのキノコを見つけた時の感動は忘れられません。
夏の短い期間ですが、これからもツアーの主役として私達を楽しませてくれる事でしょう!
シイノトモシビダケ1
シイノトモシビダケ2


こうやって振り返ってみると、中身の濃い、楽しい1年間でした。
色々な事がありましたが、何といっても沢山のお客様と出会えた事、
そして素敵な仲間と知り合い、皆で勉強しながら活動を続けてこられた事が、
私達にとっての一番のニュースかもしれません。

最後に…。
1年間私たちと一緒に活動し、沢山の事を教えてくれた天野が先日、島を出ました。
今後はメールで私たちの活動に参加してくれることになっています。

少し淋しくなりますが、これからも残ったメンバーでフィールドを歩いて、
大島の魅力を沢山見つけていきたいと思います。

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

スタッフ一同




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外国からやってきた…

2010年03月30日 | 哺乳類、爬虫類、他
 伊豆大島のどの地域を歩いても、必ず目にする動物が居ます。

 来島経験のある方なら誰でもぴーんと来るかも知れませんが…
 それは一体何でしょう?

その動物はこんな巣を作ります。


鳥の巣でしょうか?国内で繁殖する鳥ではこのような形の巣を作る場合、お椀型のものが多いのですが、この巣は入り口が横に開いているようです。

さて、なんでしょう。
こんな食べかす(食痕)がありました。


松ぼっくりがエビフライ状態にされていますね~。

もうお分かりでしょうか?

今日の主人公は忍者のような格好で木の幹からこちらを見ていました。



そうです。タイワンリスと申します。


 タイワンリスは今現在伊豆大島では海岸からカルデラ内まで至るところでごく普通に見ることが出来ます。しかし彼らはその名の通りもともとこの島に居た動物ではないのです。
 ペットとして持ち込まれたりしたものが逃げ、鎌倉や江ノ島などでも増えて問題になっていますが、台湾などの東南アジア原産の外来種です。

 伊豆大島でも1930年代にとある施設から集団で逃亡したものが元になり、1948年までには全島に分布していたという記録が残っていました。

見た目は可愛いのですが…。



 大島名産のツバキの実を食べてしまったり、他の農作物も食害すると言うことで現在は駆除の対象となってしまいました。また動物質の餌もよく食べるので元々居た野鳥の卵や雛も食べてしまうらしく、伊豆大島でヒヨドリがほとんど繁殖しないのはタイワンリスのせいではないかと私は勝手に考えています。

 野生の植物も相当食害を受けていて、数百万頭いるとされているタイワンリスの影響は無視できないものになってきているでしょう。

 けれども、彼らにとって大島はパラダイスなのでしょうか?
冬になるとノスリのような捕食者がやってきます。またこのように道路に出てきて、時には車に轢かれて死んでいるのも見かけます。



 タイワンリスばかりが自然の中で増えすぎると、餌を食べつくして自分達も滅びることになります。
 タイワンリスは農業に被害を及ぼす、在来の生物を駆逐するなど悪のレッテルをこってりと貼られていますが、彼らは人間によって故郷から見知らぬ土地に連れてこられて必死で今日まで生き抜いてきたのでしょう。

 だからといって日本の自然の中に居ても良い動物ではありませんが、もう一度よく考えてみましょう。

 悪いのはタイワンリス?それとも、人間?

(あまの)
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桜の葉っぱ

2010年03月29日 | 植物
寒いです、ひたすら寒いです。
本日予約の有ったスターウォッチングは雨と雪の為に中止となりました。
2日前開催されたウルトラマラソンにはほどほどの寒さでしたので良かったとしましょうか。
3キロも走れない私はエードで参加(当クラブKちゃんはフルマラソンに参加みごと完走、ルートが違うので雄姿が見られなかったのが残念)
担当の場所は桜株。
合間に桜をしっかり堪能させていただきました。

↑下の写真の左下より撮影
  
                ↓撮影者が違うのですが同じアングル25日のブログより花が多いで~す
                 
樹齢800年と言われているこの桜ですが、主幹が倒れても尚 新しく枝を伸ばして命を繋いでいます。桜の精が出てきそう?



でた~~~

桜株エード担当のボランティア3人でした。失礼


今の時期和菓子と言えば桜餅。
あの香りが何とも言えません。
江戸の初めは墨田川沿いの長明寺の周辺で餡を焼き皮で包んで桜の葉でさらに包んだものとされています。
関西では、焼き皮ではなく道明寺粉の桜餅です。

桜の葉は食べる物だとか、食べない物だとか。
2枚ある物は外は食べないで内側の葉だけ食べるとか 地方によって違うようです。

関東周辺では大島桜の葉を使用するようです。しかし、今現在では和菓子用の葉は大島では生産はされておらず、伊豆の南部方面で作っているということです。(このブロクを見た方で葉の育成情報をお持ちの方はコメントしてください)

関西の葉はどのようになっているのでしょうか?やはり大島桜なのでしょうか?それとも他の里桜なのでしょうか?
                  (しま)
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早いツツジ!

2010年03月28日 | 植物
今日の午前中お客様と山歩きをしてきました。
三原山は残念ながらキリがかかっています。
しかも、寒い寒い!
なんですか、冬に戻ってしまったようです(>.<;
植物などをご案内する手がかじかんで動きませんでした~・・

そんな冬戻りの日ですが、外輪山の山肌にはオオシマザクラの
白かすみがすでに下から半分ぐらいの所まで上がってきています!!
下から見ても美しくまた、山の中腹から街を見下ろすポイントでは
あちらこちらに桜の白がちりばめられているのがそれはそれは素敵でした(^0^)/

さぁ大変です!
きっとこのオオシマザクラが山肌を見事に飾ってくれるのはあと1週間、
1週間もないかな~~・・ぐらいです。
もし自由がきく方がいましたら、ぜひ船に飛び乗って、お天気の日を狙って来てくださいね♪
そして、船が島に着く寸前なども山全体をチェックしてみて下さい♪
あぁ、楽しみ^^ ワクワク。


さて、山のオオシマザクラが満開を迎えようとしているシーズンですが、
今日はなんと、お客様と一緒に歩いていたらオオシマツツジの開花を発見してしまいました!
思わず「うっそ~!!」と騒いでしまいました^^;

携帯画像しかなくてごめんなさいっ。

このひと株だけ、何か勘違いでもしたのか、とても日当たりが良いのか、
ポツポツを花を咲かせていました。


他の株はまだまだ、ようやくつぼみを付けているような状態です。
さすがに早すぎますよね~^^;

でも、これまたわくわくしてきました。
これから数日、まだ寒さが続くようですが日々新たな開花があって嬉しいですっ。

標高758メートルの山の上のほうや中腹、それから街中と、観る場所で植物の
見せる姿が違っていて、その違う姿をたったの数時間で一気に観察出来て
しまうのもコンパクトな島の良さではないかと思います^^。

どうぞ春の大島を楽しみに来てください!

(友)

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コチドリ

2010年03月27日 | 

昨日の朝、海辺の公園でコチドリを見つけました。
滅多にチドリの類を見ることのない私は大喜びです。
何回も書いていますが伊豆大島には大きな池や湖、干潟がないためシギやチドリ、それにカモの仲間はとても珍しいのです。
コチドリは一部の地域を除いては日本では夏鳥です。

昨日は4羽のコチドリたちが舞い降りてくれました。



まん丸の目を縁取る黄色いリング(アイリングといいます)がお洒落ですね~。
外見でオスメスを区別することはできないそうです。





見ているとすたたたたーーーと走り出しては止まり、また走っては止まりを繰り返して食べ物を探します。
急な方向転換もあったりして。
これぞまさに千鳥足。
アッチへ行ったかと思うとコッチへ来たりしてチョコマカと忙しそうに移動していきます。





んー、なんだかクリクリしたくなるような頭。





ぴょこ!
お腹もお尻も真っ白です。





わーい、食べ物みっけ!!






ちょっと人相(鳥だから鳥相?)が悪く見えるような正面顔~。
脚は竹串のように細いですね。(う、うらやましい~ 笑)






アイリングのせいもあるのか、体の割に目がとっても大きく見えます。
可愛い動物の典型ですね。
このとき、小さな声で鳴いたような気がしました。



コチドリたちはこの公園に私のほかに人が来てもあまり警戒せずに逃げる様子もありませんでした。
その人たちがまったくコチドリに注目していなかったからかもしれません。

鳥は人間の視線に敏感です。
何気ないふりをして観察できれば一番いいのですが、なかなかそれも難しいものです。
私は物陰に隠れて撮影していました。



昨日のこの公園にはコチドリのほかにこんな鳥たちがいました。


ツグミ(正面を向いている)とムクドリ。






ムクドリとタヒバリ(右端の小さいの)






チョウゲンボウ。
小鳥たちを見下ろす照明器具にとまっていましたが、誰も気にしていませんでした。


あとハクセキレイがいました。



日に日に季節は動いて鳥たちの移動が始まりました。
お別れする鳥、やって来る鳥。

毎年のことですが飽きることはありません。


          がんま

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刺だらけの新芽たち

2010年03月26日 | 植物
 きのう、おとといとスゴイ嵐でした。今日は寒さが残ったものの、晴れたので日記の写真が撮れてひと安心しました。
 
 庭先の明日葉(アシタバ:セリ科)の新芽が美味しい季節です。「山菜の王様」とも言われるタラの芽も伸び始め、山菜採りが盛んになります。

 もちろん、ネーチャーガイドとして山菜採りのご案内をするわけにはいきません。山が荒れますから、ご法度です。

 最初の写真は、都会のスーパーなどにも売られているタラの芽ですが、季節に山菜を食べる習慣がある方も少なくなりつつあるのでしょうか?
 


 その時季(旬:しゅん)に、その土地で採れたものを頂くことが、ぜいたくなことになりつつある時代だとも思います。でも、それが大島では出来る環境にあります。

 上の写真はウチの裏庭で資源管理(笑)しているタラノキです。山菜の生えている土地にも、当然ながら所有者がいますので、土地の所有者の許可を得て山菜を採らせて頂くのが、最初の決まりです。



 次に、山菜の採り方を学ぶことも大切な決まりです。根絶やしにしない。来年も採れるように、その枝を枯らさない採り方をしなければいけませんね。

 タラノキは芽も枝も幹も刺(とげ)が痛いので、皮の手袋や手ぬぐいなどで芽の部分だけ欠き採るようにします。



 採った跡は、こんなふうになって、しばらくすると、また脇から次の芽(二番芽)が出てきます。でも、その二番芽は採らない方がいいですね。カマやノコギリなどで切って採るのも枯れる原因です。また、採り過ぎないようにすること。自分で食べるだけの必要最小限にするなど、山菜採りにも「山のマナー」があります。今風に言うと「持続可能な自然の利用」ってやつですね。

 これは、ずっと昔々の縄文時代の頃から、伝統的な食文化として受け継がれてきたことのようです。今は、天ぷらやゴマ和えやお味噌汁にして食べますが、昔はどんな料理があったのでしょう?



 伊豆諸島のタラの芽の木は、シチトウタラノキという固有種です。葉の先が尾状に伸びるのが特徴です。落葉樹なので、今は刺だらけの枝や幹だけです。

 20日(土)日本生態学会の公開講演会で、矢原徹一・九州大学教授が、危機に陥っている生物多様性を守るため私たちにできることとして、「その地方の旬の食べ物をたくさん食べること、子どもと自然に親しむこと、生物多様性保全に貢献している商品・企業を選ぶこと」などを提案していました。これは、温暖化対策にも言えそうですね。

 話がそれますが、このところ話題に上っていた「伝統的な食文化」のこと。大西洋や地中海のクロマグロを食べるのは日本の伝統的な食文化でしょうか。地球の裏側のマグロやクジラまで買いあさったり捕りつくしたりするのを「伝統的な文化」にしているとしたら、恥ずかしい気がしますが、いかがですか?

 高級マグロやクジラ肉に縁がないからかな?(笑)

 最後は、おまけの1枚。

 

 トゲトゲでタラノキにとてもよく似ていますが、こちらはハリギリの芽です。
 
   (なるせ)
   
 
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毛むくじゃらの若葉達

2010年03月25日 | 植物
昨日、今日と、冬に戻ったかのような冷たい雨が続いています。
一昨日まで、木々の若葉を見ながら春を感じていたのに…。

そう、若葉です!
実は私の、この時期の山歩きの楽しみの一つは、毛むくじゃらの若葉に出会う事なのです。

大島では春になると沢山の“毛むくじゃら”が現れます。(何のこっちゃ?)
たとえばこれ。

アスカイノデという大島に多いシダの若葉です。

生え始めの頃は茶色い鱗片のついた丸まった姿ですが、
今はちょうど白い毛の生えた若葉をグングン伸ばしていて、
薄暗い林道の中で、とても目立っています。

まるで大きな白い犬の尻尾みたい(?)で、
群生していると思わず車を止めて写真を撮りたくなるほどです。(私だけ?笑)

でも何といってもこの時期の、私が一番好きな毛むくじゃらはこちら。

島の子供たちが「ウサギの耳」と呼んでいると言われる、シロダモの若葉です。

シロダモは島のいたる所で見かける木ですが、この時期の金色から銀色に輝く若葉は、
もしかしたら桜にも負けないのではないかと思う美しさです。

ビッシリと密集した毛はまるで“ぬいぐるみ”のような手触りで、
初めてこの感触を味わった方はとても驚くようです。

もしも全体像を見ないで、いきなり虫眼鏡を覗いたら、
これが“葉っぱ”だとわかる方は少ないのではないでしょうか?

葉に生える毛は、まだ弱い若葉を乾燥や寒さや紫外線や虫の食害などから
守る役目があると言われています。
要は若葉のセーターのような役目をするそうです。

2日も続いた冷たい雨の中で、セーターは役に立っているのでしょうか?
気になったので一昨日被写体になってもらった葉っぱを見に行ってきました。

「お!すっご~い!!」
きちんと水をはじいています!まるで羽毛みたいですね!!

このシロダモの美しい若葉が山に溢れると、本格的な春が始まったことを実感します。
今しか味わえないフワフワの手触り(葉が成長すると毛は抜けてしまいます)。
今年も目いっぱい“手触りの春”を楽しみたいと思います。

あ、ところで本格的な春といえば、一昨日桜株に花が沢山ついていました。

桜株の開花を楽しみにしている島民の方、今年は早めに見に行った方が良いかもしれませんよ~。

(カナ)


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磯の貝達 ~ヘソカドガイの巻~

2010年03月24日 | 海の生物
穏やかな春の日々を過ごしていたかと思えば、今日はまるで真冬の様な寒さになりました。
水中も同じ様なもんで、一時17℃まで上がってきた水温が急に下がり14℃になってしましました。。。
春をむかえると、伊豆の海には「春濁り」という現象が起こります。
海中のプランクトンの数が増え、水が濁ってしまうのです
水温が下がったかと思ったら、急にこの春濁りもやってきました。。。
普通、水温が上がると濁ってくるんですけど・・・変ですね~

こんな、濁っていて冷たい海にも何だかんだと毎日入っています。
特別用事があったり、島に居なかったりという事情が無い限り毎日海に入っています。
それだけ魅力的なのでしょうね

しかし、先月諸般の事情により、1週間も海に入れなくなってしまいました
いや~ 島に居ながら海に行けないとは、本当に虚しいもんです。
そんな中、1日だけ磯をブラブラしてみた日がありました。

水に漬からなくても、十分貝探しは出来るので
あえて、「海岸に棲んでるくせに、水が嫌いなの?」系の貝達を探してみました。
このブログにも過去に登場させている、タマキビガイやオカミミガイの仲間達です。
この手の貝の好きそうな場所を見て行くと、タマキビに混じって見覚えの無い貝がついているのに気が付きました。
しかも、いっぱい・・・
大きさは、大きな物で2mm程でした、それでも中で一番大きな物を選んで撮影してみました。
とにかく、いっぱい付いていたので数個捕まえ海水を入れた容器にいれて観察してみると
案の定、水から這い出て容器の蓋に張り付いていました。

小さ過ぎて、自分ではとても種類が同定出来そうに無かったので
詳しい人に聞いてみました。
その答えが「ヘソカドガイ」でした。「ヘソカドガイ」はカワザンショウガイ科に入ります。
その仲間の多くが、河口やアシ原等に生息しています。

大島の様な外海に面している岩礁を好むのはこの「ヘソカドガイ」位です。
環境があれば、生物は存在してするという良い例ですね。
残念ながら大島には河口もアシ原もありません。しかし、淡水の池ならあります。
今度そこに他のカワザンショウ科の貝を探しに行ってみたいですね~~
何か居るかもしれませんね。

「ヘソカドガイ」は大きくなると5mmを超える様です。
今度は、そんな大きな?「ヘソカド」に会いたいですね。
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知られざる住人・オオシマアカネズミ

2010年03月23日 | 哺乳類、爬虫類、他
 今日は真冬が戻ってきたような冷たい風が吹いている伊豆大島です。

今日は小さな森の住人をご紹介します。
アカネズミです(いや、この絵はハムスターだろ…。)

 いきなり話は脇道に逸れますが、伊豆大島からは4種類のネズミ類の記録があります。
このアカネズミと、ハツカネズミ、都会でお馴染みのドブネズミとクマネズミ。

 しかしアカネズミ以外の3種は貨物に紛れて侵入したりしてきた外来種であるとされています。特にクマネズミは密航の達人(達ネズミ?)で日本各地の離島で増えており、小笠原などでは物凄い密度で生息して在来野生動植物に多大な影響を与えているとされています。

 ネズミといえばどんぐりや胡桃をカリカリ齧っているイメージをお持ちの方が多いので(え?チーズ?)あまり知られていませんが、クマネズミは野鳥の卵や雛も大好物ですし、農作物にも相当被害が出ているようです。そしてそれは小笠原だけの話でもなく、世界中でこうした問題が起こっています。
 
 …しかし、どうしたわけかこんなに本州に近くて毎日船も発着しているこの伊豆大島ではクマネズミもドブネズミもハツカネズミも滅多に見かけません。
過去、いろいろな調査隊が残した記録を見ても、ドブ、クマともに過去数頭しか捕れていないようです。住民の方から「某ホテルには昔から大きいネズミがいる」などと聞いた事がありますが、私は一度ハツカネズミを確認しただけで、ドブとクマはこの島でまだ見たことがありません。 

 世界中どこの島でもクマネズミには手を焼いていると言うのに、ナゼなのでしょう?
伊豆諸島のほかの島ではどうなのか、とても気になります。
 
 さて、本題のアカネズミですが、伊豆大島での生息密度はやや高いようです。(許可を得て捕獲していた方の手ごたえによると(^▽^;))厳密な調査はされていないようですが、海岸沿いから山の上まで幅広い環境に居るようです。普通、アカネズミは本州では森林に住むネズミですが、伊豆大島では草原を好むハタネズミなどが居ないせいか民家付近から森の中まで多様な環境に進出しているようです。

 しかし夜行性で小さいため滅多に人目に触れることはありません。なので島に住んでいる方でもアカネズミを見たことがある方はあまりいらっしゃらないようです。

 ところでこの伊豆大島のアカネズミ、ただのアカネズミではないんです。

「オオシマアカネズミ」という名前で呼ぶ研究者も居ます。

ことの発端は1938年、とある博士が伊豆大島のアカネズミを研究し、伊豆大島のものは体色が濃く、体が大きく、後ろ足が長いとし、さらに頭骨や脊椎骨数にも違いがあるとして新亜種「オウシマアカネズミ」として発表したことでした。

 ところが、1969年、別の研究グループが異論を発表。
アカネズミは北海道から九州までとその周辺の離島に生息している日本固有種ですが、上記の特徴は佐渡、隠岐、対馬、屋久島などの「島のアカネズミ」にも見られる共通の特徴であることを根拠に、亜種ではなく、「島嶼型」のようなものであるとしました。

 現在、同じ伊豆諸島の三宅島の別亜種「ミヤケアカネズミ」や、全国各地の離島に7亜種ほどが提唱されていますが、1969年の説を受けたのかすべて1種とする説が有力のようです。しかし研究者によっては全て亜種でもなく別種だとする方もいるようです。

 ごく最近の研究者の方がこれらのDNA分析を試みられているようですが、やはり遺伝的にすこしだけ違うようです。

 これから研究が進めば別亜種、あるいは別種になるかもしれない、そんな知られざる住人はこの伊豆大島の森で、今夜もひっそりとどんぐりを食べているのでしょうね。

(あまの)
 
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キフジ

2010年03月22日 | 植物
山は若草に萌えています。


その緑の中に淡黄色の花が混ざって咲いています。『木五倍子』と書いてキブシ又はキフジと言います。フジの花のように花が咲いているから、これが一番わかりやすい名前でしょうか。



又のいわれは
「五倍子(ふし・ごばいし)・付子(ふし)」と呼ばれるヌルデの若葉などにアブラムシの一種(ヌルデノミミフシなど)が寄生した虫瘤を乾燥させた物を黒色の染料に使用していた木の代用にしたのでそのような名前になったそうです。
今の季節大島では これが山切りさん(山に生えている植物を採取して市場に出している農家の人)の出荷する木です。



花言葉は =出会い=

 


これから沢山の虫・植物・鳥 そして人に出会いたい!   (しま)




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