豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三つれづれ日記

2016年07月04日 07時11分10秒 | 日記
( Vol 1455 ) 民意とは何か イギリスの国民投票の結果における行動は投げかける

イギリスは EU残留か 離脱か を問う 国民投票を行った

結果は 圧倒的ということにはならなかったが 離脱の票が上回った

その結果を受けて イギリス国民の中に 予想していなかった事態となったのか 再投票の運動が起きた

これはどういうことか

民意を問うた 国民投票 なはずだが それが無視されようとしている


ここには 拮抗した意見のぶつかりがあるのではないか


自分の考えと違う 結果に不満を抱く


このことは だれにも起きる思い


特に 変わる可能性があるなら 自分の意見に変えたい と思う

この思いが 再投票への署名行動になったのではないか

ただ 意見が拮抗している場合 反対意見のものは同じような行動をとることになる



これでは 堂々巡りになる


民意とは何か


多数決の論理だけで 民意と言えるか


今回の イギリスにおける国民投票は そんな疑問を投げかけたのではないか



なぜ 民意を問う ことをしなければならないのか


そこには指導者としての 決定責任がもてない という背景があるのではないか


イギリスにおいては どちらを選んでも 国民の不満はおさまらない


その解決として 国民投票が選ばれたのだろう



民意を政策に反映するというのは 測る物差しによっては 難しくなる


イギリスの国民投票は その難しさを示したのではないか



だからといって 国民投票は否定されるものではない


判断が難しい時には 基本に立ち返り 民意を聴く という行為は必要である



その結果を受けて 政治的にどう判断するか


国民の不満を どう解消には結びつけるか


個々の行動が 肝心


これから イギリスの政治家の手腕が問われることになる



いまどこの国も 民意を聴く という姿勢について 躊躇しているのではないか

そこには指導者という姿を描いているからではないか


指導性とは 強いこと と思っているところに落とし穴がある



基本は いかに民意を聴くことができるか である


どんなに 強い指導者であっても 民意と乖離していては 政治は破たんする


これは過去の歴史が物語っている



イギリスの国民投票の結果による波紋現象を恐れず 指導者は 民意を聴く姿勢を あらゆる手段をもって 機会を設ける必要がある



日ごろから 民意を聴く 姿勢を持ていれば 不安は起きないはずである



民意を聴く それは特定の支持者だけの声を聞くということではない

幅広く大衆の声を聴くということである

傾聴なくして 民意はくみ取れない




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