( Vol 3255 ) 登山ブームの中 登山ツアーが初心者向けに 行われている そのツアーガイドに問題がある
低い山 気軽に登山できる山 へと 誘いの登山ツアーが 安易に企画されている
その中で 問題なのは ツアーインストラクターが 参加者 20人 30人 に対して1人 という不備である
ツアー企画側は 低い山だからと 遭難はないだろうと 遭難に対する対策をとっていない
初心者相手に 登山の歩き方 心得 マナー を事前に伝えても
現場で すぐに活用することは難しい
現場で 遭難事故を 生じさせないためには
現場でのツアーガイドの手厚い指導 が必要である
険しい場所では 一人一人 の行動に 注意してみなければならない
そのような場所は 20人 30人 が待避できるような場所ではないために ガイドの目はゆきとどかない
山小屋の人に聞くと 参加者が怪我をして ツアーガイドが助けを求めて来たことがある
と言っていた
山は どんな山でも 気を許せば 遭難事故につながる
こんなところで 道に迷うはずがない
こんなところで 足を滑らせて落ちるはずがない
このような憶測が 事故を誘発
遭難事故は まれにしか起きない が起きたときは大変なことになる
その「まれ」に対して 対処することが大切である
登山ツアーにしても
20人 30人 という規模ではなく
1グループ 5人 に対して ツアーガイド 2人 という小規模構成に すべきである
まず 遭難事故を起こさない という対策をとるべきである
これは 学校における集団登山 についても いえることである
山は どんな山でも 山である
山を 侮ってはならない