豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三のつれづれ日記

2014年08月24日 16時52分28秒 | 日記
 ( Vol 1114 ) 最近の登山ブームの陰で 旅行業者の登山マナー違反が目立つ 他の登山者 関係者へ配慮してほしい


最近 登山ブームで 初心者の登山者を 多く見受ける

その中で 特に目立つのが 初心者向け 旅行業者の登山ツアー

登山ツアーを企画した 旅行業者は 一人の引率者に 20人から30人の初心者を募集
山で出会うと マナーや登山テクニックの講習をせずに 入山してきていることが分かる

長野県山岳遭難防止対策協会は マナーに関して 「山登り10訓」というリーフレットを 配布している

ウエブサイトからも ダウンロード できる

その中身は
その 1 命の道しるべ 登山計画書の届け
その 2 登りたい山より 登れる山 自分に見合った山選び
その 3 体力・装備・知識の総合力で 頂きめざす 登る前から体調管理
その 4 山のマナーは命のマナー あいさつ交わし情報交換
その 5 年齢考え ひかえめ登山 過去の体力 過去のもの
その 6 ヘルメット 命を守る必需品 頭部の事故が命取り
その 7 山の天気は生死を分ける 天気予報は命のお守り
その 8 山頂は通過点 下山道こそ 細心注意
その 9 登山はスポーツ 観光気分が遭難まねく
その10 もしもに備える 山岳保険

各項目には もっと詳しいことが書いてあるので リーフレットを読んでほしい


ここで ツアー会社による マナー違反は 引率者が 30人に1人 という無謀な計画である
参加者の多くが 中高年であるのも 注意点である

山岳遭難者全体の 78.5%が 40歳以上の中高年登山者であるということ 意識してほしい
また 60歳以上の遭難者は 46.6% である ということを 意識してほしい

山での事故の責任意識がないに等しい



登り優先 山側待機ということが 守られていない

注意すれば 不満顔

引率指導者(ガイド)も 登山技術 知識が乏しい

三点確保 歩き方についての技術習得が 見られない


指導者は ルートの注意点を述べるが 注意点において指導者が一人一人を 面倒を見ず

指導者は かってに先頭を歩いて 行ってしまうという行動をとっている

何のための 指導者なのか 指導者の意識の低さ 責任のなさを感じる


山行行動においても

早出早着が 求められる中

遅い時間に出発 暗くなる時間に到着 という 無謀に近い行動をしている

昨今 ツアー登山者の 事故の報道を 目にすることが多くなってきている

その背景には 登山ツアー業者の無責任な登山計画が あるのではないか


登山ツアーについては ヨーロッパにおける登山ツアーを 参考にすべきではないか


無謀な登山ツアーは やめるべきではないか

いくら利益追求とはいえ 他の登山者 山小屋 山岳救助関係者への 迷惑を考えてほしい

登山ツアーガイド旅行業者は 長野県山岳遭難防止対策協会が作成した 「山登り10訓」を しっかりと読んで 実行してほしい

ツアーでの行動は 他の登山者の迷惑を考えて 10名以下を1グループとした 行動を考えてほしい

なお 参加登山者の安全を考えるならば 5人以下のグループで指導者2名という 構成で 行動してもらいたい

このような登山ツアー参加者が 登山知識のないまま 難易度の高いルートへ行くことは 遭難を招くことになる

ツアーを企画する旅行業者は 責任ある行動を とってもらいたい


中高年は 思ったほど 若者のような 体力 筋力 機敏な反応 はない

ツアー引率者は 参加者の 体力 筋力 とっさの反応について 配慮した対応が必要である

山の中で 事故を起こせば 他の人の助けが必要となる 他の人たちに迷惑をかけることになる

参加者 一人一人に 気を配り 丁寧な対応が必要である


観光地の街を 訪れるような気分の対応は 事故を誘発させる


一人一人が 山での事故を起こさない ようにするには どうしたらよいのか 責任のある行動を 求める


中高年者自身についても 同じようなことが 問われる

私は 大丈夫と思って 行動している 人たちが 大勢いる

とても困ったことである

中高年者は とっさの反応は 若き時より 劣化しているのを 忘れている

そのときに はっと 思っても もう遅い

避けられたことも 避けられず 事故を起こす

中高年は 自力での脱出は なかなか困難

誰かの 助けを借りなければ ならない

残念ながら 簡単には いかない

救助関係者の 手を借りなければならない


山が身近になるのは うれしいことである

だからといって 事故につながるような 行動は困る

山の事故を生じさせ 「山は 危険」という 印象を 与えてほしくない

一人一人が 注意し 慎重に行動して 山の良さを 味わってほしい ものである


鎖場における 鎖に頼った登山は 危険きわまりない

山は 足で登るもの

鎖に頼りすぎると 手で登ることになり 山の基本である 三点確保の原則を 守れなくなる

足下を不安定なところに置き バランスを不安定にして 危険な状態を生む


中高年者は 自分の体を 手の力 腕力で 支えることはできない 


どんなに 全ての点において 若いときより 劣化しているかを 自覚することが 必要である

だからこそ 慎重な行動を とってもらいたい ものである


もう一度 山の基本を 学んでほしい 意識してほしい


また 目立つのが 東京近郊から 日帰りで 行きやすい山へ 車で出かける 中高年者が多い

朝早く家を出てきて 休むことなく すぐに山に登り 山の疲れがとれないまま 車を運転して 帰宅 

とても 危険である

事故を起こさない方が 不思議である

山の計画は 家を出たときから 家に帰宅するまで である


山の魅力を 事故を起こさないで 楽しんでもらいたい  


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする