豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三のつれづれ日記

2013年08月20日 08時55分17秒 | 日記
 ( Vol 893 ) 民主党代表 海江田氏の 安倍総理の 戦没者記念式典での 式辞に対する 批判は ぼけていないか

海江田民主党代表は 安倍総理は式辞内で 戦争の加害者責任に なぜ 触れなかったのか

その説明をすべきと 批判

その反面 ドイツとフランスの例を挙げて 中国 韓国 との間にも 首脳会談の定例化を 提案

安倍総理の 戦争に対する加害者責任の弁と 戦没者に対する弁 とを分けた点に 着目した 提案に持っていくべきではなかったか

日本は 戦後処理を 曖昧にしてきた

戦争責任の 曖昧さを 残したまま 今日に至っている


はっきりとした 戦争責任の態度を示す 

それが 必要である


その行為が ドイツとフランス における エリゼ条約 だった


戦後処理において A戦犯がある

その中に 天皇は含まれていない 免れた

ここに 問題を残した のではないか


第二次世界大戦は 誰が 首謀者か

戦後処理では A戦犯という形で 収束を示した

しかし これは 間違い ごまかし である

本来の 首謀者は 天皇である

それは 旧憲法から察して 明白である

天皇が 主権者

天皇は現憲法のような 象徴ではない


その点から考えれば 天皇が 裁判を受けなければいけなかった

しかし 政治的な問題で 裁判にかけられなかった


戦後 この曖昧な状態で 今日まできた


ドイツは 諸外国に対して 責任をはっきりと 示してきた

その一つが フランスとの間の 条約であり 首脳会談の定例化 であった


だが 日本に 目を転じてみると どうだろうか


そのような 態度は はっきりと 示してこなかった

曖昧な中 責任として態度を 曖昧に示してきた


諸外国は まだ戦後を解消できないまま 今日に至っている というのが 現状ではないか


現に 諸外国から見れば 天皇は存在している

主権 と 象徴 の違いがあるにせよ 天皇国家としか 映らない


天皇の 国家としての 責任の表明は 未だない

そのような中で 自民党は 憲法改正の中で 

天皇を 元首にするという 構想を 打ち出している


諸外国から見ると どうなのだろうか


日本は 過去との決別を どう示すのか

そこには 大きく天皇制が 立ちはだかっている


過去の日本と 現在の日本との 違いを示す 必要がある


そのためには 天皇制まで 触れた 改革が必要ではないだろうか


日本が 韓国 中国 との外交で 毎年 戦後処理が引き合いに出されている

これは 日本の外交にとっても マイナスである


過去との決別を はっきりと 諸外国に示すとともに

ドイツとフランスの間で 結ばれた条約のような首脳会談の定例化によって

戦後の解消に つとめる必要があるのではないだろうか


そのような 視点の論理展開が 民主党代表 海江田氏に ほしかった

野党として 批判ばかりするのではなく 問題点の深層を探り 未来の日本の姿を 論じてほしい

良識ある 野党としての 民主党を 演じてほしいものである 



過去の内容一覧 (以下のことに関しては最下段の
「記事一覧」を参照ください

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Vol 855 参議院選挙における 判断は 目先の政策ではなく 将来の政策で 判断すべきだ

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