ドッコイ生きていた第三の男
第三の男こと村井選手が6日の南海戦でデッカイ殊勲打を放った。8回に代打に起用されると江夏投手の代わりばなの初球を狙いすまし強振すると打球は左翼席に飛び込む代打逆転満塁本塁打となった。この一発で5対3で勝利し、チームは勝率5割になり3位に浮上した。「監督から初球から思い切って狙っていけとアドバイスされていたので好きな内角低目に的を絞って待っていました」と話す村井選手。実はその試合の前の近鉄戦では鈴木啓投手から3号3ランを放ったばかり。いずれも左腕投手からの一発で大沢監督は「そりゃそうよ。村井は対左腕の切り札だもの」と手放しで褒めた。
村井選手は入団4年目で未だファンには馴染みが薄いが、北海高➡電電北海道と若松選手(ヤクルト)の直系の後輩である。性格は向こう気が強く負けず嫌いと若松選手に似ている。昨年は正捕手のポジションを手にしかけたが後期シーズンに入ると急に打撃不振に陥り控え選手になってしまった。更に今年になってからは右足痛風を発症しプレーすることが出来ずベンチ入りすら見送られブルペン捕手になった。最近ようやく病状が回復し加藤・大宮捕手に次ぐ第三の捕手に戻った。もともと思い切りの良いスイングは定評があり、コンディションが万全になりさえすれば正捕手の座に就ける選手である。
大沢監督の留任決定
前期シーズンでの快進撃のお陰か2年契約が切れる大沢監督の留任が早々と決まった。これは8月13日に高松市で開かれた「香川県後援会設立パーティ」に出席する為に高松市を訪れた大社オーナーが記者会見で明らかにしたもの。大社オーナーは「プロ野球の監督は長期にやらなくてはチームは強くならない。大沢監督には来シーズンも頑張ってもらいたい」と語った。その知らせを聞いた大沢監督は「去年より今年の方が成績も良い。私の方針がチーム内に浸透してきた。このチームを更に強くしたい」と飛躍を誓った。
節 酒
9号本塁打を放った永淵選手。あと1本で通算100号になる。「プロ10年目だから年間10本ペースは僕らしい」と自嘲していると古巣の近鉄の加藤投手がツカツカとそばに駆け寄って来た。「最近の永淵さんは打球が遠くに飛ぶようになりましたね。アルコールを断つとパワーが増えるんですか。昔は『酒がオレのパワーの源だ』と言っていたのに」と冷やかした。節酒してから好調を維持している永淵選手は照れ笑いに終始した。
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