今季ペナントレースの全日程が終了し、今月末にはまたドラフト会議が開かれます。そこで去年の
ドラフトで1位指名された選手の1年目成績を振り返ってみます (黒字は2軍成績)。
投手: 試合数 - 勝 - 敗 - S - 防御率 打者: 試合数 - 打率 - 打点 - 本塁打
中(西武) 出場なし 大田(巨人) 3 - .000 - 0 - 0
巽(ソフバ) 1 - 0 - 0 - 0 - 9.00 野本(中日) 64 - .251 - 13 - 2
蕭(阪神) 16 - 7 - 1 - 0 - 2.62 大野(日ハム)77- .208 - 15 - 3
赤川(ヤクルト)1 - 0 - 0 - 0 - 不定値 岩本(広島) 14 - .152 - 1 - 0
木村(ロッテ) 21 - 3 - 5 - 0 - 3.96 松本(横浜) 22 - .136 - 1 - 0
藤原(楽天) 17 - 5 - 4 - 0 - 4.04
甲斐(オリ) 1 - 0 - 0 - 0 - 0.00
全体的に見て「活躍」したとは言えない成績です。少なくともこの中から新人王が選出される事は
無いでしょうね。逆指名が行なわれるようになって以降、アマ選手の評価&契約金の上げ底具合が
ひどくなった気がします。最近はかつての野茂や上原のように大学・社会人出で前評判通りの活躍を
する例は少なくなりました。プロで通用しそうな選手は遠回りせず高卒で即プロ入りしているからかも
知れません。松坂は特異な例で彼に続く高卒選手は当分出てこないと思っていましたが、楽天・田中
巨人・坂本など同級生が大卒でプロ入りする前に既にチームの中心選手に成長してるのを見ていると
即戦力=大・社とは言えなくなってきました。
ただ、先日 阪神から解雇された辻本を見てると「子供」を野球選手に育成する術はプロよりも高校の方が
あるようです。阪神は16歳の育成に失敗してしまいましたが、同じ様な選手が巨人にもいます。台湾から
入団した2人の育成選手ですが、こちらは球団の方針で台湾系の高校に通わせているそうです。現在は
まだ支配下登録されていませんが2軍ではソコソコの結果を出しているようで、今後に注目です。