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噛みつく子

2011-09-10 16:49:48 | 子育て支援・カウンセラー
集団保育の場合、園児同士のトラブルでけがをすることがあります。
あってはならないことで、細心の注意を払っていますが、突然に噛みつく子もいます。

歯型が付いた子の傷を冷やして跡が残らないよう気をつけます。
噛みつく子供は、悪気はないのです。
言葉で表現できない分、噛みついたり押したりして自分の意思を伝えてる。
”噛むとお友達は痛いんだよ”と言い聞かせますが、繰り返すから大変。

別に噛むからといって凶暴なわけではありません。
むしろ愛嬌があってとても可愛い。 噛む子はもうすぐ2歳かな。
じっと落ち着いて絵本を読んでいることもあるくらいで。

噛む回数が増えてきたので、保育士の間でも要注意!と伝達。
その子の専属で一人が付きそうくらい。

昨日、面白い(と言っては怒られるか)光景がありました。
よく噛む子の話しは大人の間で共有してますが、子供同士でも解っているようです。

1歳半くらいの男の子がよちよち寄っていって、自分の指を一本、その噛む子の口に
差し出しました。
最初は子供同士が離れていたから先生たちも油断していました。
目の前に出された指をがぶり!

噛まれた子はすぐ泣かず、自分の指を見た後泣き出しました。
噛んだ方は、何事もなかったようにまた絵本を見ていました。

別におもちゃの取り合いをしたわけでもなく、読書の時間を邪魔されたからかしら。
”なんで自分の指をわざわざその子の口に持っていったんだろうね”と先生達と苦笑。

ほんとに噛むのか試したのか・・・そういう指の持っていき方でした。

昨年噛んで要注意だった子も、今はちゃんと言葉で意志を伝えられます。
屁理屈まで言えて一年の成長を感じます。
”噛んじゃだめ!”と幼い後輩?に注意しているから可笑しくなります。

噛んだりつねったり、幼い子供にも心のイライラがあるのかもしれません。
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