ご縁があって読ませていただいた本があります。
あるご婦人の夫の闘病記。
タイトルは、短くも二人で結びきた道 「オレ」がくれたもの
この本を手にしてから日にちが経過しました。
闘病記って読むのは辛いな、暗い気持ちになるかも・・と最初は思った。
今日の昼間、明るいリビングで本を開くと、一気に読み終えた。
読み進めていくうちに、一読者として著者の状況が見えてきました。
あまりにも切ない、それでいて愛あふれる夫婦のあり方に感動。
著者の庄司きみえさんは、奈良県出身。 船橋市在住です。
私と同じ県に住んでおられて近い。 本に出会えてご縁を感じました。
著者と亡くなられたご主人は、たった6年足らずの結婚生活でした。
夫のことを<オレ>と表現されています。 高校の同級生で再婚同士。
結婚するときにご主人にお願いされたこと。
一つ目の約束は結婚指輪をはめていてほしい。
二つ目は、私より長生きして私を看取ってほしい。
しかし、ずっとはめていた指輪は、やせ細った夫の指から外れてしまうのです。
二つ目のお願いも叶わなかった。
抗がん剤と闘いながらも、生きる希望を失わないご夫婦に胸が熱くなりました。
<何もかも凝縮された年月>と著者は書かれています。
後半では、<一緒に笑う>という場面が出てきます。
何げない日常でも、<笑う>ということは元気が出る気がする。
<オレ>が日増しに衰弱していく中で、泣き笑いして必死に耐えているきみえさん。
結婚一年で、ご主人にがんの告知。 今はあっさり本人にも伝えるのですね。
それにしても、告知した医者の患者に対する言葉にがっくり。
医者の一言って重いのに。
最後を過ごされた病院の先生やスタッフがいい人たちで良かったです。
<一人の人としての尊厳を持って接する>と書かれています。
人は誰しも明日のことは解らない。 未来が予測できない恐怖はあります。
それでも残された人は生きていかねばならない。
作者は多くの人に支えられていたことに気づかれます。
短くも愛ある時間は、もう一度、人を信じてみようという気持ちを持たせてくれた。
なによりの人生の宝物ですね。
もっと生きたかった<オレ>の分も、何倍も長生きしてほしいと思います。
あるご婦人の夫の闘病記。
タイトルは、短くも二人で結びきた道 「オレ」がくれたもの
この本を手にしてから日にちが経過しました。
闘病記って読むのは辛いな、暗い気持ちになるかも・・と最初は思った。
今日の昼間、明るいリビングで本を開くと、一気に読み終えた。
読み進めていくうちに、一読者として著者の状況が見えてきました。
あまりにも切ない、それでいて愛あふれる夫婦のあり方に感動。
著者の庄司きみえさんは、奈良県出身。 船橋市在住です。
私と同じ県に住んでおられて近い。 本に出会えてご縁を感じました。
著者と亡くなられたご主人は、たった6年足らずの結婚生活でした。
夫のことを<オレ>と表現されています。 高校の同級生で再婚同士。
結婚するときにご主人にお願いされたこと。
一つ目の約束は結婚指輪をはめていてほしい。
二つ目は、私より長生きして私を看取ってほしい。
しかし、ずっとはめていた指輪は、やせ細った夫の指から外れてしまうのです。
二つ目のお願いも叶わなかった。
抗がん剤と闘いながらも、生きる希望を失わないご夫婦に胸が熱くなりました。
<何もかも凝縮された年月>と著者は書かれています。
後半では、<一緒に笑う>という場面が出てきます。
何げない日常でも、<笑う>ということは元気が出る気がする。
<オレ>が日増しに衰弱していく中で、泣き笑いして必死に耐えているきみえさん。
結婚一年で、ご主人にがんの告知。 今はあっさり本人にも伝えるのですね。
それにしても、告知した医者の患者に対する言葉にがっくり。
医者の一言って重いのに。
最後を過ごされた病院の先生やスタッフがいい人たちで良かったです。
<一人の人としての尊厳を持って接する>と書かれています。
人は誰しも明日のことは解らない。 未来が予測できない恐怖はあります。
それでも残された人は生きていかねばならない。
作者は多くの人に支えられていたことに気づかれます。
短くも愛ある時間は、もう一度、人を信じてみようという気持ちを持たせてくれた。
なによりの人生の宝物ですね。
もっと生きたかった<オレ>の分も、何倍も長生きしてほしいと思います。