面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

今季10勝目!

2011年10月10日 | 野球
阪神、大ナタ大量8選手に戦力外通告(サンケイスポーツ) - goo ニュース


当日移動で久しぶりの横浜遠征。
負け試合に対する内匠記者の記事にいつも納得したり得心したりしているので、昨日の試合にどんなコメントを寄せているのか楽しみに新大阪でニッカンを買ってみると、トップは「桜井戦力外」の大見出し記事。
肘の手術をしたものの経過が芳しくないことは読み知っていたが、回復の見込みが立たずに来季の構想から外れたとは。
肘なら守備につかなくてもいい指名打者で活路を見出すべくパ・リーグのチームに移籍すれば…と思ったのだが、送球よりも打撃に影響があるというのは彼にとって致命傷。
もともと守備は上手くないのにバッティングが思うに任せないのではいかんともしがたい。
1軍デビューを飾ったときには、待ちに待った生え抜きの大砲が出てきたと喜んだものだったが、結局未完の大器は完成を見ないまま去っていくことになったのは残念。

さて、横浜スタジアムは好天に恵まれ、大勢のファンで賑わっていた。
試合前のスタジアム周辺はケッコウな人混み。



しかしスタンドに入ると景色は一変!
横浜側の内野スタンドを中心に空席が目立つ。



最終的には2万人を割り込んでいた。

試合は、2回表に関本が先制タイムリーを放つも、その裏すぐに、今日もフラフラな立ち上がりを見せるスタンリッジがあっさり村田に一発くらって同点に。
その後マートンの勝ち越しタイムリーで2対1とリードするが、追加点が取れない。
フラフラしながらも持ちこたえるスタンリッジを尻目に腹ごしらえ。

遠征の楽しみは“ご当地グルメ”♪
横浜スタジアム内のレストランにも選手プロデュースのメニューが並んでいた。

まずは試合開始と同時に買い込んだ、大家の「アメリカンビッグバーガー」



なかなかのボリュームで、具のハンバーグの食べ応えがgood♪
添えられたポテチが少々油っぽいのがやや難点…

辛気臭い試合の途中に、ハンバーガーとどっちにしようか迷って気になっていた森本の「ひちょりラーメン」を食べることにした。



しょうゆラーメンで、トッピングは「ほうれん草」や「コーン」、「煮卵」、「チャーシュー追加」などから3つ選んで注文するというシステム。
トッピングにはぜひ「煮卵」を選ばれることをお勧め!

そしてデザートに、ベイスターズのヘルメットにパフェを盛り付けた筒香の「豪華パフェ」。



さすがに腹いっぱいを超えて少々食べ過ぎな感じに(苦笑)
レストランには、懐かしい1998年のベイスターズ日本一のペナントが飾られていた。



そういえばタイガース唯一の日本一である1985年のペナントは、どこに飾られているのだろう!?
まだ行ったことがないのだが、甲子園の野球博物館か?

さて肝心の試合の方はといえば、追加点が奪えないまま辛気臭い試合が続き、7回から榎田が登板してきた。
散々食べ散らかしてスタンドに戻ったのだが、あちこちに空席が見られたので、自席に戻らずにバックネット裏や、3塁側の下段に移動して、しばらく試合を見ていた。

<バックネット裏>


<3塁側下段席>


2対1のまま迎えた8回裏のピッチャーズマウンドは誰に任せるのだろう?と思っていると、なんと榎田が続投!
左の筒香だったからのようだが、疲労の色が濃い榎田の続投は疑問だ。
心配が現実となり、疲労からかコントロールが定まらずに筒香を歩かせると久保コーチがマウンドへ。
そして審判に新しいボールを要求すると同時に榎田が降板した。
降板は当然としても、まさかまた藤川を投入するのではあるまいな と案じていると福原が登場。
最近、渡辺も疲れが見えてきていたので、この起用は納得。
というより、今季安定して結果を残している福原を、なぜ渡辺との二枚看板で使わないのか疑問に思っていたので、当たり前の起用だ。
そもそも、「左の筒香だから榎田続投」という意固地な采配をせず、この8回は最初から福原に任せればよいものを、真弓はよほど福原を信用していないのか!?
先発し続ける柴田の起用と並んで、真弓の“見る目”に対する疑問のひとつである。
そして今日も福原はしっかり結果を残した。
無死ランナー1塁で村田を迎えるシーンでの登板だったので最初はさすがに不安だったが、村田を三振に切ってとると勢いに乗る。
速球も最速150km/hを記録し、渡辺以下の打者を寄せ付けず。
藤川を9回1イニングに専念させるミッションを達成した。

9回表も追加点はならず、1点リードのまま最終回を迎えると、後は藤川球児の仕事。
前日サヨナラ負けを喫しているだけに気合いは十分過ぎるくらいに入っていることだろう。
…逆に入れ込みすぎると妙な力みになるので、これまた心配なのだが。
二死から代打の内藤に緩~いゴロで三遊間を抜かれてヒットを許し、1番の下園を迎えたときには、嫌な予感がよぎった
三塁側からレフトスタンドにかけて「あとひとり」コールがこだまする。
これに負けじとベイ応援団は「チャンスマーチ」を奏で、ベイ・ファンが声を張り上げて対抗する。
球児もしっかり下園を追い込むが、2ストライクを取られてからの下園は、必死にくらいついてきてファールで逃げながら粘る。

しかし藤川は、前日の投球についての取材において、「冷静にならないといけなかった」と反省していたこともあってか、最後までやみくもに投げるのではなく、冷静なように見えた。
最後はどうにかこうにか下園をセカンドゴロに打ち取ってゲームセット!
ドッと緊張感が解けてシートにへたりこんだ。

薄氷を踏む思いの試合を制した。
なんにせよ勝った!
どんなプレーでも、どんなプロセスであろうと、とにかく勝てばよい。

最後の関東遠征(おそらく)を無事に白星で飾れてよかった。
今季は遠征の分が悪く、遠征での観戦はこれでようやく2勝目。
しかし甲子園や大阪ドームでは勝率は悪くないので、今季の自分の観戦成績は、ついに10勝目(5敗)!
個人的には、めでたしめでたし…