面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「象の足跡」 by紫亭京太郎 in落語Kタイム

2007年11月19日 | 落語
11月19日(月)夜10時(翌11月20日(火)朝10時再放送)
インターネットテレビ net channel KYO
「落語Kタイム」

この度は「象の足跡」にて、ご機嫌を伺います。

またしても珍品でございます。
桂文之助師が作った噺だそうですが、原版は先代・森乃福郎師の録音を使いました。
インターナショナル?ワールドワイド?なお話で、舞台はオーストリアはウィーンの郊外でございます。
全編オーストリア語にて!てなことでは、お聞きいただく日本の皆さまには皆目分かりませんので、今回は京太郎による日本語吹き替え版で、それも大阪弁翻訳版にて、お届けいたします。

冬のウィーン郊外で、雪景色を写真に収めようとアングルを探す写真屋の大将。
前をうろうろしている老人をよく見ると、知り合いの科学者先生。
「先生、何してますねん?」
「ここに象の足跡があるので調べているのじゃ。」

…なんと意味不明なスタート、ここから噺はどう展開していくのでしょうか!?

いつものように「ほほぉ、こんな噺もあるんや」と興味をもっていただき、プロの話芸へ手を伸ばしていただければ幸いです。
大阪在住の皆さんには、ぜひ天満繁昌亭へ足をお運びいただければと存じます。

まずはごゆるりと、お付き合いくださいませ。

アクセスはこちらまで!

http://www.nc-kyo.com/

☆ ご覧の際に ☆
アクセスしてしばらく、何も映らない黒い画面が表示されることがありますが、しばらくすると音声と映像が流れますので、そのままお待ちください。

実は…

2007年11月18日 | ニュースから
小朝・泰葉さん離婚「夫婦から援助交際」(日刊スポーツ) - goo ニュース


いささか旧聞になったが、テレビで離婚会見を改めて見ていてふと思った。
父親である「昭和の爆笑王」と称される林家三平のDNAを、最も受け継いでいるのは実は泰葉だったのではないかと。

会見で見せる突き抜けぶりは、ひな壇に並ぶ4人の中で群を抜いている。
隣で受ける小朝の応答は、まあ元夫だけあってソツなくこなしていたが、それでも泰葉のブッ飛びコメントに終始押され気味。
そして泰葉の弟である落語家の林家正蔵といっ平に至っては、おろおろと困惑の表情を浮かべながら座っているだけ。
数少ないコメントもシャレの一つも利かせばいいのに、面白くもなんともない。

天国で三平が、
「あー!泰葉が男で、落語を目指していたらなぁ…」
と嘆いているのではないだろうか。


「やじきた道中てれすこ」

2007年11月17日 | 映画
実にくだらない、面白い時代劇ロードムービー。
なんてことない筋、どうってことない物語。
しかし、なぜか画面に吸い込まれてしまい、和やかに時間が過ぎていく。

細か~く、いろんな落語の噺からネタをつまみ食いして構成された展開は、大人の童話(艶話という意味ではなくて)として、ゆりかごに揺られながら映画を観ているよう。
タイトルにもなっている「てれすこ」をはじめ、「高尾」「狸の賽」「三枚起請」「天神山」「骨つり(野ざらし)」「かけとり」。
ざっとテイストを感じる噺をピックアップするだけで、これだけのネタが挙げられる。
落語は、長い年月を経て生き残ってきた物語で、それぞれの噺には笑いの要素が散りばめられており、ひとつひとつの場面をチョイスしてうまくつなげれば、そらそれだけで面白い話ができあがるというもの。
やられた…というか、そんな風にして脚本を作るのはズルイぞ!

そして主演の中村勘三郎(弥次郎兵衛)、柄本明(喜多八)、小泉今日子(お喜乃)の3人の達者ぶりには、感心も得心もした。
いわゆるチャンバラモノではない時代劇の登場人物として、絶妙の味わいを醸し出している。
この3人だからこそ、2時間余りに渡って、観客を画面に引きつけ続けることができたと言える。

中でも、やはり勘三郎の台詞のリズム感が、実に耳に心地よい。
江戸っ子の言葉はリズムが命。
いわゆるチャキチャキの江戸っ子のキップの良さというのは、リズミカルな言葉遣いによるものであり、一流の歌舞伎役者としての勘三郎の面目躍如である。
そして、勘三郎のリズム感を微妙にずらして受ける、柄本明の台詞回し。
波長の短い音に、波長の長い音がミックスした、二人で醸し出される得も言えぬリズム感がまた、小気味良い。
二人の“一流演劇人”の掛け合いは、それだけで一つの芸と言える。

また、絶妙に配された脇役陣も芸達者揃い。
特に、吉川晃司と藤山直美には、ちょっとやられた感あり。

最近の映画館はイスの座り心地が良いが、大きめのイスにすっぽりと包まれるように座り、何も考えずにボーッと画面を眺めているだけでいい。
決してどこにも力を入れて観てはいけない脱力系映画。
ほどよい満腹感…いや、違うな。腹八分めな映画である。
これは続編が出てもいいぞ!ていうか、結構観たいぞ♪


やじきた道中てれすこ
2007年/日本  監督:平山秀行
出演:中村勘三郎、柄本明、小泉今日子、ラサール石井、間寛平

路上詩人・大五郎

2007年11月16日 | よもやま
心斎橋筋を歩いていると、道端に兄ちゃんが座っていた。
なにやらいろいろ字が書いてあるプレートが並んでいる。
見ると、看板のようなプレートが1枚。
「あなたを見て直感で書きます」

前にテレビで見たことがあるが(それがこの兄ちゃんだったかどうか定かではないが)、道行く人と会話して、感じたことを詩にするということらしい。
ほほー、と思って傍らを見ると、雑誌か何かの写真と一緒に、
「北海道から全国へ」
てなことが書いてある。
え?兄ちゃん、北海道から移動してきて今は大阪なわけ?
お名前は「路上詩人・大五郎」さんとのこと。
ヒマがあれば、いろいろ話してみたら面白そうだったが、時間も無いのでざーっと上記のような様子だけ見てその場を後にした。

対話して、相手の人となりやその時の感情、気持ちのあり様を大つかみして詩に表現する。
ここでどんな言葉を出すかが「センス」であるが、彼の後ろに置いてあった色紙を見たとき、その文字があいだみつをみたいやなぁ、と思ったのは自分だけではあるまい!?
今度また見かけたら話しかけてみるか。


大きなお世話!?

2007年11月15日 | ニュースから
【こぼれ話】犬殺しの「のろい」を解くため犬と結婚=インドの男性(時事通信) - goo ニュース


過去に犬を殺した男性が、その犬の呪いを解くために犬と結婚したという、大スポネタのような本当のニュースが配信されていた。

そもそも、交尾中の犬を石を投げて殺し、死骸を木につるしたというこの男性の所業がワケが分からない。
なんでそこまで残酷なことをしたのかは知る由もないのだが、ともかくその犬殺しの後、耳と言葉が不自由になり、歩くこともできなくなったというから、こら確かに呪われたと考えるのも筋が通っている。
…というか呪いだと占い師に告げられたそうだが、呪いを解くためには犬と結婚しなければならないというアドバイス(と言うのか!?)も、毒をもって毒を制すみたいな。

しかしこれで男性の障害が無くなるのなら、結婚式を挙げた甲斐はあるというものだが、友人によればこの結婚はあくまで呪いを解くためのもので、後にフツウに人間の女性と結婚するつもりだとか。
そんなことしたら、元の木阿弥ではないのだろうか?という心配は、全くもって大きなお世話というものか?


残業と立ち食いソバ

2007年11月14日 | グルメ♪
「立ち食いソバごときで、グルメのカテゴリーに入れるなよ!」と仰るむきには、ぜひ一度ご賞味いただいてから、ご評価いただきたい。
店は、JR京橋駅の正面(と言うのか?)改札を東側へ出てすぐのところにある「京橋浪花」。

これが正しい店名なのか、実は定かではない。
晩飯を食いっぱぐれた残業で帰りが遅くなったとき、ちょうど帰り道にあるので度々立ち寄るカウンターだけの小さな店(立ち食いの店やから当り前やわな)。
ふらふらと立ち寄るだけなので、店名など気にしたことがなかった。

夏場は暑いので行く気がせず、しばらくご無沙汰にしていたが、ここのところ夜は寒いくらいの気候になってきたこともあり、何ヶ月ぶりかで立ち寄った。
久しぶりに味わったのは、たぬきそば290円。
よく食べるのは、山菜そば270円。
いっぺん、ゆずこそば(210円)を食べてみようと思うのだが、いつも忘れる。
そして時々無性に食べたくなるのがにしんそば(値段忘れた)。

立ち食いソバであるのに、何にそんなに惹かれるか。
それは、ダシの味にである。
大変お手頃な値段であるにもかかわらず、ここのダシは妙~に美味い♪
いつもついつい、最後まで飲み切ってしまいそうになる。
(別に飲みきっても悪くはないだろうが)

そばだけでなくうどんもある(ほぼ全品どちらか選べたかと)のだが、実はまだそばしか食ったことがない。
なにはともあれ、立ち食いソバ屋とあなどるなかれ!
とりあえず京橋へお越しの際には、一度だまされたつもりでご賞味いただきたい。


巨星墜つ③

2007年11月14日 | 野球
鉄腕稲尾氏死去「神様、仏様…」西鉄黄金時代を支え(夕刊フジ) - goo ニュース


神様仏様稲尾様の稲尾が、本当に仏様になってしまった。
1969年に引退していたので、現役時代を知る由もないが、プロ野球に興味を持ち始め、過去の記録や話題に触れたとき、こんな凄いピッチャーがいたのか!と驚愕した。

1シーズン42勝、日本記録の20連勝、入団以来8年連続20勝…いくらでも挙げられる栄光の記録。
藤川や久保田が塗り替えるまで、長らくシーズン最多登板記録を持っていたのも稲尾だった。
そしてもはや伝説となっている、巨人相手の日本シリーズにおける、チーム3連敗後の4連投4連勝。
数々の記録も打ち立て、往年の野球ファンの記憶にも鮮明にその勇姿を残しているであろう大投手。

いろんな人のコメントを読んでいると、10月には元気な姿を見せていたようだ。
それが悪性腫瘍で急逝され、プロ野球界に衝撃が走った。
盟友の豊田氏の嘆きはいかばかりだろう。
ご冥福を祈るばかりである。

合掌


鶴橋で焼肉

2007年11月13日 | グルメ♪
ローカルな話題で恐縮であるが、大阪で鶴橋と言えば「焼肉!」と、8割方の大阪人は連想するのではないだろうか。
JR環状線と近鉄が交差するこの駅では、夕方ともなると電車のドアが開いた途端、香ばしい焼肉の薫りが漂い、一気に胃袋の動きを活性化する。
それほど、駅前に焼肉屋が密集している、一大焼肉テーマパークみたいな町である。

美味い焼肉、とにかくやたら美味い焼肉が食いたいときは、やはり鶴橋を目指すが、行く店というのは決まっているもので。
昔から有名な「鶴一」?
本店が火事で焼けてしまった不幸に見舞われるも見事に再生して相変らずキレイな肉を提供する「吉田」?
橋下弁護士の案内でサンジャポの青木ゆうこりんアナも訪れた「空」?
全て否!正解は「新楽井」♪

鶴橋駅から東南方面を目指して、延々と10分以上も歩かなくてはいけないのだが、そんな程度の労苦は、一口肉をくらえば雲散霧消。
誰に紹介しても納得の美味さ。
以前から、ここのハラミは最高♪だと思っていたが、先日久しぶりにいって、改めてバラの美味さに気付いた。
その他の肉も、何を食ってもとにかく美味い。やたら美味い。ひたすら美味い♪

メニューは定番の焼肉だけではない。
知り合いの中に、ここに来たら必ずユッケを食わずにおれない人もいる。
それもヘタすりゃ2杯食らってる。
ユッケをおかわりするところを初めて見たが、その気持ちも良く分かる。
生レバーも臭みが無く、たっぷりのごま油に浸されていて美味い。

ここでは、ビールを飲むよりも白飯を大盛りで思い切り食べたい。
ヘタすれば大盛り飯を2杯食ってしまえる。
…あー、こう書いてたらやっぱり焼肉が食いたくなってきた。。
それも「新楽井」のそれを。


マジで!?

2007年11月13日 | ニュースから
司会に中居さんと鶴瓶さん=NHK紅白歌合戦 (時事通信) - goo ニュース


今年の紅白歌合戦の司会に、SMAPの中居と笑福亭鶴瓶が起用されるとは驚いた!
男二人て!とビックリしたのだが、1956年に宮田輝、高橋圭三両アナで司会を担当したことがあったとのこと。
今から50年以上前のこととて、当時は女子アナ自体が少なかったこととか、今ほど女性の社会進出も無かった時代でもあり、さほど違和感は無かったものと思われるが、中居が紅組の司会とは、やはり「マジで!」と思わずにいられない。

今年は、女性司会者に適任者がいなかったということなんだろうが、それにしてもビックリである。
と、ビックリはするものの、ぶっちゃけどうでもイイ話でもある。
まあ、むりやり長澤まさみをもってくるよりは、よっぽどイイだろう。
(そんな案もあったと聞くが)
でもやっぱり、どうでもイイ話ではある。
(ほな書くなよ!)


FA戦線

2007年11月12日 | 野球
焦点はタイガース愛!虎、福留獲得の可能性について再調査(サンケイスポーツ) - goo ニュース


FA権を獲得した福留が、中日と交渉決裂となったようだ。
移籍となればメジャーと目されていたが、国内球団も視野にあるとなれば、タイガースはいかねばなるまい。
しかも、讀賣が獲得に乗り出すとなればなおさらだ。

タイガースは、先にFA宣言したカープの新井獲得に向けて動いている。
去年の“井川マネー”30億円があるとはいえ、新井に12億つぎ込めば、資金のほとんどを使ってしまうことになるが、今のオーナーはかつての久万オーナーのような“出し渋り”系ではないので、メジャー相手ならともかく国内球団相手なら、とことんイクで!という感じだ。

新井獲得に続いて福留獲得に動くとなると、タイガースファンの間でも更に賛否両論渦巻くことだろう。
曰く、「巨人と同じことするのか!」と反対する声がある。
「生え抜きの戦力を育てなアカンやろ!」と。

生え抜き選手だけでチームを編成するのは理想であり、そうあるべきである。
タイガースにも、若手選手は続々と成長してきている。
今年ブレイクした林、桜井、狩野の他、庄田や坂といった選手も活躍した。
また、浅井や赤松も期待が持てる。
中堅どころながら葛城も頑張っている。

しかし、優勝できるチームとして戦力が揃っているか?と言えば、大いに疑問である。
特に、打撃陣のテイタラクは目を覆うばかり。
チーム打撃成績は下位チームのそれであり、今年まがりなりにも優勝争いができたのも、JFKという水島新司でも描けないような超人的リリーフ陣を擁していたからである。
また、短いイニングなら安心して任せることができる中継陣がいたからであり、投手陣が良かったからこそである。

とはいえ、その投手陣も、先発投手達は甚だ心許なかった。
規定投球回数に達した投手がいなかったなど、Aクラスのチームにあるまじき事態。
最もイニング数の多かったのが、一番のベテラン投手である下柳で、その次が中継ぎとして活躍した久保田だなんて尋常ではない。

やや話がそれたが、常に優勝を争うチームであるためには補強はかかせない。
これを怠ったからこそ、90年代の“暗黒の10年”があったことを忘れてはならない。
そして何よりも早急に強化しなければならないのが打撃陣である。
広島の新井、中日の福留、どちらも獲得できれば最高の補強ができる。
彼らの加入によって、今岡の出番が無くなるとか、濱中、桜井のチャンスを奪う気か!などとヒステリックに叫ぶ声が聞こえてきそうだが、彼らの出番を守るために必要な補強を行うことに反対するのは、「贔屓の引き倒し」というものだ。
彼らには今年、十分なチャンスが与えられていた。
いや、今年に限らず去年から与えられてきた。
にも関わらず、2年続けてロクに実績をあげられなかったのは彼ら自身である。
言わせてもらえば、岡田監督もよく2年も我慢していたものだと思うくらいだ。

FA補強、大いに結構。
補強でやる気を無くすような選手は不要だ。
FAで獲得した選手で時期を稼ぎながら若手の成長を待つのが、本当に強いチームを作るために必要なことだ。
ぜひとも、新井・福留両選手いただきといってもらいたいものである。