面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

「アマルフィ 女神の報酬」

2009年08月17日 | 映画
クリスマス直前のローマ。
G8の会議に出席する川越外務大臣(平田満)を迎える準備で大忙しの日本大使館に、外交官・黒田康作(織田裕二)が着任。
彼はただの外交官ではなく、イタリアで邦人を狙ったテロが行われるとの情報に基づき、その対策を講じるという特命を帯びていたのだった。
彼の着任直後、日本人観光客からの援助要請が入る。
助けを求めたのは矢上紗江子(天海祐希)という女性。
娘と二人でローマに観光に来たが、目を離したすきに娘が行方不明になったという。
多忙を極める大使館側は、研修生の安達(戸田恵梨香)と、着任して間がなく、まだ担当職務が無い黒田に対応させる。
そこへ、紗江子の携帯に謎の男の声で電話がかかるが、イタリア語が話せない紗江子は黒田に携帯を渡す。
娘を誘拐したというその男に素性を尋ねられた黒田は、とっさの判断で父親だと名乗ってしまったことから、紗江子の“夫”として事件に深く関与することに。
誘拐犯との身代金取引が違法の国で、黒田と紗江子は敢えて犯人に指定された取引に応じるのだが、黒田は犯行がただの身代金目的では無いのではないことに気づき…

フジテレビが開局記念作品として挑んだ渾身の一作。
セット撮影も名門スタジオ・チネチッタで行われるなど、本邦初のオールイタリアロケで制作された、正に絢爛豪華な作り。
観客を、ローマ市内の旧所名跡だけでなく、世界一美しい場所とも言われる港町・アマルフィにも連れて行き、またサラ・ブライトマン自身が本人役で歌う宮殿へといざなう。
飽きさせないストーリー展開に、観光気分も満喫できる、お得な2時間モノ特番風サスペンス・ドラマ。


アマルフィ 女神の報酬
2009年/日本  監督:西谷弘  原作:真保裕一
出演:織田裕二、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市、サラ・ブライトマン、福山雅治


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