面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

8月1日のサバサバ

2007年08月03日 | 野球
8月1日水曜日。
仕事を定時に終えて会社を飛び出し、途中で夕飯にうどんをかきこみ(一応、医師の言いつけは守ってみる、厄やからね)、満員の阪神電車(ほぼ9割がた甲子園へ向かう客を乗せた列車)に飛び乗って甲子園へ。

スタンドに立ってスコアボードを見ると、なんと!
4回で既に1対4の劣勢。
投手はと見ると下柳。
今日は悪い日のようだ。

仲間が取ってくれた席は、レフトスタンドの11段目。
かなり前で、アニキ金本の背中が間近に見える。
しかし、対戦相手のヤクルト応援団のすぐ下。
負けているときに相手方応援団の近くは、なかなか不愉快だ。

4回裏のタイガースの攻撃を通路で見届けて、先に来ている仲間を探して席についた。
そして迎えた運命の(?)5回表。
先頭打者を出すも、続くリグスをゲッツーに仕留めて簡単にツーアウト。
3点差なら、今のタイガース打線ならチャンスあり。
しかしここから連打と死球で満塁にしてしまい、大きく試合のリズムが狂っていった。
続くグライシンガーの打球はこれ以上無い当たり損ないのピッチャーゴロ。
これを、何を焦ったのか下柳が1塁へ悪送球!
次打者・青木への際どい投球がボールになると、もう見るからにキモチが切れてしまっていた。

2番の田中に二塁打をかまされたところで、岩田と交代。
またこの岩田が、前回の挽回を期すべきところがピリッとしない…
ヒットに死球。
挙句には名手シーツまでエラーをして、あっという間にヤクルトのビッグイニングになってしまった。
それにしても二死走者無しから7点も入るかね、しかし。

5回終わって11対1では、さすがに逆転の期待も持ちにくい。
しかもタイガース打線は、グライシンガーの前に凡打の山を築いていく。
守りは長く、打つのは短い最悪のパターン。

さすがのアニキも、手持ち無沙汰に見える。


こうなりゃファンも、7回裏はヤケクソ風船!


ま、これだけボロ負けしたら、逆に後に引きずるものがない。
試合後の岡田監督も、機嫌が悪いとか報道陣と折り合いが悪いとかに関係なく、プレスルームの会見をキャンセルした。
広報を通して「何も言うことはないやろ」とサバサバコメント。
それでいい。

そして今日、タイガースはキッチリ…最終回のスッタモンダを考えると、そうキッチリでもないが、シッカリと勝って、甲子園を離れた。
さあ、この遠征期間に、前半戦で必要以上にボコボコにやられた広島に、キチンと落とし前をつけてもらいたい。
それが今後の鍵を握ることは明白だ。